【2024年版】Yahoo!ショッピングで効果的な販促施策9選！

日本のみならず世界的に見てもECの市場規模は拡大を続けており、数多くのECサイト・ECモールが存在しています。

その中でも、Amazon・楽天市場と並び、日本の3大ECモールと言われているのがYahoo!ショッピングです。

この記事では、Yahoo!ショッピングの特徴を解説した上で、Yahoo!ショッピングで効果的な販促施策9選をご紹介します。

Yahoo!ショッピングにおける集客経路や施策の成功事例も取り上げておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

Yahoo!ショッピングの特徴は？

日本3大ECモールとして多くの利用者がいるYahoo!ショッピングですが、Amazonや楽天市場と比較したとき、どのような特徴があるのでしょうか？

Yahoo!ショッピングの大きな特徴は以下の3点です。

• 国内1位の店舗数
• 初期費用も固定費も全て無料
• PayPayやLINEとの連携

それでは1つずつ詳しく解説していきましょう。

国内1位の店舗数

※1　流通総額は各社の報告書等からの推計
※2　ニールセンデジタル株式会社によるオンラインモール利用状況の調査より引用
※3　楽天市場 出店案内より引用

上記の表は、日本3大ECモールの流通総額・ユーザー数・店舗数を比較したものです。

ユーザー数と流通総額こそAmazon・楽天市場には及ばないものの、店舗数に関しては圧倒的な数字を誇ります。

店舗数が多いということは商品数もそれだけ多く新規参入も多いため、他店舗との差別化がとても重要になってくるでしょう。

初期費用も固定費も全て無料

楽天市場やAmazonを始めとしたほとんどのECモールでは、出店するために初期費用と月額の利用料・販売手数料などの費用がかかります。

ですが、Yahoo!ショッピングの場合、出店に際して初期費用や月額の固定費がかかりません。

さらに販売手数料も基本的には無料なので、小規模な事業者でもリスクを抑えて参入することができます。

PayPayやLINEとの連携

Yahoo!ショッピングを運営しているのは、LINEヤフー株式会社という企業です。

もとは別々の会社だったLINEとヤフーは、2021年3月の経営統合を経て2023年10月に経営統合し、日本最大級のテックカンパニーとなりました。

また、LINEヤフー株式会社はソフトバンクグループ傘下の会社でもあり、ソフトバンクとLINEヤフーの両社によって2018年6月に設立されたのが、PayPay株式会社です。

キャッシュレス化が急速に進んでいる現在、PayPayは日本最大のQRコード決済サービスとなりました。

Yahoo!ショッピングは、PayPay・LINEと経営母体が同じであることから連携したサービスが豊富に展開されています。

例えば、PayPayとLINEを連携した上でお買い物すると毎日5%のPayPayポイントを獲得できるキャンペーンなどを実施中です。

日々の生活に強く根付きつつあるQRコード決済のメリットを、Yahoo!ショッピング内で活用できるのは大きなメリットと言えますね。

Yahoo!ショッピングの集客経路

ECに限らずあらゆる販売事業において、顧客がどのような導線で店舗を訪れるのかという点を知っておかなければなりません。

特にECの場合は集客経路が数多く存在するため、売上を伸ばすためにはそれぞれの特徴を理解しておく必要があります。

そこでここからは、Yahoo!ショッピングにおけるユーザーの集客経路について詳しく解説していきましょう。

検索結果・カテゴリリスト

検索結果やカテゴリリストは、Yahoo!ショッピングでユーザーが商品を見つけるための主要な経路となっています。

膨大な商品数を誇るYahoo!ショッピングにおいて、自社の商品を上位表示させるためには、効果的なSEO対策を実施しなければなりません。

他にも、アイテムマッチといった機能を活用しながら、より多くのユーザーに自社商品を見てもらえるよう働きかけましょう。

配信メール

Yahoo!ショッピングでは、ユーザーに対して定期的にメールを配信することができます。

このメールはストアニュースレターと呼ばれており、全てのユーザーに配信されるわけではありません。

商品注文時にメールの配信を許可したユーザー、ストアのページから配信申し込みをしたユーザー、懸賞応募に伴い配信を承諾したユーザーが対象となっており、リピーター獲得の鍵を握ります。

閲覧履歴・レコメンド

Yahoo!ショッピングでは、ユーザーがクリックした商品ページが閲覧履歴として残り、いつでもすぐに確認可能です。

また、ユーザーの閲覧履歴や購入履歴をもとに、レコメンド機能がユーザーに対して商品を提案します。

お気に入りなどの機能を利用せず、一通り商品を見た後に閲覧履歴から商品を購入するというユーザーも少なくないため、この部分も集客経路であるといえます。

Yahoo!ショッピングのイベントページ

定期的に開催されるセールやキャンペーンのイベントページは、多くのユーザーが興味を示す集客ポイントです。

これらのイベントに参加することで、通常よりも多くのトラフィックを得ることができるでしょう。

イベントページに商品を掲載するためにはいくつかの基準があり、イベントごとに条件などは異なるので、必ず詳細を事前に確認しておいてください。

店舗独自のキャンペーン・イベント

Yahoo!ショッピングが開催しているキャンペーンやイベントだけでなく、店舗独自のキャンペーンやイベントを実施するのもおすすめです。

特定の期間限定セールや特典付きキャンペーンを実施することで、他店との差別化を図ることができるでしょう。

例えば毎月29日に、肉（にく）の日や服（ふく）の日として独自性のあるイベントを開催すれば、リピーターの増加にも繋がります。

Yahoo!ショッピングの販促施策おすすめ9選

ここまでの内容で、Yahoo!ショッピングの優位性や集客経路についてはご理解いただけたかと思います。

では、Yahoo!ショッピングで売上アップを図るためにはどのような販促施策が有効なのでしょうか？

Yahoo!ショッピングにおけるおすすめの販促施策は以下の9つです。

1. SEO対策を実施する
2. アイテムマッチを活用する
3. プロモーションパッケージに加入する
4. PRオプションを利用する
5. イベントやキャンペーンを活用する
6. LINE公式アカウントを運用する
7. アフィリエイトを活用する
8. クーポンを配布する
9. メルマガを配信する

それでは、一つずつ詳しく解説していきましょう。

①SEO対策を実施する

商品タイトルや説明文に検索されやすいキーワードを盛り込み、Yahoo!ショッピング内検索での表示順位を上げましょう。

また、商品注文者のうち約7割がカテゴリを経由して商品ページを訪れていると言われているため、適切なプロダクトカテゴリへの登録も忘れずに行ってください。

販売する商品がメーカー品やブランド品の場合、Yahoo!ショッピングが独自に定めているブランドコードを設定することで、ユーザーへの露出を高められます。

他にも、Yahoo!ショッピングで有効なSEO対策はいくつか存在するので、より詳しく知りたい方は以下の記事も合わせてご覧ください。

⇒Yahoo!ショッピングのSEO対策10選！検索上位を目指す方法

②アイテムマッチを活用する

アイテムマッチとは、Yahoo!ショッピング内で商品を目立たせるための課金型広告機能です。

この機能を使うと、ユーザーが商品を検索した際、検索結果画面に[PR]マークがついた状態で他商品と同じように表示されます。

アイテムマッチはユーザーがクリックすると費用が発生する仕組みなので、初期費用やアカウント開設費用は一切かかりません。

1クリック25円〜設定できるため、低予算の場合でも効果的にアイテムマッチを活用していきましょう。

③プロモーションパッケージに加入する

プロモーションパッケージとは、Yahoo!ショッピングの出店者であれば誰でも申し込みできる販促オプションです。

プロモーションパッケージに加入すると以下のような特典が得られます。

• 検索順位アップ効果
• CRMツール「Store’s R∞」提供
• 「プレミアム統計」機能提供
• 「会員向け価格」機能提供
• 加入ストア限定キャンペーンへの参加

さらに、優良店と判定されれば追加の特典が提供されるため、開店当初から加入することをおすすめします。

加入に際しては、商品販売価格（税抜き）の3%が手数料として必要です。

④PRオプションを利用する

PRオプションとは、Yahoo!ショッピング内で商品をプロモーションできる成功報酬型の広告です。

PRオプションは全出店者が利用できるわけではなく、Yahoo!ショッピングが独自の基準で利用可否を決定しています。

Yahoo!ショッピングでは、PRオプションの設定料率の高い商品が検索上位に表示されやすくなります。

商品販売価格×設定料率（%）の手数料が発生するため、PRオプションの設定料率をどれくらいに設定するのかは慎重に検討しなければなりません。

⑤イベントやキャンペーンを活用する

Yahoo!ショッピング内で定期的に開催されるイベントやキャンペーンには積極的に参加するようにしましょう。

初売り・バレンタイン・母の日・父の日・敬老の日・お中元などの季節イベントのほか、以下のようなYahoo!ショッピング独自のキャンペーンも実施されます。

これらのキャンペーンの際に商品を購入するユーザーは非常に多いため、このタイミングで店舗独自のセールや特典を打ち出してみましょう。

また、Yahoo!ショッピングが開催するイベントの専用ページに掲載されるためには条件があり、イベントごとにその内容は異なるので、必ずイベント前に確認しておいてください。

キャンペーンスケジュールに関しては、以下より詳しく確認することができます。
▶お得ガイド - Yahoo!ショッピング

⑥アフィリエイトを活用する

Yahoo!ショッピングには、Amazonアソシエイトや楽天アフィリエイトといった専用のASP（アフィリエイト・サービス・プロバイダ）はありません。

ですが、日本最大級のASPである「バリューコマース アフィリエイト」と提携しているため、アフィリエイトを活用可能です。

アフィリエイトを活用すれば、外部サイトからのトラフィックを増やし、売上の拡大ができます。

アフィリエイト報酬は店舗側が自由に設定できるため、予算に応じてアフィリエイトへの課金を検討しましょう。

⑦クーポンを配布する

Yahoo!ショッピング側が発行するクーポンも数多くありますが、店舗独自のクーポンも配布してみるのもおすすめです。

特に、ユーザーの購買意欲が高まる季節イベントやセール時に独自のクーポンを配布して、さらなる購買意欲上昇を図りましょう。

プロモーションパッケージ加入特典として利用できるCRMツール「Store’s R∞」では、目的に合わせたクーポンを簡単に発行可能です。

クーポンの利用状況を確認・分析し、次回のキャンペーンに活かすことで、購買率アップ・リピート率アップが期待できるでしょう

⑧メルマガを配信する

メルマガ（ストアニュースレター）は店舗がユーザーとコミュニケーションを取るための重要なツールです。

新商品や注目商品、クーポンの情報をメルマガで配信することで、顧客の再訪問を促せます。

ただし、メルマガは既存客に向けて配信するものなので新規顧客の獲得には向いておらず、メルマガをただ配信するだけではなく、ユーザーに対して情報を届けるためには工夫が必要です。

効率良くメルマガ配信を行うツールとしては、Yステップがおすすめです。

顧客に合わせて個別にメールを配信していた方や、さらなる効率的なリピーターの獲得をめざしている方は是非チェックしてみてください。

⑨LINE公式アカウントを運用する

お伝えしたとおりYahoo!ショッピングはLINEヤフー株式会社が運営していることから、LINEと連携したサービスが充実しています。

例えば、「LINE公式アカウント友だち追加でもらえるクーポン」もそのうちの一つで、これは最大500円OFFになるクーポンがゲットできるイベントです。

また若い世代をターゲットにしている場合、メルマガに抵抗があるユーザーも多いので、新商品情報やキャンペーン情報の案内はLINEで配信するのが良いでしょう。

弊社、EC-Consulting Japan株式会社では、LINE公式アカウント構築・運用サービスを提供しています。

イメージの共有のみをしていただければ、あとは全て丸投げで構いません。

詳しい内容や料金については、お気軽にお問い合わせください。

Yahoo!ショッピングの販促成功事例

Yahoo!ショッピングで売上を拡大させていくためには、先ほどご紹介したような販促施策を効果的に実施していかなければなりません。

Yahoo!ショッピングに特化したECコンサルティングを行う弊社では、これまでに500社以上と取引を行ってきた実績があります。

ここからは、過去に弊社でYahoo!ショッピングでの販促をサポートさせていただいた方の中から、具体的な成功事例をいくつかご紹介していきたいと思います。

1人物販×EC未経験で月商130万円達成

まずはじめにご紹介するのは、Yahoo!ショッピングで生活雑貨品を取り扱うショップを運営している布田さんの成功事例です。

布田さんの会社は中古品の買取がメインの事業で、実店舗でリサイクルショップを運営しながら、ヤフオク・Amazonなどで中古品販売をしていました。

新規で始める通販・EC店舗の立ち上げから商品の選定、ページ制作、初期のSEO対策までを弊社で一括サポートさせていただくプランをご契約いただいたお客様です。

半年間のサポートプランで、店舗開始から5ヶ月で月商100万円を突破し、6ヶ月で130万円を達成しました。

布田さんが普段取り扱うブランド中古品とは違い、ノーブランドの生活雑貨はネームバリューがないので、検索上位に表示されなければ一向に売れません。

検索上位に表示させるためには、優良配送に対応することは当然として、販売実績を積むことが何よりも重要なので、はじめのうちは赤字に近い価格で販売個数を稼ぎ、徐々に価格を上げていくという戦略が有効です。

定価販売×広告×LINEで月商20万円→145万円超

次にご紹介するのは、会社のEC事業を一任されている上野さんの成功事例です。

先ほどのケースでは、まず販売実績を積むために価格を下げていましたが、上野さんの会社では一部、卸売商品も取り扱っているので、下手に価格を下げることができません。

そこで、LINE公式アカウントを活用し、クーポン配布や在庫の入荷情報を配信する販促を実施しました。

当初、発送商品への同梱物でLINEの友達追加を促していましたがなかなか増えず、商品ページと画像を新規作成し、その日のうちにクーポンが使えるように設定し直したことで、LINEの友達は徐々に増えていきました。

広告運用代行や画像の作成も弊社で行っており、月商20万円から1年間で月商145万円を超えています。

弊社の実績に関しては以下のページで他にもご紹介しておりますので、ぜひ一度ご覧ください。

⇒実績紹介 | EC-ConsultingJapan株式会社

Yahoo!ショッピングで効果的な販促施策9選！｜まとめ

今回は、2024年最新版のYahoo!ショッピングでの効果的な販促施策をご紹介しました。

これらの販促施策を組み合わせて実践することで、売上アップ・顧客満足度アップ・リピーター率アップを目指しましょう。

• これからYahoo!ショッピングに出店予定の方
• すでに運営中のストアの売り上げを伸ばしたい方
• 新たにLINE公式アカウントを運用したい方

上記に当てはまる方はもちろん、それ以外にもEC運営について悩みを抱えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

ECコンサルのプロ集団が、あなたを徹底的にサポートいたします。