Yahoo!ショッピングのバリエーション画像とスペック値を徹底解説
2024.07.12
Yahoo!ショッピングに出店する上で、商品画像の登録は必須です。
最低限の項目のみで商品登録をすることはできますが、それではなかなか売上を伸ばすことはできず、より高い成果をあげるためには商品の登録内容を充実させていくことが必要となってきます。
ですが、どのように登録内容を充実させていけば売り上げに繋がるのかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、商品登録をレベルアップさせる方法として『バリエーション画像』と『スペック値』の設定について解説していきます。
なんとなく聞いたことのあるバリエーション画像やスペック値について、是非最後まで見て参考にしてみてください。
バリエーション画像とそのメリット
バリエーション画像とは、サイズやカラー別の選択肢と商品画像を紐付けできるストアクリエイターProの機能です。
アパレル商品やスマホケースなど、サイズやカラーなどで選択肢がある商品はバリエーション画像を設定することで訴求力が向上します。
Tシャツの場合、赤・青・黒の3つの色や、S・M・Lの3つのサイズなどの選択肢がある場合、それぞれの色やサイズごとに画像が表示されます。
バリエーション画像を設定すると、ユーザー側にもストア側にもメリットがあります。
メリット①|視覚的な選択支援
色やサイズなどの異なるバリエーションが商品にある場合、それぞれの選択肢がどのように見えるかを視覚的に示すことができます。
その結果、ユーザーが自分の好みに合ったものを選びやすくなります。
メリット②|顧客満足度の向上
バリエーション画像を公開することで、ユーザーが商品を選択する際の情報量が増え、購買決定がしやすくなります。
その結果、顧客満足度が向上し再来訪やリピート購入の可能性が高まります。
メリット③|リターン率の低下
バリエーション画像が正確に商品を表現するため、ユーザーが間違った商品を購入する可能性が低くなります。
その結果、誤った商品を返品したり交換したりする手間が減少し、リターン率が低下します。
このように、バリエーション画像を設定することはユーザーにもストア側にもメリットがあります。
少し手間がかかる設定ではありますが、売上UPのためバリエーション画像は積極的に設定するようにしましょう。
バリエーション画像の設定方法
それでは、バリエーション画像の設定方法を解説します。
事前準備として、バリエーション画像として使用する画像を「画像管理」メニューにアップロードしておきましょう。
- 商品編集画面の「在庫タイプ欄」内、「個別商品あり」を選択
- 「個別商品設定(サイズ・カラーなどのバリエーション設定)」をクリック
- 必要なオプション項目名と各項目を入力
- 画面下部の「在庫票を設定する」をクリック
- 「バリエーション画像」欄の「画像を選択する」をクリック
- あらかじめアップロードしておいた画像を検索し選択
- 各バリエーションの画像を選択
- 元の画面で「在庫数の反映・個別商品情報の登録をおこなう」をクリック
どれだけ良い商品でも、魅力が伝わらないと離脱の可能性が高まります。
サイズやカラーを選べる状態にしておくことは購入率を上げるうえで重要なポイントですので、バリエーション画像は設定しておきましょう。
スペック値とそのメリット
スペック値とは商品の詳しい仕様情報を指し、Yahoo!ショッピング内で絞り込み検索を行う際に使用されます。
スペック値を設定することで、自社の商品が絞り込み検索で表示されるようになり、ユーザーの目に留まりやすくなります。
仮にYahoo!ショッピングで半袖Tシャツを購入しようと、検索をかけたとします。すると、検索結果画面の左側に絞り込み条件の欄が選択されています。
例えば、ここで『白』を指定して絞り込みした場合、スペック値で『色;ホワイト系』を設定している商品のみが表示されます。
この時実際に白いTシャツと見た目で分かる物であっても、スペック値を設定していなければ商品は表示されません。
このように、細かなスペック指定で検索しているユーザーは意外と多いので、スペック値の設定は非常に重要といえます。
バリエーション画像と同様、スペック値を設定するとユーザー側にもストア側にもメリットがあります。
メリット①|ユーザーの期待に応える
スペック値は、ユーザーが商品に期待する性能や仕様を理解するのに役立ちます。
例えば、商品のサイズや重量を知ることで、使用するスペースや持ち運びの容易さを判断しやすくなり、購買決定の判断に繋がります。
メリット②|比較対象の基準となる
基本的にユーザーは、類似した複数の商品を比較します。
スペック値を提供することで、ユーザーは類似した商品の見た目や機能を比較しやすくなります。
メリット③|誤解や不満を防ぐ
ユーザーが商品の細かい仕様を理解していない場合、『思っていたものと違う』といった誤解や不満が生じる可能性があります。
スペック値を設定することで、ユーザーは商品の仕様を明確に理解し、商品の返品や低評価といった悪影響を未然に防ぐことができます。
メリット④|SEO対策に繋がる
スペック値を正確に設定することでユーザーが商品を検索しやすくなり、SEOの向上に繋がります。
そのため、商品が検索結果に表示されやすくなり、新規ユーザーも引き寄せられます。
バリエーション画像もそうですが、スペック値の設定は無料でできる対策である上に売上UPに繋がる重要な設定ですので、積極的に取り組んでいきましょう。
スペック値の設定方法
まず前提として、スペック値はプロダクトカテゴリーと連動しています。
プロダクトカテゴリーによって設定できるスペック値が異なるため、事前にプロダクトカテゴリーが正しく設定されているか、確認してください。
- 商品編集画面の「スペック設定(共通)」欄から「スペック値を設定する」をクリック
- 商品の仕様に当てはまる項目を選択、または入力
- 入力後に「登録」ボタンをクリックして設定完了
2.の段階で必ずしも全てを埋める必要はありませんが、できるだけ多く入力するほうが検索結果に表示されやすくなります。
どうしても手間はかかる作業になりますが、より多くの情報を登録するようにしましょう。
商品を魅力的に伝える画像のポイント5選
バリエーション画像を設定しても、その画像で魅力が伝わらなければ売上UPにはつながりません。
ここでは、商品を魅力的に伝える画像のポイント5選を紹介します。
全体がわかる写真を撮る
商品全体がわかる写真を撮ると、その商品の信頼度は格段に上がります。
ネットショッピング全般に言える事ですが、手に取って商品を見れないからこそ商品から得られる情報量が多いとユーザーは安心します。
検索順位にも影響すると言われているため、全体がわかるはっきりとした写真を撮るようにしましょう。
画像サイズを工夫する
ECショップでは『1280px × 1280px』が最も見やすいと言われています。
どのネットショップでも一般的に1280px × 1280pxを推奨しており、実際に画像を見渡してもこのサイズに設定している方が多いです。
画像サイズで迷ったら1280px × 1280pxで設定していきましょう。
利用シーンを混ぜる
画像で大事なのは
「この商品を使ったらどうなるのか」
「どんな見栄えになるのか」
などの購入後の利用シーンの想定を盛り込むことです。
そのため、商品詳細画像やバリエーション画像には、想定される利用シーンを混ぜるのがおすすめです。
利用シーンを混ぜる際は複数のシチュエーションを用意したり、背景に気を付けたりすると質の高い写真が撮れるでしょう。
スマートフォンでもチェックする
バリエーション画像の設定自体はPCで行いますが、実際のユーザーはスマホで見るケースがほとんどです。
そのため、PC画面上では見栄えが良くても、スマホで見るとテキストが見づらい、画像が小さいというケースも起こりえます。
スマホ画像に適していないと売り上げにも大きく影響してくるため、画像を設定した後はスマホでの見栄えもチェックしましょう。
光や照明を活用する
光や照明によって商品の印象は大きく変わります。
そのため、光の当て方や照明の加減はできる限りこだわっていきましょう。
また、アパレル商品等は屋外での利用頻度が高いため、日光も積極的に活用することもおすすめです。
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売上を伸ばし利益を残し続けるためには、魅力を伝える商品ページづくりが非常に重要です。
ですが、
「商品の魅力の伝え方がわからない」
「類似商品が多くて自社商品が上位表示されない」
「そもそも何から始めたらいいかわからない」
このような悩みを抱える方は多いと思います。
弊社のECコンサルティングでは、長期的に利益を出し続けるために「今何をすればよいのか、そして次は何をすればよいのか」など、常に先のゴールが見える状態で一緒に考え、課題を解決していく伴走型支援スタイルを取っています。
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バリエーション画像とスペック値を設定して効率的に売上を伸ばす方法|まとめ
Yahoo!ショッピングにおいて、より高い結果を出すためには『バリエーション画像』と『スペック値』の設定は必要不可欠といえます。
『バリエーション画像』とは、サイズやカラー別の選択肢と商品画像を紐付けできる機能です。
サイズごと、カラーごとに画像を設定することで、ユーザーに商品の利用シーンをイメージしてもらいやすくなります。
一方、『スペック値』とは商品の詳細情報のことを指し、しっかりと細部まで設定することで絞り込み検索に表示されやすくなります。
両方とも面倒な設定が必要ではありますが、売上UPに直結する重要な項目ですので、積極的に設定するようにしましょう。
よりよい商品ページづくりを心掛けてはいるものの、なかなか利益確保に繋がらないという方は、ぜひ弊社コンサルティングを検討してみてください!
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