ECサイトに必要不可欠なおすすめマーケティングツール16選

ECサイトに必要不可欠なおすすめマーケティングツール16選

ECサイトの売上を伸ばすためにマーケティングツールを導入したいが、いろいろ種類があってよく分からないという人は少なくないでしょう。

この記事では、ECサイトの分析や売上アップに効果的な、おすすめのマーケティングツールについて詳しく解説します。

また導入時に注意すべきポイントについても説明しているので、マーケティングツールを導入しECサイトで成果を上げたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

①分析ツール

グラフと虫眼鏡

分析ツールとは、主に自社サイトにおけるユーザーの行動を可視化し、抽出したサイトの強みや課題をもとに、売上向上や顧客満足度向上に役立てるためのマーケティングツールです。
サイトへのアクセス数・離脱数・コンバージョン数・滞在時間などの基本的な指標に加え、ユーザーごとの行動履歴や購買傾向などのデータを収集し、分析を行います。

例えば、ユーザーがよく見ているページや離脱を招きやすい部分を明らかにして、ページのデザインやコンテンツを改善するといった使い方がおすすめです。

ユーザーがサイト内のどこを閲覧しているかを色の濃淡で可視化する「ヒートマップツール」に加えて、複数の異なるページやバナーのどちらがより成果を出しているかを比較する「A/Bテストツール」も分析ツールの一種です。

以下で分析ツール4種類の特徴を解説していきます。

  1. Google Analytics(グーグル アナリティクス)
  2. Microsoft Clarity(マイクロソフト クラリティ)
  3. Mieruca(ミエルカ)
  4. KARTE(カルテ)

Google Analytics(グーグル アナリティクス)

Google Analytics(グーグル アナリティクス)は、Googleが提供している分析に特化したマーケティングツールです。

ECサイトの訪問者数や流入チャネル・コンバージョン数・滞在時間などの確認や分析ができます。

参照元 : Google Analytics

Microsoft Clarity(マイクロソフト クラリティ)

Microsoft Clarity(マイクロソフト クラリティ)は、Microsoftが提供している分析に特化した無料のマーケティングツールです。

ヒートマップを使用し、主にECサイトを訪問したユーザーの行動分析に使われます。

参照元 : Microsoft Clarity

Mieruca(ミエルカ)

Mieruca(ミエルカ)は、株式会社Faber Companyが提供している分析に特化したマーケティングツールです。

主にSEO対策やコンテンツマーケティングに使われます。

参照元 : Mieruca

KARTE(カルテ)

KARTE(カルテ)は、株式会社ブレイドが提供している分析に特化したマーケティングツールです。

顧客データを一元管理するなど、ECサイトの運営を支援する形で使われています。

参照元 : KARTE

②MA(マーケティングオートメーション)ツール

上向きの矢印とグラフ

MAツールとは、顧客とのコミュニケーションやマーケティング施策を自動化・効率化するためのマーケティングツールです。

個々のユーザーの行動や興味関心に合わせた「One to One」のアプローチを実行し、特に新規顧客の開拓・育成に力を発揮する点でおすすめです。

具体的な機能としては、「リード(見込み客)管理」「スコアリング」「セグメンテーション」「コンテンツの自動配信」などがあります。

例えば、自社サイトを訪問したユーザーの行動を追跡し、興味関心に応じたコンテンツを適切なタイミングで自動配信したりすることが可能です。

以下でMAツール3種類の特徴を解説していきます。

  1. Customer Rings(カスタマーリングス)
  2. OmniSegment(オムニセグメント)
  3. うちでのこづち

Customer Rings(カスタマーリングス)

Customer Rings(カスタマーリングス)は、株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供しているMAに特化したマーケティングツールです。

顧客データを統合・分析し、メール配信やプッシュ通知、ポップアップなどにより一人ひとりに合わせた接客を行います。

参照元 : カスタマーリングス

OmniSegment(オムニセグメント)

OmniSegment(オムニセグメント)は、株式会社ビービットが提供しているMAに特化したマーケティングツールです。

AIを活用しており、小売・EC業界に特化している点でもおすすめです。

参照元 : OmniSegment

うちでのこづち

うちでのこづちは、株式会社E-Grant(イーグラント)が提供しているMAに特化したマーケティングツールです。

ECに特化したシナリオ設計で、マーケティング活動を効率化します。

参照元 : うちでのこづち

③CRM(顧客関係管理)ツール

虫眼鏡とグラフを眺めるミニチュア

CRMツールとは、顧客との関係を管理・強化するためのシステムやマーケティングツールのことです。

顧客の属性や閲覧・購買履歴、問い合わせ内容などを一括管理・分析し、顧客一人ひとりに最適化されたコミュニケーションやサービスを提供します。

MAツールが主に新規顧客の開拓のために使われているのに対し、CRMは既存顧客をリピーターにすることが主な役割なので、リピーター施策にお困りの方にもおすすめです。

例えば、過去の購入履歴に基づいて類似した商品をおすすめしたり、サイトの閲覧履歴から興味がありそうな商品カテゴリーのバナー広告を表示したりするなどの施策を自動化できます。

以下でCRMツール3種類について解説していきます。

  1. kintone(キントーン)
  2. HubSpot Smart CRM(ハブスポット スマートCRM)
  3. アクションリンク

kintone(キントーン)

kintone(キントーン)は、サイボウズ株式会社が提供しているCRMに特化したマーケティングツールです。

顧客管理や購買履歴の管理・問い合わせ対応の効率化、販促品や在庫の管理など、幅広い機能を活用できるクラウド型CRMです。

参照元 : kintone

HubSpot Smart CRM(ハブスポット スマートCRM)

HubSpot Smart CRM(ハブスポット スマートCRM)は、HubSpot Inc.が提供しているCRMに特化したマーケティングツールです。

ECサイト上の顧客の行動を把握し、効果的なマーケティング施策を実行することに適しています。

参照元 : HubSpot Smart CRM

アクションリンク

アクションリンクは、株式会社ファブリカコミュニケーションズが提供しているCRMに強いマーケティングツールです。

データの活用により、顧客一人ひとりへの最適なメッセージ配信を自動化します。

参照元 : アクションリンク

④カゴ落ち対策ツール

空のショッピングカート

「カゴ落ち」とは、ECサイトのカートに商品を入れたまま画面を離れるなどして離脱されてしまうことを指しますが、そのカゴ落ち対策としておすすめなのが「カゴ落ち対策ツール」です。

カゴ落ち対策を行うマーケティングツールでは、例えば離脱したユーザーに対して「買い物の続き」メールをURL付きで送付するなどのアクションを自動で行います。

「カゴ落ち」を防ぐことは売上アップに直結するので、即効性があるマーケティングツールだと言えるでしょう。

以下でカゴ落ち対策ツール2種類について解説していきます。

  1. CART RECOVERY(カートリカバリー)
  2. NaviPlusリタゲメール

CART RECOVERY(カートリカバリー)

CART RECOVERY(カートリカバリー)は、株式会社イー・エージェンシーが提供しているカゴ落ち対策に特化したマーケティングツールです。

顧客へのリマインドメールの他に、メール未登録の新規ユーザーにもアプローチできる「カゴ落ち広告」や「リクエストメール機能」を搭載しています。

参照元 : CART RECOVERY

NaviPlusリタゲメール

NaviPlusリタゲメールは、株式会社DGビジネステクノロジーが提供しているカゴ落ち対策に特化したマーケティングツールです。

ユーザーごとに最適化されたOne to Oneメールで、購入を後押しします。

参照元 : NaviPlusリタゲメール

⑤Web接客ツール

インカムを装着したオペレーターの女性

Web接客ツールとは、サイトを訪れたユーザーをサポートし、離脱を防いだりコンバージョン率(CVR)を向上させたりするためのマーケティングツールです。

Web接客ツールには、大きく分けて「ポップアップ型」と「チャット型」の2つがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。

ポップアップ型
ポップアップ型のWeb接客ツールは、ユーザーの行動に合わせてスマホやパソコンの画面にお得な情報(クーポンやセール情報)などを表示するタイプのツールです。
チャット型
チャット型のWeb接客ツールは、チャットによりユーザーとリアルタイムでコミュニケーションを取れるツールです。
サイトの画面に小さなチャットウィンドウが表示され、ユーザーが相談や質問をすると、即座に有人オペレーターまたはチャットボットが応答します。
ユーザーの疑問が即時解決できる点でもおすすめです。

以下でWeb接客ツール2種類について解説していきます。

  1. Sprocket(スプロケット)
  2. MATTRZ CX(マターズCX)

Sprocket(スプロケット)

Sprocket(スプロケット)は、株式会社Sprocketが提供しているポップアップ型のWeb接客マーケティングツールです。

外部システムとのデータ連動や、顧客個人の傾向分析を重視する方におすすめです。

参照元 : Sprocket

MATTRZ CX(マターズCX)

MATTRZ CX(マターズCX)は、Mattrz株式会社が提供しているWeb接客マーケティングツールです。

ポップアップとチャットボットの両方の機能を併せ持ち、コンバージョン率の向上に貢献します。

参照元 : MATTRZ CX

⑥レコメンドエンジン

グッドの文字が書かれたハートを持つ手

レコメンドエンジンとは、ユーザーのサイト閲覧履歴や購買履歴などに基づき、最適な商品や情報を「おすすめ」として表示するマーケティングツールです。

導入することで、コンバージョン率や客単価の向上が期待できます。

以下でレコメンドエンジン2種類について解説していきます。

  1. NaviPlusレコメンド
  2. さぶみっと!レコメンド

NaviPlusレコメンド

NaviPlusレコメンドは、株式会社DGビジネステクノロジーが提供しているレコメンドエンジン型マーケティングツールです。

ECサイトに「おすすめ」やランキングなどを簡単に表示できるサービスです。

参照元 : NaviPlusレコメンド

さぶみっと!レコメンド

さぶみっと!レコメンドは、株式会社イー・エージェンシーが提供しているレコメンドエンジン型マーケティングツールです。

長い歴史と豊富な導入実績を持つサービスで、ユーザーごとにおすすめを最適化したレコメンドを表示します。

参照元 : さぶみっと!レコメンド

マーケティングツール導入時に注意すべきポイント

感嘆符のマーク

マーケティングツールを導入する際には、注意しておくべきポイントがいくつかあります。

ツールの導入は決して安い買い物ではありません。後で後悔しないためにも、次のようなポイントを押さえておきましょう。

  • 競合他社との違いは何か
  • サポート体制は整っているか
  • 自社に合っているか
  • プロのアドバイスを聞く

競合他社との違いは何か

ほとんどのマーケティングツールには、同一ジャンルに多くの企業が参入しており、それぞれのツールに強みや弱みがあります。

また、課金方法など料金体系もさまざまです。ツールを導入する際には、同一ジャンルから2社以上を比較検討することをおすすめします。

サポート体制は整っているか

マーケティングツールを導入したものの、操作方法でよく分からないことが出てきたり、思わぬトラブルに見舞われることはよくあります。

安定的に運用するためには、ベンダーのサポートが欠かせません。ツールを選ぶ際には、サポート体制が整っているかどうかも、よく確認しておきましょう。

自社に合っているか

マーケティングツールを導入するときは、自社の事業内容や課題に合っているかを確認することが大切です。

確認を怠ると、実際にツールを導入した際に、必要とする機能が不十分だったり、逆にオーバースペックでコストパフォーマンスが悪かったりということになりかねません。

また使ってみた結果、自社には合わないことが分かったというケースなども考えられるので、導入時には解約方法についてもよく確認しておきましょう。

プロのアドバイスを聞く

注意すべきポイントは何となく分かったが、マーケティングツールの良し悪しやコスパを判断できるだけの経験がなく、不安を拭えないという人もいるのではないでしょうか。

自社のリソースだけで対応するのが難しい場合は、プロのアドバイスを聞くのもひとつの方法です。

EC-Consulting Japanは、収益が出るECサイトの制作・運用に特化したコンサルティング会社で、過去2,000社以上の支援から蓄積されたノウハウがあります。
実際に複数のECサイトを自社で運営し、現場経験に基づく再現性の高いノウハウを日々ブラッシュアップし続けているので、貴社の課題を解決するためのベストなご提案が可能です。

マーケティングツールの導入を検討している方や、業務効率化をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

ECサイトに必要なマーケティングツールまとめ

この記事では、ECサイトの分析や売上アップに効果的でおすすめできる6つのマーケティングツールについて、詳しく解説してきました。

また、具体的なサービスの実例や、導入にあたって押さえておくべきポイントも紹介しています。

ECサイトで成果を上げるためには、今やマーケティングツールは不可欠と言えるでしょう。

しかし、ツールの種類や機能はたくさんあり、参入している企業もさまざまなので、自社に適切なツールを選ぶのは簡単なことではありません。

自社のECサイト事業を伸ばすために有効なマーケティングツールを探している方には、EC-Consulting Japanのサポートを受けることをおすすめします。

豊富な現場経験に基づき、貴社の抱える課題を豊富な実績と専門家としての知見から解決します。

ECサイトの売上アップ実現の相談はこちらkeyboard_arrow_right

記事の監修者

EC-Consulting Japan株式会社 代表取締役社長

松下 直人

松下 直人

会社員時代に個人輸入した商品をネットで売ったことがきっかけで、EC事業に目覚める。
その後輸入から販売までのフローを組織化し、EC-Consulting Japan株式会社を創業。
現在は自社で複数のネットショップを運営しながら、自信の経験と自社の成功&失敗事例を元に、副業の個人から中小零細企業まで幅広くサポートしている。

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