【PC1台で完結!】ecサイトの始め方を初心者にも分かりやすく解説
会社や個人でecサイトの立ち上げを検討しているものの、始め方が分からずお困りの方も多いのではないでしょうか。
ecサイトの始め方は、ターゲットを明確にし商材のニーズなど深堀りすることが大切で、ビジネスの規模によってecサイトの作り方も変わってきます。
この記事では、初心者がecサイトを始めるにはどうすれば良いのか、具体的な始め方のステップやサイトの作り方のほか、運営を軌道に乗せるポイントを解説していくのでぜひ参考にしてみてください。
【初心者向け】ecサイトの始め方
ecサイトを運営するため、どうすれば良いのか手順が分からない方が多いと思います。
ecサイトの始め方は大きく4つのステップに分けられ、最初に商材・コンセプト・目標を設定し、各業務の担当者が決まればサイト作りをスタートできます。
まずは、初心者がecサイトを始めるにはどうすれば良いのか、始め方のステップを解説していくので、基本情報としてぜひ参考にしてみてください。
①販売する商材を決める
ecサイト初心者の方は、始め方の最初のステップとして、自分のサイトで「どのような商品を販売したいのか」を決めておくことをおすすめします。
例えば「健康食品を販売したい」といった形で商材が決まれば、健康に興味のある中高年層や、ダイエットに励む人向けといったターゲットの方向性が見えてくるためです。
また、アパレル商品を売りたい場合は「ビジュアルの印象を打ち出す」といったように、サイトのデザインにも影響を与えるので、まずは商材選びから検討してみてください。
②コンセプトやペルソナを設定する
ecサイトの始め方として、ペルソナとコンセプトを設定することは非常に重要なポイントです。
ペルソナとは、ターゲット層のイメージ像のことです。例えば、ターゲット層が10代の女性なのか、40代のサラリーマンなのか、どういうことに困っているか?などを考えます。
コンセプトは学生などでも利用しやすいライトな印象にするのか、高所得者向けにリッチな雰囲気にするのかなど、ペルソナと商材と組み合わせて方向性を考案してみましょう。
③目標の設定
売上を伸ばせるecサイトを始めるには、運営をスタートする前に具体的な目標を設定することが大切です。
例えば「1ヶ月で売上100万円を目指す」など、期間を含めて具体的な数字を設定することで、現状と目標とのギャップを判断できるようになります。
最初から高すぎるハードルを設定すると、目標を達成できなかった際にモチベーションが低下したり、やるべきことが増えすぎて頭が一杯になってしまうので、現実的で達成しやすい目標を設定しましょう。
④担当者の準備
複数人で安定したecサイト運営を始めるには、必要な作業内容をもとに、適切なスキルを持った担当者を割り当てていくことも大切です。
一例として、ecサイト運営には「サイト制作・Webマーケティング・カスタマー対応」といった業務が挙げられ、それぞれに異なる知識や技術が求められます。
ecサイトの始め方として重要なのは、スタートした後に「必要な担当者がおらず対応できる人がいない」といった事態を防ぐことなので、事前に必要な業務をリストアップしておきましょう。
ビジネス規模別のecサイトの作り方
初心者がecサイトを始めるにはどうするべきなのかの手順を解説しましたが、ビジネスの規模によってecサイト作成におすすめのサービスは異なります。
個人でecサイトを作る場合は無料ASPサービスがおすすめですが、法人でecサイト作成を始めるには有料ASPサービスや、パッケージ・クラウドecの利用がおすすめです。
続いては、ecサイトの作り方をビジネスの規模別に解説していくので、運営を始める準備ができた方もぜひ目を通してみてください。
個人の場合|無料ASP
ecサイトを個人で始めるには「STORES」「BASE」といった無料ASP(Application Service Provider)サービスの利用がおすすめです。
ASPとは、Web上で提供されている各サービスの管理画面からログインすることでecサイトを簡単に構築できるサービスで、制作費用が無料なので法人と比べて予算が限られている個人の方でも利用しやすいのがメリットです。
しかし、ASPによっては独自ドメインを取得できないなどのデメリットがあるため、将来的にecサイトを大きくしたいのであれば有料ASPサービスでの作り方が向いている可能性があります。
年商が1億円未満の法人|有料ASP
年商が1億円未満の法人向けのecサイトの作り方として「Shopify」「カラーミーショップ」といった有料ASPサービスの利用をおすすめします。
有料のASPサービスは機能が充実しているため、よりイメージに近いサイトデザインを構築できるほか、上記を含む一部のASPサービスでは独自ドメインを取得できるため自社のブランディングにも活用できます。
無料のASPサービスと比べて運営のコストがかかる点がデメリットですが、より大きな規模のビジネスを目指している企業におすすめです。
年商が1億円以上の法人|パッケージ・クラウドec
年商が1億円以上の法人は、ソフトウェアを購入する「パッケージ型」もしくはオンラインサービスの「クラウドec」でのecサイト制作がおすすめです。
上記のサービスをおすすめする理由として、年商の高い法人は取り扱うデータ量が多くなるため、各種機能を連携したりリソースを拡張しやすいサービスの方が扱いやすいといった点が挙げられます。
パッケージ型とクラウドecでは、初期費用・メンテナンス・長期的な運営コストに違いがあるため、自社の状況に適しているサービスを検討してみてください。
方法別にecサイトの作り方を解説
ビジネスの規模別におすすめのecサイト作成サービスに続いて、ecサイトの作り方の流れを具体的にチェックしていきましょう。
ASPサービスを利用するシンプルな作り方であれば早ければ当日でも開店できますが、パッケージ・クラウドecは少々難易度が高いので、開店までの日程に余裕を持たせた方が良いでしょう。
ここからは、利用するサービス別にecサイトの作り方を解説していくので、基本的な流れを把握するためにもぜひ目を通してみてください。
ビジネス規模 | 作り方 | 初期費用 | 要求スキル |
---|---|---|---|
個人 | 無料ASP | 無料 | SNSの操作が可能 |
法人(年商1億円未満) | 有料ASP | 数千円~10万円程度 | ecについて学べる |
法人(年商1億円以上) | ・パッケージ ・クラウドec |
数百万円~数千万円程度 | 業務フローの説明ができる |
無料・有料ASPを使った作り方
ASPサービスを利用してecサイトを作成する場合、無料・有料を問わず作り方の流れはほとんど共通しています。
まずはASPに会員登録を行い、サービス内で提供されているテンプレートから好みのデザインやロゴを選んでサイトをカスタマイズしましょう。
販売する商品の説明文・画像・値段などを登録したら、利用する決済方法や配送方法などを設定し、全ての設定が完了したらecサイトを公開できます。
パッケージ・クラウドecを使った作り方
パッケージ・クラウドecを使ったecサイト制作の始め方は、システム構築から行う必要があるため、ある程度の制作期間が必要になります。
運営チームを組んで具体的な目標を立て、業務の流れや対応する決済方法・配送方法を決めて、運用準備とテストを行うなど土台をしっかりと固めていくことが重要です。
達成したい目標を前提に「何をできるようにする必要があるのか」「なぜこの機能が必要なのか」をチーム内で共有して準備することで、後々ecサイト運営を軌道に乗せやすくなります。
ecサイトの運営を軌道に乗せる3つのポイント
ここまでecサイトの始め方や初心者向けの作り方を解説してきましたが、ecサイトを作ったからといってすぐに成果が出る訳ではありません。
ecサイトのアクセス数や購入率をアップさせるには、商品ページを作り込んだり、ユーザーからの口コミを増やす施策に取り組むことをおすすめします。
最後に、ecサイト初心者向けに運営を軌道に乗せる3つのポイントを解説していくので、売上が増えずにお困りの方もぜひ参考にしてみてください。
①商品ページを作り込む
ecサイトの運営を軌道に乗せるには、SEO対策に取り組んだり商品画像のクオリティにこだわるなど、商品ページを作り込むことが大切です。
例えば、サイト内に読者が「おもしろい」と感じる有益なコンテンツが充実すると、ユーザーのサイト滞在時間や回遊率が上がり、検索エンジンからの評価が高まってアクセス数が増えやすくなります。
また、商品画像は明るさや角度によって見映えが変わり、ユーザーの購入意欲を大きく左右するため、目玉商品の商品画像に関してはプロに撮影を依頼してみることも検討してみると良いでしょう。
②集客方法を増やす
ecサイトへのアクセス数を増やすためにも、SNSの公式アカウントや各種Web広告を活用してユーザーの流入経路を増やしましょう。
InstagramやX(旧:Twitter)などのSNSアカウントで定期的にユーザーとコミュニケーションを取ったり、最新情報を発信し続けることでブランドのファンを獲得できます。
また、リスティング広告やディスプレイ広告などを活用して、狙ったキーワードに対して訴求するのも効果的なので、様々な集客施策にチャレンジしてみてください。
③口コミ・レビューの投稿を促進する
口コミにはユーザーの購入意欲を刺激したり背中を押してくれるメリットがあるため、購入者によるレビューの投稿を促すことも重要です。
しかし、基本的に口コミを書くことはユーザーにとって面倒な作業なので、レビューを投稿した方向けに割引クーポンを配布したり、ポイントを付与するなどの仕組みを作りましょう。
また「星5つレビューでクーポン配布」といった案内はステルスマーケティング規制に引っかかる可能性があるため、口コミ投稿を促進する際は評価の内容に触れないように気をつけてください。
初心者がecサイトを始めるには?ecサイトの始め方・作り方まとめ
この記事では、初心者向けのecサイトの始め方やビジネス規模別のサイトの作り方のほか、制作したecサイトの運営を軌道に乗せるポイントを解説しました。
初めてecサイトを作る方は、運営前に商材やコンセプトを決めるといった始め方の基本を守ることが大切で、ビジネスの規模によってecサイトの作り方や選ぶサービスも変わります。
ecサイトの完成後は、商品ページの作り方や集客の施策にこだわることで運営を軌道に乗せられるので、少しずつできる範囲で取り組んでみてください。
また、EC-Consulting Japanでは「売れ続けるecサイト」を作りたい方に向けて、幅広く支援しています。
利益を出すためのノウハウの提供から、運用代行や集客などのサポートを行っているので、お悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。
関連記事
お問い合わせ
ご相談はお気軽にご連絡ください。
メールは24時間365日受付しております。
[電話受付] 10:00〜18:00(土日祝 除く)