楽天市場における回遊率について解説!回遊率を上げる方法も紹介
2024.08.27
ECサイトでショップを運営している方であれば、「回遊率」というワードを一度は耳にしたことがあるかと思います。
なんとなく言葉の意味は知っていても、それがなぜ重要なのか、どうすれば回遊率を上げることができるのかという点を知らないままショップを運営しているのは非常にもったいないです。
そこで今回の記事では
「楽天市場での売り上げをもっとアップさせたい」
「回遊率について詳しく知ってショップを改善させたい」
と考えている方のために、回遊率についての詳しい解説はもちろん、回遊率を効率的に上げる方法やその重要性についてもまとめているので参考にしてみてください。
楽天市場における回遊率とは
楽天市場における回遊率とは、一人のサイト訪問者が同じショップ内でどのくらいのページ数を見ているのかを示す指標のことです。
一般的に以下のような計算式で計測が行われています。
回遊率=閲覧数(PV数)÷訪問数(セッション数)
最初に見ていたページから、同じショップ内の別のページをいくつも閲覧していくことで回遊率が上がっていくという仕組みです。
サイト訪問者が数多くの商品ページを見回っている状態のことを「回遊率が高い」と言い、一方、サイト訪問者がショップ内のページを見て回らず、すぐに離脱してしまう状態のことを「回遊率が低い」と言います。
訪れたお客さんにできるだけ多くの商品ページを閲覧してもらうことは売り上げアップに繋がります。
また、回遊率が高いサイトはお客さんのニーズに合ったものを提供できていると判断され、検索エンジンにて上位表示されるため、楽天市場を運営するものにとって回遊率は意識すべき指標なのです。
楽天市場で回遊率が重要とされる3つの理由
先ほども述べた通り、回遊率が高い・低いというのはECサイトを運営する方にとっては気にしなければいけないポイントです。
楽天市場における回遊率がどういうものなのかが理解できたところで、次はその重要性について解説していきます。
売り上げに影響するから
楽天市場において回遊率が重要視される一番の理由は、ショップの売り上げ増加に影響するからです。
回遊率を高く維持できれば、訪問したユーザーがショップ内のいろんな商品を閲覧してくれることになるので、購買意欲の向上を狙うことが可能です。
思うように売り上げが伸びず、どこを改善すべきなのかと悩んでいる方は、回遊率に焦点を当ててショップづくりをすることをおすすめします。
競合他社との差別化を図ることができるから
次に、楽天市場に数多くいる競合他社と差別化を図れるという点です。
楽天市場には非常に多くのショップが存在しているので、自社商品によく似ている商品もあります。
そんな中、回遊率の高いショップづくりに成功すれば、以下のようなプラスのイメージを持ってもらえます。
- 魅力的な商品がたくさんある
- 自分にとって有益な情報を得ることができる
- お得なセールが行われている
- スムーズに商品を閲覧できる
このように個性を打ち出し、ショップに魅力を感じてもらうことで競合他社と差をつけることが可能です。
顧客満足度をアップさせることに繋がるから
回遊率を上げることは、顧客満足度の向上にも繋がっていきます。
自社のショップ内で商品を複数見て回った時に、求めていた商品が見つかったり有益な情報が得られたりといった体験をすることでお客さんの満足度が上がり、自社ショップに対してとても良い印象を与えることができます。
また、回遊率を意識して作られたサイトというのは見やすさや使いやすさという点でも印象に残り、結果としてショップのリピーター獲得に繋がる可能性が高いです。
楽天市場で回遊率を上げる3つの方法
「売り上げや顧客満足度アップのために回遊率を上げたい!」と考えている運営者の方は多いと思いますが、具体的にどんな施策を実行するのが効果的なのかが知りたいところですよね。
ここでは、楽天市場で回遊率を効率的に上げるための4つの方法について詳しく解説していきます。
興味を引くバナーを配置する
最も効果的と思われる施策は、自社商品に関連するバナーを設置することです。
特に効果的なバナーの例として以下の4つが挙げられます。
- 現在見ている商品とサイズの異なる商品バナー
- 現在見ている商品に関連する商品バナー
- 現在見ている商品と同じカテゴリーの商品バナー
- セールやキャンペーンなどの特集ページへ誘導するバナー
見ている商品との関連性が高いものやおすすめ商品など、現在のページからついつい遷移したくなるバナーを設置するのが効果的です。
商品ページをいろいろと見ている時は、ユーザーにとって最も購買意欲が高まっていると言えます。
現在閲覧している商品と似ている商品やセール商品に関するバナーを目立つ位置に配置することでユーザーの目に留まりやすくなり、クリックしてもらえる可能性が高いです。
「普段より安いならこの商品も」「こっちのサイズも見てみよう」といろんなページを閲覧してもらうことができ、結果的に回遊率がグンと上がります。
また、バナーを表示する位置や説明文もとても重要です。
目に留まりやすい位置に配置したり、目を引くデザインや分かりやすいワードを使うことで、多くの人にクリックしてもらう工夫をすると良いでしょう。
カテゴリー分けを正確にする
自社の商品を正確にカテゴリー分けすることも大切です。
取り扱っている商品のジャンルが多岐に渡る場合、適切なカテゴリー分けをせずにショップを運営していると、探している商品がなかなか見つけられず、ユーザーが不便に感じてしまいます。
「商品がなかなか見つからない」という印象を持たれてしまっては、その時点でユーザーがショップから離脱する可能性が高く、なおかつ今後のリピートも期待できないため、回遊率の低下が予想されます。
自社のショップに訪れてくれたユーザーが快適にショップを見て回れるよう、商品は全て適切にカテゴリー分けをして対策をしてください。
トップページを充実させる
ショップの顔となるトップページの情報も充実させましょう。
ショップに訪れたユーザーの多くは、まずはじめにトップページから閲覧することになります。
トップページを一目見て、「どこに何の情報が載っているのか」「魅力的なサービスや商品はあるか」などといった情報が分かりにくいと、ユーザーが早期に離脱する可能性が高いです。
ユーザーの離脱を回避するためには、トップページに新商品・おすすめの商品・セール商品の情報を表示したり、サイト自体をオシャレで見やすい構成にするなどして、ユーザーに興味を持ってもらえるような工夫をするのが効果的です。
楽天市場での回遊率を確認する方法
楽天市場内では、「回遊率」を数値として確認できません。
しかし、楽天市場のショップ運営者が使える店舗運営システム「RMS」で閲覧数と訪問者数を確認することは可能なので、記事の冒頭で紹介した計算式を利用して回遊率を求めることが可能です。
閲覧数や訪問者数の確認方法は以下の通りです。
- RMSのページで「アクセス分析」をクリックする
- 「商品ページ」から「回遊」のタブをクリック
ここでは他にも「滞在時間」「直帰数」「離脱数」などもチェックできるので、売り上げアップやサイト改善のための対策に役立つでしょう。
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楽天市場における回遊率について解説!回遊率を上げる方法も紹介|まとめ
今回は、楽天市場における回遊率の解説と、その回遊率を上げるために効果的な方法について紹介しました。
回遊率とは、一人の閲覧者が同じショップ内でどれくらいのページを見て回ったかを示しているものであり、売り上げや顧客満足度に大きく影響するということが分かりました。
現在までその点を意識せずにショップを運営していたのであれば、回遊率を上げるために、今回紹介した「バナーの位置」「カテゴリー分け」「トップページの充実」に重点を置いたショップ作りを実施してみましょう。
自社で分析や改善を行ってもなかなか結果が出ない場合は、経験豊富なプロに依頼してみるのも有効な手段の一つなので、ぜひ検討してみてください。
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