楽天市場で商品を売るにはSEO対策が必須【上位表示のコツを解説】
2024.10.23
「楽天市場に出店しているが競合が強く、思うように商品が売れない」
「売り物には自信があるが、検索上位には表示されない」
そんなお悩みはありませんか?
自社運営のECと違って、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングはモール自体に集客力がある反面、競合が強いため、対策をせずに商品を売るのは難しいのが現状です。
この記事では、楽天市場で競争を勝ち抜き商品を売っていくためにどうしたら良いのか、必須ともいえるSEO対策に焦点をあてて解説していきます。
効果的な対策から、効率化するためのツールやサービスもご紹介していきますので、ぜひショップ運営にお役立てください。
楽天SEOとは?
楽天SEO対策とは、ECモールである楽天市場内の検索エンジン(楽天サーチ)で検索した際に、検索結果ページの上位に自社の商品を表示させるための施策です。
一般的なSEO(検索エンジン最適化:Search Engine Optimization)と考え方は同じですが、適用される場面が楽天市場内に限られます。
国内の三大ECモールの一つである楽天市場で競合に勝ち、商品を効率良く売るには、いかに自店舗の商品の露出を高めるかが大事なため、SEO対策は必須の施策です。
楽天SEO対策が必要な理由
楽天市場では、見込み客は検索からの流入が多いため、自社商品を検索結果の上位に表示させることが重要となります。
まずは、SEO対策が必要とされる理由について詳しく解説していきます。
楽天市場では検索からの流入が大きい
楽天市場では、各ショップへの流入の4割が検索からとなっており、最大の流入経路と言えます。
いくら良い商品を売っていても、ユーザーの目に触れなければ、その良さを知ってもらうことはできません。
まずは、検索結果ページの上位に表示されることで、多くのユーザーの目に触れる機会をつくることが大事です。
そして、自店舗への見込み客の流入増加から、コンバージョン率(アクセス数の中から購買に至る確率)を高めるという流れで、売上につなげていきましょう。
上位表示のためには検索キーワードの選定が重要
楽天市場のSEO対策で、特に重要なのがキーワード選定です。
商品との関連性及び人気度が基準となって、検索結果の順位が決定されています。
商品との関連性
検索キーワードと、商品名や説明文に使用されているキーワードが合致し、出現頻度が高いほどスコアも高くなります。
また、そのワードが他の商品ではあまり使われていなければ、希少性が高いと見なされ、スコアが高くなる傾向があります。
商品の人気度
検索をおこなったユーザーが、検索結果に表示された商品に対して、支持するかどうかを人気度としてキーワードごとにスコアリングされます。
人気度の基準は、検索キーワードを経由して商品がクリックされる頻度・購入される頻度によって決定されます。
どちらも検索キーワードを基準にしているため、欠かせない対策といえるでしょう。
楽天SEO対策7選紹介!
SEO対策は数多くありますが、その中でも重要性の高い項目に絞ってご紹介していきます。
特にキーワード選定がメインとなりますので、競合調査をしながら選定してみてください。
①商品名を最適化する
検索結果の表示に影響を与えるとされる項目は、主に以下の通りです。
- 商品名
- PC用キャッチコピー
- モバイル用キャッチコピー
- パソコン用商品説明文
- スマートフォン用商品説明文
- パソコン用販売説明文
この中で一番影響が大きいのが商品名です。
楽天ショップ上での商品名は、以下のように、基本となる製品名・ジャンルを示すワード・製品としての特徴やショップ対応などをキーワードとして組み合わせて決定します。
【例】
ジャンルを示すワード
チョコレート・コーヒー・日本酒・バス用品・PCアクセサリーなど
製品としての特徴・ショップ対応
訳あり品・お取り寄せ・工場直送・送料無料・クーポン配布中など
商品名は最大127文字まで入力できるため、効果的と思われる対策ワードを組み込んで、検索結果の上位に表示されるようにしましょう。
②ディレクトリIDを最適化する
ディレクトリIDは、楽天市場の中で商品がどのジャンルに該当するかを選択できる項目です。
ディレクトリIDを登録していないと、商品名やキャッチコピーなどを作りこんでいても、検索結果に表示されません。
利用される例としては、ユーザーが「バッグ」というビッグワードで検索した際に、レディースバッグ>トートバッグといったように、検索結果からジャンルを辿って商品を探していくために必要となります。
取扱商品を適切に表示させるためにも、ディレクトリIDの登録を徹底しましょう。
③商品属性(旧タグID)を最適化する
商品属性は、SEOに影響を与え売上につなげることができる項目です。
楽天市場で設定されているSKU単位は、同じ商品の色違い・入り数違い・サイズ違いのものを全て一つの商品ページにまとめて登録できます。
ユーザービリティの向上を重視した機能で、ユーザーが探している商品を見つけやすくすることが目的です。
例えば、ユーザーが「スニーカー 黒」や「スニーカー 白」で検索した際に、検索結果ページには複数のカラーを取り扱っている商品のうち該当するカラーのサムネイルが表示されます。
色違い・入り数違い・サイズ違いの商品でも販売実績やレビューを一つの商品ページに蓄積できるという利点もあるので、詳細を適切に登録しましょう。
④レビューを増やして売上実績につなげる
売上実績は、楽天SEOで上位表示に影響を与える重要な要素となります。
そして、売上実績を上げるために有効とされているのが、レビュー件数を増やすことと高評価を得ることです。
レビュー件数や評価の高さは、ユーザーが買い物する際に安心感を与え、購入の決め手へとつながります。
楽天市場では、人気商品が検索結果で優遇される傾向があるため、レビューを増やし、ユーザーが購入しやすい流れを作って、売上実績を積み上げていきましょう。
レビューを増やすためには、商品送付の際にメッセージカードなどを同封しレビューを促す、商品購入後のフォローメールを送る、レビュー特典として次回使えるクーポンを付与するなどの施策が考えられます。
⑤売り上げに繋がるキーワードの選定|サジェストワードを追加する
サジェストとは、検索枠にワードを入力した際に自動的にサジェスト(提案)される機能で、表示されるワードをサジェストキーワードと言います。
例えば、「スニーカー」と検索枠に入力した際に、自動的に「スニーカー かわいい」「スニーカー 黒」などが表示されます。
サジェストキーワードは、多くのユーザーに検索されており、サジェストで表示されたワードがそのままクリックされることも多いため、商品名やキャッチコピーに自然な形で組み込みましょう。
特に、他の商品ではあまり使われていないワードは希少性が高いため、積極的に使用しましょう。
⑥売り上げに繋がるキーワードの選定|ミドルワード・スモールワードを狙う
検索ボリュームの大きいビッグキーワードは、競合が強く売上につなげるのが難しいため、一語で狙うのはおすすめできません。
二語や三語など、複数のワードで形成されるミドルワード・スモールワードを狙いましょう。
ビッグキーワードほどの検索ボリュームはありませんが、具体性が増しており、より購入に近いキーワードと言えます。
⑦売り上げに繋がるキーワードの選定|イベントのキーワードを追加する
イベントや特定の時期で需要が増すキーワードを追加しましょう。
【例】
母の日・父の日・クリスマス・バレンタイン・ホワイトデー・お歳暮・お中元・ハロウィーン・七五三・敬老の日・夏休みなど
例えば、「クリスマス」シーズンはおもちゃなどプレゼント用品が、「バレンタイン」や「ホワイトデー」はお菓子やスイーツの需要が高まる傾向です。
こうした季節やイベントに合わせたキーワードは売上にもつながりやすいので、直前ではなく2~3か月前から対策をおこない、イベントにピークが来るようにしましょう。
楽天SEO対策をする上での注意点
ここからは、SEO対策をおこなう上で気をつけたいことついて説明していきます。
基本的なガイドラインに準拠した運営、そして実施したSEO対策が売上につながるよう、定期的な見直しを欠かさずにおこなっていきましょう。
楽天市場のガイドラインを遵守する
商品名や説明文の最適化、レビューを増やす対策は検索結果の上位表示のための重要な施策となりますが、あくまでも楽天市場のガイドラインに沿った形でおこないましょう。
キーワードの選び方は解説しましたが、同じワードを不自然な流れで多用し過ぎると、スパムとみなされる恐れがあります。
スパムとみなされると、順位が下落するなどペナルティを受ける可能性もあるため、あくまでも自然な流れで、商品名やキャッチコピーにキーワードを組み込んでいきましょう。
対策キーワードは定期的に見直す
対策キーワードは一度選定して完了ではなく、定期的に見直す必要があります。
選定後に順位が安定していたとしても、アルゴリズムやトレンドによって順位は変動するため、順位チェックや競合調査は継続することをおすすめします。
季節のイベントやセールなどに併せたキーワードの追加も、適宜おこなっていきましょう。
楽天SEO対策を効率化する
EC運営では、SEO対策だけでなく、在庫管理・お客様対応・商品発送・梱包作業など様々な業務をおこなわなくてはなりません。
ショップ運営にまつわる全ての業務を自社で完結することが難しい場合は、外注でプロの手を借りることやツールを利用することをおすすめします。
ここからは、便利なサービスやツールを利用するメリットをご紹介します。
効率的に活用して、自社に不足しているリソースやノウハウを補いましょう。
コンサルティングサービスを利用する
コンサルティングサービスでは、EC運用における課題の分析や情報収集・戦略立案など、物を売るプロの目線でサポートを受けられます。
広告費をかけ過ぎたり過度な安売りをしたりといった、目先の利益に走った施策を避けるためにも、専門家のノウハウをとり入れることは有効です。
外注費はかかりますが、売上UPまでの時間削減ができることを考慮すれば、結果的にはコスト削減につながることもあります。
中にはコンサルティングだけでなく、運営代行を請け負っている会社もあり、それぞれ依頼できる業務にも幅があります。
自分のショップ運営の課題や必要な業務を洗い出してから、外注先を選定しましょう。
チェックツールを利用する
SEO対策をおこなう上での作業効率をあげるため、チェックツールを活用しましょう。
ここでは、代表的な検索順位のチェックツールとキーワード調査ツールをご紹介します。
検索順位のチェックツール
SEO対策前と後で、順位の変動をチェックできます。
どのような対策ワードが効果的なのかをチェックでき、順位が急落している場合でも迅速に対応がしやすいという利点があります。
無料のものから有料でも5,000円程度と、とり入れやすい価格設定です。
キーワード調査ツール
サジェストワードを一括でチェックできます。
楽天市場の検索窓に、ワードを打ち込んで一つひとつ確認することもできますが、商品数によってはかなりの時間がかかるうえ、見落とすこともあるためおすすめできません。
どのワードで対策をすべきか、漏れなくチェックできる調査ツールを利用することをおすすめします。
EC-Consulting JapanのECコンサルティングサービス
EC-Consulting Japanは、これまでの取引社数500以上、売れ続けるECサイトの制作・運営・サポートをおこなっている会社です。
特に、モール型ECサイトに特化しており、スタッフ全員が現場経験者、月商3,000万円のモールストアを0から構築している現役店長が在籍していることが特徴です。
「売れる商品」や「売れるページの作り方」など、ノウハウを熟知したEC運営のプロによる伴走型のサービスを提供しています。
コンサルティングサービスでは、情報収集・分析をおこなった上で、お客様のストアに合った販売戦略で売上利益UPを可能とするご提案をしております。
売上UPだけでなく、雇用や外注化、資金管理など、サービスに無いご相談も可能です。
EC運営にお悩みの方は、個人事業主様・中小企業様関係なく受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問合せください。
楽天市場で商品を売るSEO対策と上位表示のコツを解説|まとめ
ここまで、楽天市場で効果的なSEO対策について解説してきました。
SEO対策は必須ともいえる施策ですが、その方法は多岐にわたるため、ノウハウやリソースがない状態でおこなうのは難易度が高くなります。
少しでも早く効果を出したいのであれば、必要に応じて専門家の力を借りることも視野に入れましょう。
EC-Consulting Japanのコンサルティングサービスは、初めての方やあまり予算をかけられない方でも依頼しやすい価格・柔軟に対応できるサービス内容となっています。
ぜひお気軽にご相談ください。
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