【2024年最新】楽天広告の種類・運用方法・選び方を徹底解説!

【2024年最新】楽天広告の種類・運用方法・選び方を徹底解説!

みなさんは、楽天広告を効果的に運用していますか?

楽天広告には様々な種類があるため、目的に沿ってうまく使い分けをしなければせっかくの広告費用を無駄にしてしまいかねません。

この記事では、楽天広告の種類と実際の広告商品一覧、それぞれの効果的な運用方法、さらに目的に合った選び方をご紹介いたします。

楽天市場に出店している方は必見の内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

楽天広告とは?

サイト広告のイメージ

楽天広告は、楽天市場内で商品やサービスを宣伝するための広告ツールです。

楽天市場の利用者に対して効果的にリーチできる仕組みが整っており、広告を出すことで商品の露出度や販売機会を増やすことができます。

楽天広告は様々な形式で提供されており、目的や予算に応じて最適な広告を選ぶことが売上向上・事業拡大の鍵を握っています。

それでは、楽天広告を出稿するメリットを詳しく見ていきましょう。

メリット①|アクセス数の増加

商品ページへのアクセスを増やすことは、売上を伸ばすための基本的なポイントです。

楽天広告を利用することで楽天市場を訪れる多数のユーザーに対して効果的にアプローチでき、ページビューの増加を促進します。

特に、新商品や何らかのプロモーションを行う際に有効的でしょう。

メリット②|購買意欲の喚起

楽天広告には、ユーザーの購買意欲を高めるための仕組みが多数用意されています。

例えば、CA広告と呼ばれる特定のユーザーに対してクーポンを発行する広告は適切なターゲット層に直接的なアプローチが可能で、購買行動を促進することができます。

メリット③|競争力の強化

自社開発の商品を取り扱っていない場合は、同じ商品を扱う競合他社との差別化も非常に重要です。

楽天広告を利用すれば、ユーザーが複数の商品を比較する際、自社の商品を選んでもらいやすくなるでしょう。

特に、クーポンやセール情報を適切に活用することで他社と差別化し、選ばれる確率を高めることができます。

メリット④|リピーターの獲得とファンの育成

楽天広告は、新規顧客の開拓だけでなく、既存顧客の維持にも役立ちます。

定期的な広告配信を通じて、リピーターやファンを育成することができるのです。

購入後のアフターケアや新商品情報を発信することで、顧客との関係を強化し、再購入を促すことが可能です。

楽天広告の種類

様々な広告のイメージ

楽天広告には複数の商品がありますが、大きく3つの種類に分けられます。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、楽天市場内の様々なページに表示されるバナー広告です。

楽天市場のトップページやイベントページ・特集ページなどに広告が掲載されるため、多くの新規ユーザーにリーチすることができます。

さらに、商品ページや検索結果ページに表示することも可能なので、購入意欲の高いユーザーに対しても効果的なアプローチを実現します。

運用型広告

運用型広告は、広告の出稿と効果測定を繰り返し行い最適化していく広告形式です。

代表的なものにRPP(楽天プロモーションプラットフォーム)広告があります。

基本的には成果に対して費用が発生する形式なので、まずは予算を抑えて広告運用を始めたい方におすすめです。

ニュース広告

ニュース広告は、楽天会員に対してメールで配信される形式の広告です。

自店舗のメルマガに登録しているユーザーのみならず、多数のユーザーに対して新商品の紹介やセール情報を効果的に伝えることができます

季節イベントやセールのタイミングで配信すれば、より高い効果が期待できるでしょう。

楽天広告の商品一覧

広告の場所のイメージ

先ほど、楽天市場における広告の種類を3つご紹介いたしましたが、実際にどのような広告商品が用意されているのでしょうか?

楽天市場にショップを持つ方が利用できる広告7つについて、ひとつずつ解説いたします。

楽天市場広告

楽天トップページ、ジャンルトップページ、特集ページなどに掲載される広告です。

固定の広告枠を購入して掲載する広告で、別名:楽天内純広告とも呼ばれています。

掲載枠や期間によって異なりますが、費用は約40,000円~1,200,000円です。

スーパーセールやお買い物マラソンなどのイベントに合わせて出稿したり、クーポン施策や割引施策を同時に行うと、より高い効果を得られるでしょう。

メリット デメリット
・指定期間内に必ず掲載される
・ブランドや商品の認知度を上げやすい
・広告掲載が容易
・ターゲットを絞らず配信するため購入に繋がりにくい
・上位枠は費用が高い

TDA広告(ターゲティングディスプレイ広告)

希望するユーザーセグメント条件でバナー配信ができる広告です。

広告の表示回数に応じて課金が発生する、インプレッション課金型の広告となっています。

費用として、入札単価0.75円~10.00円/Vimpがかかります。
※Vimpとは、「ビューアブルインプレッション」の略で、ユーザーが広告を実際に見た回数を指します。広告バナーの50%以上が1秒以上ユーザーの画面に表示された場合に1回とカウントされます。

リターゲティングとして自店舗に訪れたことがあるユーザーでセグメントをしたり、イベントに合わせて配信するのがおすすめの運用方法です。

メリット デメリット
・顕在層・潜在層にターゲティング配信ができる
・認知を拡大できる
・配信の自由度が高い
・費用対効果が低くなりやすい
・店舗数の増加により表示されにくくなっている

RPP広告(検索連動型広告)

楽天市場内でユーザーが検索したキーワードに応じて表示される広告です。

設定したCPC(クリック単価)に応じて費用が発生するクリック課金型の広告となっています。

月予算は5,000円~、商品CPCは10円~、キーワードCPCは40円~となっています。

商品ごとに除外設定を行い、商品別の費用対効果を確認しながら入札単価を調整するようにしましょう。

また、キーワードを設定して優先的に売れ筋商品を表示するのがおすすめです。

メリット デメリット
・低予算から始められる
・PCは上位3位、SPは上位5位に表示されるため費用対効果が高い
・購入意欲の高いユーザーに訴求できる
・キーワード別のCPC調整が手間
・人気のキーワードの入札単価が高い
・配信枠が限られている

CA広告(クーポンアドバンス広告)

ユーザーが広告をクリックすると自動的にクーポンが取得される広告です。

商品の購入時ではなく、ユーザーがクーポンを取得した段階で費用が発生する点に注意してください。

設定できるCPCは40円~で、クーポンの値引き額の合計が広告費となります。

商品選定や割引額の設定を自動で行う方法は、費用対効果が低くなる恐れがあるためおすすめしません。

RPPより割安になるキーワード入札を狙うようにしましょう。

メリット デメリット
・購入促進力が非常に強い
・購入意欲のあるユーザーに対し効率的に訴求できる
・低予算から始められる
・利益率が低下しやすい
・複数のクーポンを発行している場合は調整が必要

CPA広告

広告を経由して商品が購入されるごとに課金される広告です。

入稿の必要がなく、楽天の店舗運営システム(RMS)から同意するだけで24時間以内に広告が配信されます。

広告経由の売上高×20%が広告費用です。

利益率の高い商品だけを対象にし、除外商品を設定して費用対効果を調整しましょう。

メリット デメリット
・売上に対する成果報酬型なのでコスト高騰のリスクが低い
・広告設定が簡単で24時間以内に配信可能
・広告費の割合が高い
・課金対象期間が30日間と長い

大型イベント広告(特別大型企画)

売上実績のある店舗向けの高額な広告枠です。

楽天スーパーセールやお買い物マラソンなどの大型イベント時に掲載されます。

200万以上の「大口予算枠」と、イベントの協賛商品が無料で掲載される「超目玉枠」がありますが、超目玉枠は大型イベントの一定条件を満たした上で、売上実績などから楽天側が選出するため、どの店舗でも配信できるわけではありません。

割引施策やクーポン施策と連動させることで、広告効果を高めることができるでしょう。

メリット デメリット
・大量のトラフィックを獲得しやすい
・ブランドの認知度を大幅に向上
・高額な広告費が必要
・効果を出すためには他の施策と連動する必要がある

ニュース広告

楽天市場の会員に対してメールマガジン形式で広告を配信するサービスです。

メールを掲載する対象を選ぶことができ、固定課金方式が採用されています。

自店舗以外のメルマガに広告を配信する楽天配信は月予算5,000円〜、自店舗のユーザーに対してメルマガを配信する費用は月予算30,000円〜です。

転換率が高い商品を対象にして、割引施策やクーポン施策と連動させることで広告効果が高まります。

メリット デメリット
・顕在層に直接アプローチできる
・短期間でアクセスを集中させられる
・売上に繋がりにくい
・配信枠選びが難しい

楽天広告の失敗しない選び方

リスト

楽天市場で広告を出稿するに際して数多くの選択肢がありますが、失敗を避けるためには以下のポイントを押さえておくことが重要です。

ここでは、楽天広告の失敗しない選び方を詳しく解説いたします。

広告の種類と特徴を理解する

すでにご紹介している通り、楽天市場の広告は大きく「運用型広告」「ディスプレイ広告」「ニュース広告」に分けられます。

それぞれの特徴を理解し、適切な場面で使い分けることが重要です。

「RPP広告」「CA(クーポンアドバンス広告)」などの運用型広告は、成果報酬型でコストパフォーマンスが高いです。

「楽天市場広告」「大型イベント広告(特別大型企画)」などのディスプレイ広告は、インプレッション数を増やすことに適しており、ブランド認知度を高めることに適しているでしょう。

ニュース広告は、メールマガジンを通じてターゲットユーザーにアプローチすることができ、特定の商品に短期間でアクセスを集中させるのに向いています。

出稿する目的を考える

広告を出稿する際にはどういった目的なのかを明確にすることが成功の鍵を握っています。

コンバージョン率アップが主な目的であれば、「RPP広告」「クーポンアドバンス広告」などがおすすめです。

新たなユーザー層にアプローチしてブランド認知度を拡大したい場合は、「ディスプレイ広告」「ニュース広告」などが良いでしょう。

「TDA広告」「リターゲティング広告」などは、一度訪問したユーザーに再度アプローチするために活用するのが効果的です。

店舗の状況に応じた選び方

店舗の成長ステージに応じて、適した広告を選ぶことも重要となるでしょう。

新規出店時や予算が少ない場合には、「RPP広告」「クーポンアドバンス広告」などの成果報酬型の運用型広告から始めるのが安全です。

売上拡大期には、運用型広告に加えてディスプレイ広告やニュース広告も活用しましょう。これにより、広範囲のユーザーにアプローチできます。

売り上げが安定してきたら広告予算を増やし、「CPA広告」「TDA広告」などを活用して潜在層にリーチしつつ、「ニュース広告」でリピーターの維持にも力を入れましょう。

商材の特性に合わせる

扱う商品の特性に応じた広告選びも非常に重要です。

家電やブランド品など、目的買いされることが多い型番商品には運用型広告が適しています。

反対に、生鮮食品やオリジナル商品など、衝動買いされやすい非型番商品にはディスプレイ広告が効果的です。

予算と期間を考慮する

広告選びには予算と配信期間も大きく影響します。

予算内で最大の効果を得られる広告を選び、適切な配信期間を設定することが重要です。

低予算の場合は成果報酬型広告を活用し、コストを抑えつつ効果をこまめに確認してください。

大規模な予算を割けるのであれば、ディスプレイ広告やニュース広告など多様な広告メニューを組み合わせて幅広い層にアプローチしましょう。

楽天広告の種類・運用方法・選び方|まとめ

楽天広告は楽天市場内で売上を伸ばすためには必須ともいえる施策であり、様々な種類の中からそれぞれを効果的に運用していかなければなりません。

この記事を参考に、楽天広告をうまく活用しながらEC事業を拡大していきましょう。

弊社、EC-Consulting Japan株式会社ではあらゆるECプラットフォームにおけるコンサル実績を豊富に有しています。

もちろん楽天広告を活用したコンサルティングも可能なので、ぜひお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちらkeyboard_arrow_right

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