【徹底解説】楽天市場で売上を伸ばす商品登録方法と手順について
2024.08.27
「楽天市場に出店しているけれど、なかなか商品を選んでもらえない」
「楽天市場の商品登録ってどうやったら簡単にできるの?」
楽天市場の店舗担当者の方の中には、このように商品登録についての不安や疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、楽天市場で売上を伸ばすための商品登録方法と手順について詳しく解説していきます。
楽天市場で売上を伸ばしていきたいと考えている店舗担当者の方は、ぜひ参考にしてください!
楽天市場商品登録で必須なRMS
楽天市場に出店するうえで必須なのが、RMS(Rakuten Merchant Server)です。
RMSとは、店舗構築や受注管理からデータ分析までできる多彩な機能を備え、商品登録をはじめさまざまな業務を一元化してくれるシステムです。
RMSを利用することで、店舗運営に関するあらゆる業務をワンストップで対応することが可能になります。
RMSで利用できる主な機能は以下の通りです。
店舗構築機能(R-Storefront) | PC版とアプリ版があり、商品のレイアウトやポップの配置などの店舗内作業をWeb上で完結できる機能 |
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受注管理(R-Backoffice) | 受注作業やサービスメールの一斉送付・帳票作成など、受注管理を効率化できるように作業を一元化できる機能 |
データ分析(R-Karte) | アクセス数や検索キーワード・ページ別の転換率などが確認でき、データ確認・分析をサポートしてくれる機能 |
楽天市場で個別に商品登録する方法
楽天市場での商品登録方法は、個別登録と一括登録の2つの方法があり、どちらもRMSへログインして作業を進めていきます。
個別登録と一括登録は、取り扱う商品数によって使い分けていくと良いでしょう。
まず最初に個別登録時の商品情報入力のポイントについて解説していきます。
商品管理番号
商品管理番号とは事業者が任意に設定する管理番号のことで、楽天市場以外の自社ECサイトや、ほかのECモール店舗での在庫の共通管理を目的として設定します。
例えば、他のECモール店舗で商品が売れたときに、商品管理番号を設定しておくことで、リアルタイムで自動処理が可能となるため、在庫切れの状態で販売を継続してしまうといったトラブルを防ぐことができるのです。
そのため、楽天市場だけで販売する場合には設定しなくてもよいでしょう。
商品名
検索結果画面や商品ページで表示される商品名はとても重要です。
商品名は127文字まで入力可能ですが、ユーザーがスマートフォンから閲覧した場合には最初の30文字程度しか表示されないため、前半に重要なキーワードを入れておくことが大切です。
商品名は自由に決めることができますが、商品ジャンルごとに一定のルールがあるため、事前に確認しておきましょう。
ルールについては「商品名登録ガイドライン」に記載されています。
販売価格・表示価格
楽天市場では、販売価格と表示価格それぞれを設定できます。
販売価格とは楽天市場における売値のことで、表示価格とは定価や希望小売価格のことです。
ユーザーは販売価格と表示価格どちらも確認することができるため、元値との差額をアピールすることができ、お得感を感じてもらいやすくなります。
ただし、表示価格を不当に操作することは禁止されており、定価であれば一定期間その値段で販売されていた実績、希望小売価格であればメーカーサイトやカタログ上での表示などの客観的な根拠を提示できる必要があります。
トラブルに繋がらないためにも、しっかりと根拠を示せる表示を徹底するようにしましょう。
商品登録情報
商品登録情報は、商品管理に必要な全商品ディレクトリIDや表示先カテゴリなどのことです。
全商品ディレクトリIDは楽天市場内でのカテゴリ、表示先カテゴリは店舗内でのカテゴリとして表示されます。
カタログIDにはJANコードを入力しますが、カタログIDがない商品の場合には理由選択が必要です。
項目選択肢別在庫用
楽天市場では、同じ商品にサイズや色展開がある場合、別のものとして管理するシステムを採用しているため、サイズや色などの最小単位ごとに設定する項目である「項目選択肢別在庫用」への入力が必要です。
正確な在庫管理ができるように、同じ商品であっても、横軸と縦軸2つの項目を設定して「サイズ」「色」といった項目を入力しましょう。
商品別ポイント変倍情報
楽天市場では、全商品一律のポイントとは別に、商品単位でポイント変倍率を設定することができます。
うまく活用することで、販促を促す効果が期待できます。
楽天市場で一括商品登録する方法
多数の商品をまとめて登録する必要がある場合は、個別登録ではなく一括登録を利用するととても便利です。
ただし、利用するには有料オプションへの加入が必要となり、月額11,000円(税込)がかかります。
一括商品登録を利用する際はRMSにログインしてオプションサービスの利用申し込みが必要です。
また、CSVファイルをダウンロード・アップロードするためのFTPソフトも事前に準備しておきましょう。
ここからは、実際の商品登録のステップについて解説していきます。
商品画像のR-Cabinetへのアップロード
まずはR-Cabinetに商品画像をアップロードしていきましょう。
RMSの「メインメニュー」→「店舗設定」→「画像・動画登録」→「画像管理」と進みます。
ドラッグアンドドロップでアップロードが可能です。
CSVフォーマットのダウンロード
続いて、RMSの店舗管理の商品ページ設定から「CSV登録」を選択します。
フォーマットは以下の3つがありますので、登録する商品によって選びましょう。
通常在庫タイプ | 項目選択のない商品を登録する |
---|---|
項目選択別在庫設定タイプ | サイズ別やカラー別など、タイプ別に在庫設定する |
詳細タイプ | すべての項目を設定できる |
商品情報の作成
フォーマットをダウンロードしたら、各項目を入力していきます。
各項目には文字数の上限や形式が決まっているため注意しましょう。
フォーマットのタイプによってファイル名の変更が必要ですが、1つのファイルで複数商品を編集できるため、工数削減につながります。
サーバーへのアップロード
フォーマットが作成できたら、楽天ゴールドの「/ritem/betch/」に作成したファイルをアップロードして完了です。
アップロードに失敗した場合は「/ritem/logs/」を確認すると失敗した理由がわかります。
売上アップに繋がる商品登録のポイント
商品登録の方法についてみてきましたが、ただ商品を登録していくだけでは売上を伸ばすことは難しいのが実情です。
売上につなげる商品登録のポイントについて紹介していきます。
商品名を工夫する
商品登録で重要なことの1つが、商品名を工夫することです。
ユーザーは商品を探しているときに、数多くの出品店舗から商品を比較検討して購入するかどうかを決めていきます。
たくさんある競合商品の中からユーザーの手を止めてもらうためには、シンプルでわかりやすい商品名であることがとても大切なのです。
先程もご紹介したように、商品名は最大で127文字入力できますが、スマートフォンのユーザー向けには30文字程度しか表示されません。
そのため、ユーザーが商品をイメージしやすくなるように、商品の特徴を効果的に30文字以内に盛り込んでいくことがポイントです。
複数の商品画像登録をする
楽天市場では、最大20枚の商品画像を登録することができます。
ECサイトからの購入は、実際に商品を手に取ってみることができないため、多くの情報を読み取れるような魅力的な写真を掲載していることが重要です。
最低6枚は商品画像を設定し、ユーザーが気になるポイントやディテールを、写真からも確認できるようにしておきましょう。
楽天SEOを意識する
楽天SEOとは、楽天市場内での検索結果画面で上位表示されるようにする施策のことです。
楽天のSEOにおいて検索対象となる商品情報項目は以下が挙げられます。
- 商品名
- 商品番号
- PC用キャッチコピー/モバイル用キャッチコピー
- PC用商品説明文/スマートフォン用商品説明文
- PC用販売説明文
- カタログID
- ショップ名
- ジャンル名
中でも、最もSEO対策に重要なのが商品名です。
商品名は以下のように重要な情報から順に入力するようにしましょう。
- 固有の商品名
- 商品ジャンルを示すビッグワード
- 外せない商品の特徴
- 外せない店舗の特徴
また、適切なサジェストキーワードを追加したり、競合商品で上位表示されているキーワードを追加したりすることも意識しましょう。
商品登録ならEC-Consulting Japanにお任せ!
これまで紹介してきたように、楽天市場での売上を伸ばしていくためには、ポイントを押さえて商品登録していくことがとても重要です。
これは楽天市場に限らず、他のECモールでも同じことが言えます。
しかし、店舗運営者の方にとって商品登録に十分な時間がかけられなかったり、登録作業が大変だと感じたりしている方も多いでしょう。
Yahoo!ショッピングの商品登録作業でのお困りごとは、ぜひEC-Constlting Japanにご相談ください。
コンサルティング実績豊富な専門家が、あなたの店舗の課題に合わせた効果的な商品登録方法をアドバイスいたします。
自分達だけではなかなか売上が伸ばせなかった店舗でも、プロのアドバイスを取り入れることで期待以上の成果を実感していただけます。
楽天市場で売上を伸ばす商品登録方法と手順について|まとめ
今回は、楽天市場の商品登録方法とポイントについて解説してきました。
商品登録は手間や時間がかかる大変な作業ですが、効果的な手順でポイントを押さえた商品登録をしていくことで、売上アップに繋げることができます。
楽天市場での商品登録を効率的に行うことができるようになると、他のECモールや自社ECサイトでの商品展開にも力を入れていける余裕をもつことができるでしょう。
今回ご紹介した楽天市場だけではなく、Yahoo!ショッピングでの商品登録でも同じようにお悩みや心配事がある方は、ぜひ一度EC-Consulting Japanにお問い合わせください。
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