ネットショップで売れるコツとは?今すぐ実践すべき3つの販促方法

2025.06.06

ネットショップで売れるコツとは?今すぐ実践すべき3つの販促方法

ネットショップ経営をスタートしてみたものの、なかなか成果が上がらず、売れるコツを知りたい方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、ネットショップで売れない理由としてはサイトの認知度の低さやページの離脱率の高さが原因として挙げられるため、コンセプト・デザイン・導線などを改善していく必要があります。

この記事では、ネットショップで売れない理由と売れるコツのほか、効果的な販促方法などをご紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください。

ネットショップで商品が売れない3つの理由

売れ残った商品のイメージ

ネットショップにおける成果は、訪れたユーザーの人数・購入単価・購入率の高さによって変動します。

運営するネットショップでなかなか商品が売れない場合、これらの要素のどれかが足を引っ張っている可能性があります。まずは原因を特定し、少しずつ改善していきましょう。

多くのネットショップが「思うように売上が上がらない」という壁にぶつかっていますが、その原因として、特に大きな3つの理由を見ていきましょう。

  1. ネットショップの認知度が低い
  2. ユーザーの離脱率が高い
  3. 商品がカゴ落ちしている

①ネットショップの認知度が低い

ネットショップで商品が売れない1つ目の理由は、認知度の低さによるアクセス数の不足です。

実店舗と違い、ネットショップは「たまたま見つけて入店する」ということが起こりにくい環境にあります。

そのため、多くのユーザーにショップの存在を知ってもらい、積極的にアクセスを集める必要があるのです。

無名のお店を見つけてもらうには、ただ出店するだけでなく、XやInstagramといったSNSでの宣伝活動や、効果的なWeb広告の展開が欠かせません。

地道な情報発信が、認知度向上への第一歩となります。

②ユーザーの離脱率が高い

2つ目の理由は、サイトに訪れたユーザーの離脱率の高さです。

SNSや広告で認知度を高め、アクセス数が増加したとしても、訪問者がすぐにページを離れてしまっては売上には繋がりません。

Googleの調査では、ページの読み込み速度が1秒遅くなるだけでコンバージョン率が最大7%低下するという結果が出ています。

特にスマートフォンユーザーの忍耐力は低く、3秒以内に表示されないと約40%が離脱してしまうのです。

サイトがスマホで見づらいデザインになっていたり、商品を買うボタンが分かりにくかったりすると、ユーザーはストレスを感じて離脱してしまいます。

ユーザーの視点に立ち、ストレスを感じる要素を徹底的に排除することが、離脱率を下げるための重要なポイントです。

③商品がカゴ落ちしている

3つ目の理由は、商品をカートに入れても購入に至らないケースが多いことです。

ユーザーが商品をカートに入れても購入されない現象を「カゴ落ち」と呼びますが、この問題には様々な原因が関わっています。

カートに商品を入れたユーザーの10人中7人は購入に至らないといったこともある通り、これを少しでも改善すれば、売上は大きく変わる可能性があります。

カゴ落ちの主な原因としては、

  • 対応する決済方法が少なく普段使うカードが使えない
  • 発送予定日が遠すぎる
  • 購入手続き中にエラーが発生する

などが考えられます。

購入の最終段階での障壁を取り除くことで、売上アップにつながるでしょう。

自社のネットショップを診断する際は、月間訪問者数は目標の何%達成しているか、サイト滞在時間は平均して何分か、カゴ落ち率は何%か、スマホでの表示速度は3秒以内かといった点をチェックしてみましょう。

これらの数値を把握することで、改善すべきポイントが見えてきます。

ネットショップで売れる7つのコツ

チェックリストのイラスト

ネットショップで商品が売れない理由が分かったところで、次は売れるようにするためのコツをご紹介します。

サイトのデザインや導線の改善、SEO対策、SNSでの効果的な告知など、様々な角度からアプローチすることが大切です。

  1. コンセプトを明確にする
  2. 商品名や画像を工夫する
  3. UI/UXを意識したデザインと導線
  4. ECモールごとのSEO対策
  5. 新着情報やSNSを活用する
  6. キャンペーンやイベントへの参加
  7. 決済方法の充実化とセキュリティ対策

コンセプトを明確にする

ネットショップで商品が売れるコツの1つ目は、ショップのコンセプトを明確に打ち出すことです。

「若者向けにリーズナブルなアイテムを紹介する」「40代以上の富裕層向けに高品質な商品を売る」など、売りたいターゲットやショップの方向性を明確にしましょう。

成功しているネットショップには、必ず明確なコンセプトがあります。

「何でも売っている」では記憶に残りませんが、「○○に特化した」「○○のための」というメッセージは伝わりやすく、お客様の心に残ります。

例として、コンセプトを「様々な雑貨を取り扱うセレクトショップです」から「北欧デザインに特化した、30〜40代の共働き夫婦向けインテリア雑貨専門店。すべての商品は機能性とデザイン性を兼ね備え、忙しい日常に癒しと彩りを添えます」に変更するなどです。

このように具体的なコンセプトを持つことで、お客様は「このショップに何があるか」「自分に合っているか」をすぐに判断できるようになります。

コンセプトの軸が定まれば、取り扱う商品の種類や価格帯に統一感が生まれ、広告やSNSでの発信スタイルも一貫性を持たせることができます。

これにより、ブランドイメージが強化され、顧客の記憶に残りやすくなるのです。

商品名や画像を工夫する

2つ目のコツは、商品名や画像の分かりやすさ・伝わりやすさを徹底的に見直すことです。

実物を確認できないネットショップでは、商品画像や説明文の印象が購入率を大きく左右します。

効果的な商品タイトルの作り方としては、検索される可能性の高いキーワードを前方に配置し、商品の特徴や用途も盛り込むことが重要です。

例えば「アロマディフューザー 超音波式 静音 タイマー付き 8時間連続稼働 リビング オフィス 寝室」というように、検索キーワード、商品名、特徴、用途を含めると良いでしょう。

商品画像については、白背景で商品全体がはっきり見える画像を基本としながら、細部や質感がわかるアップ画像、実際の使用シーンがイメージできる画像、サイズ感がわかる比較画像などを用意すると効果的です。

プロのカメラマンに依頼できない場合でも、自然光の窓際で撮影し、無料の画像編集アプリで明るさやコントラストを調整するだけでもクオリティは大きく向上します。

また、商品のスペックや型番などを分かりやすく説明し、実際に購入したユーザーのレビュー欄を設置するなど、信頼性を高める要素も忘れないようにしましょう。

購入を迷っているお客様の背中を押す重要な要素となります。

UI/UXを意識したデザインと導線

3つ目のコツは、UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)を意識した使いやすいサイト設計です。

これは簡単に言えば、サイトの見た目の良さと使いやすさを両立させることを意味します。

ユーザーは平均12秒でページを離れるか滞在するかを判断すると言われています。この短い時間で良い印象を与えるためには、直感的に買い方の流れや決済方法などが分かるデザインが欠かせません。

購入ボタンは目立つ色で、スクロールしなくても見える位置に配置しましょう。商品画像は拡大表示できるようにし、スマホでも文字サイズが読みやすいことを確認します。

カートに入れてから購入完了までのステップ数は3〜4以内に抑えることも重要です。

ロゴやアイコンでカートの場所や決済方法が分かるようにしたり、文字の大きさやボタンの位置が適切かどうかを確認するなど、ユーザーの立場になって使いやすさを徹底的に追求しましょう。

家族や友人に実際にサイトを使ってもらい、「わかりにくい点」「使いづらい点」をチェックしてもらうのも効果的です。自分では気づかない問題点が見つかることがよくあります。

ECモールごとのSEO対策

4つ目のコツは、ECモールごとに異なるSEO対策を実施することです。

SEO対策とは、自社のサイトやページを検索上位に表示させるための施策ですが、AmazonやYahoo!ショッピング、楽天市場といったECモールでは、それぞれ検索ロジックが異なります。

楽天市場では商品名のキーワード配置と更新頻度が重要視されます。

商品名に検索されやすいキーワードを前方に配置し、商品説明には画像と文章を交互に配置すると効果的です。また、定期的な商品情報の更新も忘れずに行いましょう。

Amazonでは売上実績とコンバージョン率が重視される傾向があります。

商品タイトルに主要キーワードを含め、様々な点を充実させることがポイントです。複数の高品質画像も上位表示に貢献します。

Yahoo!ショッピングでは「優良配送」「ストアポイント」などのステータス獲得が効果的です。

PayPayボーナスの還元率設定や各種キャンペーンへの参加も検討しましょう。

このように、各モールの特性を理解し、それぞれに最適化された対策を行うことで、検索上位に表示される確率が高まり、より多くの潜在顧客の目に留まる機会が増えます。

新着情報やSNSを活用する

5つ目のコツは、サイト内での新着情報の更新やSNSでの効果的な発信です。

サイト内のお知らせ欄が数ヶ月前のままになっていると、「このショップは本当にきちんと運営されているのだろうか」とユーザーに不安を与えてしまいます。

定期的に新着情報を更新することで、安心感や信頼感につながるのです。

効果的なSNS活用には、ターゲット層に合わせたプラットフォーム選びが重要です。

Instagramはファッション、コスメ、雑貨などの視覚的な商品に適しています。

高品質な商品写真やライフスタイル提案が効果的で、ショッピング機能を活用すれば投稿から直接購入ページへ誘導できます。

X(旧Twitter)は新商品情報やセール告知に適しており、時事ネタと絡めた投稿も反応が良いでしょう。

LINE公式アカウントはリピーターとの関係構築に最適で、限定クーポンや新商品の先行案内などに活用できます。

SNS運用で成功しているショップは、単に商品を売り込むだけでなく、価値ある情報や楽しいコンテンツを提供しています。

販促投稿と情報・エンタメ投稿の比率は2:8程度を目安にすると、ユーザーに受け入れられやすくなります。

継続的な発信と魅力的なコンテンツが、認知度向上とファン獲得につながるのです。

キャンペーンやイベントへの参加

6つ目のコツは、キャンペーンやイベントへ積極的に参加して認知度を高めることです。

楽天市場やAmazonなどのECモールで開催されるイベントに参加することで、自社ネットショップの認知度や購入率を飛躍的に高められる可能性があります。

楽天市場では楽天スーパーセール(3月、6月、9月、12月)、お買い物マラソン(毎月)、5と0のつく日キャンペーンといった定期的なイベントが開催されています。

Amazonではプライムデー(7月頃)、ブラックフライデー(11月下旬)、タイムセール祭りなどの大型イベントがあります。

Yahoo!ショッピングでは5のつく日キャンペーンやPayPayジャンボなどが人気です。

こうしたイベントへの参加時は、通常より1〜2週間前から在庫を確保し、特別価格や特典を用意しておくことが重要で、イベント中はリアルタイムで価格や在庫を調整し、SNSと連動して情報拡散することも効果的です。

これらのイベントは、普段よりも多くのユーザーがショッピングを目的に訪れるため、新規顧客獲得の絶好の機会となります。

計画的に準備し、イベントの特性を活かした販促戦略を展開しましょう。

決済方法の充実化とセキュリティ対策

7つ目のコツは、対応できる決済方法を増やしながらセキュリティを強化することです。

欲しい商品が見つかっても、ユーザーが普段から使う決済方法に対応していなければ「別のところで買おう」と離脱されてしまいます。

年代によって好まれる決済方法は大きく異なります。

10〜20代はQRコード決済(PayPay、LINE Pay等)やコンビニ後払い、キャリア決済を好む傾向があります。

30〜40代はクレジットカードが中心ですが、コンビニ後払いやQRコード決済も人気です。

50代以上はクレジットカードや代金引換、銀行振込を好む方が多いようです。

電子決済推進機構の調査によれば、決済方法を1つ追加するだけでカゴ落ち率が約8%改善するというデータもあります。

特に「後払い」系サービスは、初めて利用するショップへの不安を和らげる効果があるため、導入を検討する価値があるでしょう。

セキュリティ面では、SSL証明書の導入(https化)やセキュリティシールの表示が基本です。

これらはお客様の信頼感を高めるだけでなく、実際のセキュリティ向上にも繋がります。

運営者のPCセキュリティソフトの見直しやメンテナンスの実施、パスワードの複雑化による個人情報保護などを行い、ユーザーが安心して買い物を楽しめる環境を整えることが重要です。

売れるネットショップになるための販促方法3選

ネットショップで買い物しているイメージ

ネットショップで売れるコツをご紹介してきましたが、これらを実践に移すための具体的な販促方法についても見ていきましょう。

ユーザーに長く愛され、継続的に売上を伸ばしていくには、新規顧客獲得から既存顧客の囲い込みまで、フェーズに合わせた販促施策が欠かせません。

新規顧客を獲得する販促方法

新規顧客獲得のための販促方法としては、まず予算に応じた効果的な施策を選ぶことが重要です。

限られた予算でも実施できるものから、本格的な広告展開まで、段階的に取り組んでいくとよいでしょう。

予算を抑えて始められる施策としては、SNSアカウント運用(Instagram、X等)があります。
自社商品の魅力的な写真や使用シーンの投稿、ユーザーとの対話を通じてファン作りを行いましょう。

ブログ記事によるコンテンツマーケティングも効果的です。
商品の使い方やお手入れ方法、業界の最新トレンドなど、価値ある情報を発信することで、自然な形での集客につながります。

既存顧客紹介キャンペーン(紹介者と新規顧客の両方に特典)や、無料サンプルプレゼント(送料のみ負担)といった手法も、初期投資を抑えながら新規顧客獲得に有効です。

予算に余裕が出てきたら、SNS広告(Instagram、Facebook等)やインフルエンサーとの協業、Googleショッピング広告などに挑戦してみましょう。

特にターゲティング広告は、興味関心の高いユーザーにピンポイントでアプローチできるため、費用対効果が高い傾向があります。

新規顧客獲得では「客単価」よりも「顧客数」を優先するのがコツです。多少利益が少なくても、まずはユーザーにショップの存在と商品の品質を知ってもらうことが最優先となります。

送料無料キャンペーンや初回限定割引なども、新規顧客の背中を押す効果的な施策です。

リピーターを増やす販促方法

一度購入したお客様にもう一度買ってもらう「リピート購入」は、新規顧客獲得よりもコストが低く、安定した売上につながります。

リピーターを増やすためには、購入後のフォローがカギとなります。効果的なのは、購入後のタイミングに合わせたメール配信です。

購入直後には丁寧なお礼と発送のお知らせ、商品の活用法やお手入れ方法、そして次回購入クーポン(有効期限を短めに設定)を送ると良いでしょう。

購入から1週間後には、商品の使用感を確認するフォローメールやレビュー依頼(レビュー特典付き)が効果的です。
関連商品の紹介もこのタイミングで行うと、追加購入につながりやすくなります。

購入から1ヶ月後には、消耗品の補充タイミングの案内や新商品情報、季節に合わせた商品提案を行います。

さらに、しばらく購入がない顧客には3ヶ月後を目安に「お久しぶりです」的な再来店促進メールと特別クーポンを送ることで、復活購入を促すことができます。

ポイント付与やクーポン発行も、リピート購入の動機付けになり、購入時に付与されたポイントは次回の買い物の割引に使えるため、再訪問のきっかけになります。

特定カテゴリー限定のクーポンを配布すれば、新商品や関連商品を購入するきっかけにもなるでしょう。継続的な関係構築がリピーター獲得の鍵なのです。

既存顧客を囲い込む販促方法

リピーターを獲得した後は、さらに継続的に購入してもらえるよう、既存顧客として囲い込む施策が重要になります。
その代表的な方法が、会員限定セールや会員ランク制度の導入です。

会員ランク制度の一例として、以下のような設計が考えられます。

ブロンズ会員(累計購入3万円未満)にはポイント還元率3%、誕生月クーポン、メルマガ配信などの基本特典を提供します。

シルバー会員(累計購入3〜10万円)になると、ポイント還元率が5%に上がり、新商品先行案内や季節の特別セール参加権などの特典が追加されます。

ゴールド会員(累計購入10〜30万円)では、ポイント還元率8%、送料無料、限定アイテムの先行案内、プレミアムラッピング無料などさらに充実した特典が得られます。

最上位のプラチナ会員(累計購入30万円以上)になると、ポイント還元率10%に加え、VIP専用カスタマーサポートや年1回のスペシャルギフトなど、他では得られない特別な体験が提供されます。

このような会員ランク制度は「次のランクに上がりたい」という心理を刺激し、追加購入を促進します。

あるアパレルショップでは、会員ランク制度を導入し上位会員には「シークレットセール」への招待を実施したところ、上位会員の年間購入額が約30%増加したという事例もあります。

特別な割引や特典を提供することで既存ユーザーに特別感を覚えてもらい、自社ECサイトの「馴染みのお客さん」になってもらうことで、競合他社への流出を防ぐことができます。

また、累計購入金額が高い上位ランクのユーザーには高級商品をおすすめするなど、客単価向上にもつなげられるでしょう。

ネットショップの売上をさらに伸ばす方法

グラフと虫眼鏡

ここまでの基本的なコツや販促方法を実践できたら、次は「さらに売上を伸ばす」段階です。

すでに軌道に乗ったネットショップが次のステップに進むための方法を見ていきましょう。

データ分析を活用した継続的改善

売上を継続的に伸ばしていくには、お客様の行動データを分析し、改善点を見つけることが不可欠です。

Googleアナリティクスなどの無料ツールを活用すれば、直帰率、滞在時間、コンバージョン率といった重要指標を簡単に確認できます。

例えば、特定のページでの離脱率が高い場合は、そのページのデザインや内容を見直してみましょう。訪問者の流入経路を分析すれば、効果的な集客チャネルも把握できます。

商品ページでの滞在時間や、カート投入後の離脱場所など、細かいユーザー行動を追跡することで、改善すべきポイントが明確になります。

「分析→改善→効果測定」のサイクルを継続的に回すことで、少しずつですが確実に成果を上げることができます。

データに基づいた改善は、感覚や思い込みによる変更よりも遥かに効果的です。月に一度はデータを振り返り、改善点を洗い出す習慣をつけましょう。

客単価アップの工夫

新規顧客獲得よりも既存顧客の客単価を上げる方が、コスト効率が良いことが多いものです。

訪問者数や購入率が変わらなくても、平均客単価を上げることができれば、売上は比例して増加します。

客単価アップのための効果的な方法としては、まず関連商品のセット販売があります。
単品より割引した価格で提供することで、お得感を演出しながら購入金額を増やすことができます。

例えば、シャンプーとコンディショナーのセット、カメラと付属品のセットなど、相性の良い商品を組み合わせるのが効果的です。

送料無料の条件金額設定も客単価アップに有効です。「あと1,000円で送料無料」といった表示は、追加購入を促す強い動機付けになります。
多くの顧客は、送料分を支払うよりも、商品を追加して送料無料にすることを選びます。

カート画面での関連商品提案も効果的です。
「この商品を買った人はこれも買っています」という形で、相性の良い商品や消耗品、アクセサリーなどを提案することで、思わぬ追加購入につながることも少なくありません。

平均客単価5,000円のショップで客単価を10%アップさせるだけで、訪問者数や購入率が変わらなくても売上は10%増加します。

複数の施策を組み合わせることで、効果的に客単価アップを実現しましょう。

業務効率化で売上に集中する

ネットショップの運営では、様々な業務に追われて販促活動に時間を割けないことがよくあります。

在庫管理システムの導入や発送代行サービスの活用、自動返信メールの設定などで業務を効率化し、売上アップのための施策に集中できる環境を整えましょう。

時間は限られた資源です。自分にしかできない「売上を伸ばすための施策」に時間を使えるよう、業務を整理することが成長への近道となります。

新しい販売チャネルの開拓

自社ECサイトだけでなく、複数の販売チャネルを持つことでリスク分散と売上増加が期待できます。

大手ECモールやSNS販売機能、必要に応じてフリマアプリやハンドメイドマーケット、越境ECなども検討しましょう。

あるジュエリーショップは、InstagramショッピングとEtsyに出店することで月商が3倍以上に伸びました。

自社商品に合った販路を選び、段階的に拡大していくのが成功への道です。

売れるネットショップになるコツを習得したい方必見の1冊をご紹介

ネットショップ運営でお悩みの方には、松下直人氏の著書「1円で売れ!禁断のネットショップ儲けのカラクリ」がおすすめです。

著者は手取り11万円から年収3,000万円を達成した実績の持ち主で、商品選定の極意や価格設定の秘訣、リピート率を高める顧客管理術など、実践的なノウハウが満載です。

「何から始めればいいのか分からない」「思うように売上が伸びない」という方にとって、道標となる一冊となるでしょう。

「1円で売れ! 禁断のネットショップ儲けのカラクリ」keyboard_arrow_right

ネットショップの売れるコツと販促方法!商品が売れない理由も解説まとめ

この記事では、ネットショップで商品が売れない理由や売れるコツ、効果的な販促方法をご紹介しました。

商品が売れないネットショップの多くは、認知度が低く離脱率が高いという特徴があります。

デザインや導線を改善し、SNSやキャンペーンを活用して新規顧客を増やしながら、リピーターを囲い込むことが成功への近道です。

ネットショップで成功するためには、明確なコンセプト設定、魅力的な商品画像、使いやすいサイト設計、複数の決済方法対応など、基本を押さえることが重要です。

さらに、新規顧客獲得とリピーター増加の施策を並行して実施し、アクセス解析ツールで定期的にデータをチェックしながら改善を続けましょう。

これらのポイントを一つずつ実践しながら、焦らず着実に進めていくことで、売れるネットショップに近づいていくことができます。

あなたのネットショップが多くのお客様に愛される存在になることを願っています。

「売れるネットショップを実現するための相談はこちらkeyboard_arrow_right

記事の監修者

EC-Consulting Japan株式会社 代表取締役社長

松下 直人

松下 直人

会社員時代に個人輸入した商品をネットで売ったことがきっかけで、EC事業に目覚める。
その後輸入から販売までのフローを組織化し、EC-Consulting Japan株式会社を創業。
現在は自社で複数のネットショップを運営しながら、自信の経験と自社の成功&失敗事例を元に、副業の個人から中小零細企業まで幅広くサポートしている。

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