ボーナスストアPlusとは?参加費用・料率の決まり方と、赤字にしない出方を解説
この記事の結論
ボーナスストアPlusは、Yahoo!ショッピングのお客様に+5%または+10%のポイントを出すことで、絞り込みの対象に入り、イベント日の土俵に上がるための販促です。
- 出るべき日: 5のつく日、日曜、大型イベント。全部の日に出る必要はありません
- 費用の目安: +5%で売上の約12%、+10%で約17%(プロモーションパッケージ3%と参加料率約4%を含む当社の試算)
- 一番の落とし穴: 平均のPRオプション料率が高いと、参加料率も上がります。全商品に一律でPRをかけていた店では、参加料率が27%になった例がありました
- 判断の基準: その日の利益ではなく、販売実績が検索順位に返ってくるかで決めます
- 最初の1回: まず+5%で、希望日を含むセットに申し込みます
| 項目 | 内容 | 出どころ |
|---|---|---|
| 検索の絞り込み | 127万件が6分の1ほどに減った例 | 当社セミナーの実測 |
| 参加店の売上 | 不参加店の1.2〜1.5倍 | 当社の支援現場の目安 |
| 最低の参加料率 | 7%前後(参加料率約4%+プロパケ3%) | 支援先の記録 |
| 高い店の参加料率 | 17%以上、21%、27%の例 | 支援先の記録 |
| イベント日の伸び | 5のつく日 約2.5倍、大型イベント 約8倍 | 当社が運営していたストアの記録 |
※数字は当社の記録にもとづく目安で、効果を保証するものではありません。料率はストアごとに異なります。
ボーナスストアPlusとは
ボーナスストアPlusとは、お客様へのポイント還元をストアが負担して参加する、Yahoo!ショッピングのストア限定の販促企画です。
以前は「倍!倍!ストア」という名前で、2024年2月に今の名前になりました。
用語を3つだけ押さえると、この先が読みやすくなります。
- ボーナスストア: キャンペーンの対象ストアのこと。対象のストアで買うと、キャンペーンのポイントが上乗せされます
- ボーナスストアPlus: ボーナスストアの中で、+5%または+10%を一律で上乗せするストア
- 参加料率: 参加する日に、PRオプションとして最低限かかる料率。ストアごとに指定されます
| 比較する点 | ボーナスストアPlus +5% | ボーナスストアPlus +10% |
|---|---|---|
| ポイント原資 | 売上の5%をストアが負担 | 売上の10%をストアが負担 |
| 必要な条件 | プロモーションパッケージ加入、PRオプションの権限 | 同じ |
| 向いている店 | 初めて参加する店、利益率が普通の店 | 粗利に余裕がある店、大型イベントで勝負する店 |
PRオプションの権限は、月11万円以上の売上を一度でも作ると、翌月の中旬ごろに付きます(当社の支援先の記録)。
つまり開店したばかりの店は、すぐには参加できません。0から始めると、本格的にキャンペーンへ参加できるのは約3か月後です。
なぜ参加するのか:絞り込みで競合が消えるから
ボーナスストアPlusの一番の価値は、ポイントそのものより検索の絞り込みにあります。
ポイントをたくさん欲しいお客様は、検索結果を「ボーナスストア」で絞り込みます。すると、参加していないページは画面から消えます。
| 検索の例(当社の実測) | 絞り込む前 | 絞り込んだ後 |
|---|---|---|
| ビッグワード | 約120〜130万件 | 約22万件(約6分の1) |
| あるカテゴリ | 約226,000件 | 約46,000件 |
| 狭いジャンル | 数百件 | 22件、35件まで減った例 |

ポイント還元率の高いところから買いたい人は、絞り込むんです。120万件、130万件出てるキーワードでも、絞り込むと22万件。6分の1です。
価格競争を仕掛けてきてしんどかったあの人のページも、絞り込むと出てこないかもしれない。
値下げの限界まで下げている型番商品の店は、そもそも参加料率を払えません。
当社は毎月リサーチしていますが、そうした商品群はボーナスストアに参加しておらず、絞り込むと誰もいなくなることがあります。
値下げより、値上げして参加した方がうまくいくことがある
価格競争に巻き込まれている店ほど、少し値上げをして、その分を参加費に回した方が利益率が上がった例が多くあります。
お客様は「安い商品」だけを探しているわけではありません。ページが作り込まれていて、優良配送で、ポイントが返ってきて、クーポンも使える。
そうなると「100円高くても実質は同じだ」と判断されます。
実績が検索に返ってくる
Yahoo!ショッピングは、直近の販売実績が検索順位に効きやすいモールです。
お客様の80%は上位30〜50商品しか見ていないので、実績もレビューもない商品は、検索だけでは見つけてもらえません。
だからこそ、集客力のあるイベントに乗って実績を作ります。支援の定番の流れは次のとおりです。
- 月11万円を超えて、PRオプションの権限を取る
- PRオプション、ボーナスストア、アイテムリーチで半年間、販売実績を積む
- イベントに乗る
- 7か月目以降に検索の上位に入り、月100〜200万円のベースを作る

イベントに乗らないなら、モールに出している意味がないとまで僕は言っています。利益率にこだわってイベントに出ない店ほど、売れません。
費用はいくらかかるのか
費用は3つの合計です。
- プロモーションパッケージ: 売上の3%
- PRオプションの参加料率: ストアごとに指定(最低で約4%の例が多い)
- ポイント原資: 売上の5%または10%

| 売上100万円の場合 | +5%(料率が低い店) | +10%(料率が低い店) | +5%(平均PRが高い店) |
|---|---|---|---|
| プロモーションパッケージ | 3万円 | 3万円 | 3万円 |
| 参加料率 | 4万円 | 4万円 | 14万円 |
| ポイント原資 | 5万円 | 10万円 | 5万円 |
| 合計 | 12万円(12%) | 17万円(17%) | 22万円(22%) |
※当社の試算です。「平均PRが高い店」は、参加料率とプロパケの合計が17%の例で計算しました。決済手数料などは含みません。
支援先の実例では、PRオプションの下限が7.7%で、+5%に参加し、売上200万円の場合、直接かかる費用は12.7%の25.4万円でした。
ただし、このPRオプションは検索で買うための主力の広告でもあったので、実質の追加負担はポイント原資の10万円という見方ができます。
ここが大事なところで、すでにPRオプションを同じ料率でかけている店なら、追加の負担はポイント原資だけに近くなります。
逆に、PRをほとんど使っていない店は、参加日だけ料率が上がるので、その分が丸ごと増えます。
参加料率は「平均のPRオプション料率」で決まる
ここを知らずに損をしている店が、とても多いです。
- 参加料率は、ストアの平均のPRオプション料率に影響されます
- PRをほとんど使っていなかった店は、最低の料率で参加できます
- なんとなく10%平均でかけていた店は、17%以上になっていました
- 21%になっている支援先もありました
- 平均のPRオプション料率を下げると、参加料率も下がります
- やる前の状態: 住宅設備の部品を扱うストアで、利益率は10%未満。全商品に一律でPRオプション20%とポイント10%をかけた結果、参加料率が27%、販売手数料と合わせて38%になっていました
- やったこと: 一律の設定をやめ、売れている一軍の商品だけをアイテムマッチで改善しました
- 結果: 参加料率は約9%まで下がり、半年で利益率は27%に上がりました(17ポイントの改善)
- 松下の一言: 売上が伸びないのではなく、気づかないうちに料率で利益を出していた典型です。一括設定は楽ですが、その楽さの代金はかなり高いです
エントリーした日は、自動で参加料率まで上がる
よくいただく質問です。
全体のPRオプション料率を下げても、エントリーしている日は自動で参加料率まで上がります。
参加料率より下がることはないので、ペナルティにもなりません。特別な作業も要りません。
逆に言うと、エントリーした日だけ料率を下げることはできません。
元が取れる売上の目安を、粗利率別に計算する
参加の判断では、「何倍売れたら、参加しない日と同じ利益になるか」を出します。

| 粗利率(販促費の前) | +5%(費用12%) | +10%(費用17%) |
|---|---|---|
| 40% | 約1.4倍 | 約1.7倍 |
| 30% | 約1.7倍 | 約2.3倍 |
| 25% | 約1.9倍 | 約3.1倍 |
| 20% | 約2.5倍 | 約6.7倍 |
※当社の試算です。計算式は「粗利率÷(粗利率-費用率)」です。
当社の現場の目安では、参加店の売上は不参加店の1.2〜1.5倍です。イベント日の売上だけで見ると、この表の倍率に届かない店も多いです。
それでも出る理由は、利益率が30%から15%に下がっても、倍売れれば利益額は同じで、新規のお客様もリピーターも倍になるからです。
次の獲得コストが下がり、販売実績は検索順位に返ってきます。
ただし、粗利20%で+10%はおすすめしません。約6.7倍売れないと元が取れません。
- やる前の状態: 何もしないイベント日の売上は23.9万円でした
- やったこと: ボーナスストアに参加し、アイテムマッチのCPCを30円上げました
- 結果: 売上は22%増え、約6万円の上乗せになりました。3,000円の商品なら20個分の販売実績です
- 松下の一言: 6万円の売上より、20個の実績に意味があります。ここが次の検索順位を作ります
同じ予算なら広告に回す方がいい場合もある
+10%は、参加料まで含めると実質15%の広告費です。3,000円の商品なら、1個あたり450円を払っているのと同じです(当社の試算)。
同じ金額をアイテムリーチに回した方が効く商品もあります。特に、ページの購買率が低い商品は、ポイントを足しても売れません。
先に画像とページを直してください。
いつ参加するか:日の選び方
結論、5のつく日と日曜が最低ラインです。11月の大型イベントが一番強い時期です。
| 日 | 当社の見方 |
|---|---|
| 5のつく日 | 必ず参加。当社の運営ストアでは通常日の約2.5倍 |
| 日曜 | 通常日の2〜3倍になる店もある。順位の確認も日曜が中心 |
| 大型イベント | 当社の運営ストアでは通常日の約8倍。11月が一番強い |
| 平日のみの日 | 利益率と相談。出なくてもいい |
Yahoo!ショッピングの山は、年に4回、3月・7月・11月・12月です。

12月のボーナスストアは、1か月前までに参加を決めておく必要があります。うだうだして11月になったら、もう間に合わない。
逆算して動いてください。
エントリーの流れ
よくある質問が「エントリーとは、5のつく日とイベントのそれぞれに広告を申し込むことですか?」というものです。その理解で合っています。
日ごとではなく、日程のセットごとに申し込みます。
- プロモーションパッケージに加入する(ストアクリエイターProの設定から)
- 「キャンペーン(ストア限定)に参加する」を開く
- キャンペーン名に「ボーナスストア」と入れて検索する
- 開催期間と+5%/+10%を確認して申し込む
キャンペーンには申込み期間と参加の上限があります。翌月分のエントリーは前月に始まります。
見送った方がいい時期もある
- 値上げを試している時期は、効果が読めなくなるので見送る判断もあります
- 在庫が切れそうな商品が主力のときは、先に在庫を確保してください
- 出荷が追いつかない見込みのときは、1日に出せる件数を先に決めます
イベントの2週間前から翌日までの段取りは「Yahoo!ショッピングのイベント攻略」にまとめています。
効果を高める4つの組み合わせ

アイテムリーチのブーストと合わせる
イベント日はブースト予約でCPCを10円ほど上げます。+5円では変化が小さかった例があります。
イベント当日は広告の予算が途中で切れることがあるので、普段の10日分ほどを上限にしておくと安心です。
PRオプションは一律にしない
100商品以下なら、1つずつ手動で料率を決めます。
料率の決め方は「PRオプション・アイテムリーチの料率の決め方」で解説しています。
クーポンとタイムセールを重ねる
ポイント、クーポン、タイムセールが重なると、お客様は「今買わないと損だ」と感じます。翌日に100円高くなるなら、今日買います。
ページに参加していることを書く
参加しているだけでは伝わらない場合があります。
メルマガやLINEの配信で「+5%のストアです」と伝え、LYPプレミアム会員の内容と合わせて案内している支援先もあります。
手数料の全体で見ると、判断を間違えない
ボーナスストアPlusの費用だけを見ていると、利益の計算を間違えます。当社では、固定で出ていく費用を先に並べてから判断します。
2025年時点の目安は次のとおりです。
| 費用 | 売上に対する目安 |
|---|---|
| プロモーションパッケージ | 3% |
| 決済(クレジットカード) | 3.24% |
| キャンペーン原資 | 1.5% |
| ストアポイント | 1% |
| アフィリエイト | 1% |
| 合計 | 約9.74% |
ここに、PRオプションの個別の料率とボーナスストアの費用が変動費として乗ります。
商品ごとの利益を見るときは、手数料を一律15%で見ておくと計算が楽です。
その内訳は、ボーナスストア5%、プロパケ3%、PR1%、キャンペーン原資1.5%、クレジットカード3%、アフィリエイト1%というものです。
販促費の合計は、粗利率から見て売上の10〜20%が目安です。
これを超えているなら、参加する日を減らすより先に、料率の一律設定やクーポンの出しすぎを疑ってください。

売上だけ上がっても意味がありません。広告費をガンガンかければ、誰でも売上は上がります。
僕が最初に広告費、PR、ボーナスストア、クーポンの設定を聞くだけで、利益率が5%以上よくなることが多いです。
優良配送が先、ボーナスストアは後
配送の設定が先です。優良配送のマークがない商品は、ポイントを足しても検索の後ろに並びます。
お届け情報の入力を直しただけで売上が140%になった例もあるので、参加の前に確認してください。
検索の順位と配送の関係は「売上が伸びない・急に売れなくなった原因」でも解説しています。
よくある失敗
- 全商品に一律でPRをかける: 参加料率が上がり、利益が消えます
- 粗利20%で+10%に出る: 元が取れません
- 希望日だけを狙う: 日程はセットなので、希望日を含むセットを選びます
- 購買率が低いページのまま出る: ポイントを足しても売れません
- 12月になってから動く: 12月分のエントリーは11月中に動きます
- 月額の費用だけで判断する: 2026年9月からの費用の変化は「有料化で手数料はいくら増える?」で計算しています
参考にした情報
この記事の料率、事例、検索の絞り込みの数字は、当社の一次情報(支援先とのやり取りの記録、セミナーで行った実測、自社で運営していたストアの記録)をもとにしています。
ボーナスストアPlusの条件と申し込みの手順は、ストアクリエイターProのキャンペーン画面で確認できます。
- Yahoo!ショッピング 出店者向けサイト「料金・費用」(公式)
- Yahoo!ショッピング 出店者向けサイト「機能」(公式)
- Yahoo!ショッピング「5のつく日」キャンペーンページ(公式)
- Yahoo! JAPAN コマースパートナー マーケットプレイス(公式)
※料率やキャンペーンの条件は変わることがあります。最新の内容は、ストアクリエイターProのキャンペーン情報でご確認ください。
よくある質問
Q. ボーナスストアPlusとは何ですか?
A. お客様への+5%または+10%のポイントをストアが負担して参加する、Yahoo!ショッピングのストア限定の販促企画です。
参加すると「ボーナスストア」の絞り込みの対象に入ります。
Q. 参加費用はいくらですか?
A. 当社の試算では、+5%で売上の約12%、+10%で約17%が目安です。
プロモーションパッケージ3%、参加料率、ポイント原資の合計で、参加料率はストアごとに異なります。
Q. +5%と+10%はどちらがいいですか?
A. 初めてなら+5%です。粗利率が40%前後あり、大型イベントで勝負するときに+10%を検討してください。
粗利20%で+10%はおすすめしません。
Q. 参加料率を下げる方法はありますか?
A. 平均のPRオプション料率を下げると、参加料率も下がります。全商品への一律設定をやめて、商品ごとに料率を決めてください。
Q. 開店したばかりでも参加できますか?
A. プロモーションパッケージの加入とPRオプションの権限が必要です。
権限は月11万円以上の売上を一度作ると、翌月の中旬ごろに付きます(当社の支援先の記録)。
Q. どの日に参加すればいいですか?
A. 5のつく日と日曜が最低ラインで、大型イベントは優先して参加します。日程はセットで申し込むので、希望日を含むセットを選んでください。
まとめ
- ボーナスストアPlusの一番の価値は、絞り込みで競合が約6分の1になること
- 費用の目安は+5%で約12%、+10%で約17%(当社試算)
- 参加料率は平均のPRオプション料率で決まるので、一律設定をやめる
- 利益率だけでなく、販売実績が検索に返るかで判断する
- 5のつく日と日曜が最低ライン。12月分は11月中に動く
Yahoo!ショッピングのイベントで利益を残したい方へ
EC-Consulting Japan株式会社は、Yahoo!ショッピング Best Store Awardsで史上初の3年連続受賞を果たした認定コマースパートナーです。
参加料率の見直しから、イベントの日程の組み方、ページと広告の改善まで支援します。
- 今の参加料率が高すぎないか確認します
- 粗利に合わせて、参加する日と+5%/+10%を決めます
※成果はストアの状況や商材により異なり、売上を保証するものではありません。
関連記事
タグ



