【Yahoo!ショッピング】5のつく日キャンペーンで売上倍増!参加タイミングと攻略法を解説

2025.11.11

【Yahoo!ショッピング】5のつく日キャンペーンで売上倍増!参加タイミングと攻略法を解説

Yahoo!ショッピングを運営していると、「ボーナスストア」という表示を一度は目にしたことがあると思います。
購入金額に応じてPayPayポイントが通常より多く付与されるこの仕組みは、うまく活用すれば一時的な売上アップだけでなく、店舗スコアの底上げにもつながります。

しかし、参加方法やタイミングを誤ると、コストに対して成果が出ないという落とし穴もあります。
この記事では、Yahoo!公認パートナーの視点から、ボーナスストアの仕組み・効果・最適な参加戦略を専門的に解説します。

 
【 記事の内容は動画でもご覧いただけます 】​

第1章|ボーナスストアとは?

考える男性

「ボーナスストア」とは、Yahoo!ショッピング内で実施される販促プログラムの一つで、
対象店舗での購入時にPayPayポイントが“通常より多く”付与される仕組みです。

具体的には、

  1. ストアがキャンペーンに参加する
  2. 付与率(例:+5%、+10%など)を設定する
  3. 期間中に購入したユーザーへ、設定分のポイントが還元される

という流れになります。

旧称「倍!倍!ストア」から名称変更されましたが、仕組み自体は同じで、現在はYahoo!ショッピングの主要販促施策の1つとして定着しています。

第2章|ボーナスストアが売上を伸ばす3つの理由

理由ブロック

①SEO(検索露出)効果が高い

ボーナスストアに参加すると、Yahoo!ショッピングの検索結果で「ボーナスストアアイコン」が表示されます。
また、ユーザー側の検索フィルターで「ボーナスストア参加店舗のみ表示」が選択できるため、自店舗が露出するチャンスが格段に増えます。

特に、価格競争の激しいカテゴリでは、「同価格帯ならポイント付与が多い店舗を選ぶ」というユーザー行動が明確に表れます。

② クリック率・転換率が上がる

ボーナスストアアイコンは視覚的に目立つため、クリック率が上昇します。
さらに、ポイント還元率の高さは購買動機の後押しになります。

実際、Yahoo!のデータでも「同条件で出品中の店舗を比較した際、ボーナスストア参加店舗の転換率が1.5〜2倍になる」という傾向が見られます。

③ ストアスコア強化につながる

Yahoo!ショッピングでは、「売上」「転換率」「注文数」などがストアスコアに反映されます。

短期間でも売上を集中させることでスコアが上昇し、広告・SEOの両面で有利に働くのがポイントです。
つまり、「単発キャンペーンのように見えて、中長期的なSEO施策でもある」のがボーナスストアの特徴です。

第3章|参加条件と注意点

メモを取っている手

ボーナスストアに参加するには、プロモーションパッケージへの加入が必須です。
これにより、Yahoo!ショッピングの広告メニュー(PRオプション、ストアマッチなど)を利用できるようになります。

ボーナスストア参加の際の注意点

  1. 参加時に設定する「付与率」はコストとして計上される(例:+10%付与なら販売額の10%相当が費用)
  2. 開催期間中は設定変更・取り消しができない
  3. Yahoo!が定める基準を満たしていないストアは参加不可になる場合がある

したがって、「なんとなく全期間参加する」のではなく、売上が伸びやすい時期を見極めて絞る戦略が重要です。

第4章|効果的な参加タイミング

効果をピックアップ

ボーナスストアは、参加日を選ぶことでROI(費用対効果)が大きく変わる施策です。
特におすすめなのは以下のタイミングです

参加タイミング 理由・効果
5のつく日(毎月5日・15日・25日) PayPayキャンペーンと連動しやすく、ユーザーの購入意欲が高まる日。流入・転換率の伸びが期待できます。
ゾロ目の日(毎月11日・22日) クーポン配布などの施策が行われることが多く、流入が増加しやすいタイミングです。
日曜日 週末セールやTVCMと連動しやすく、サイト全体のアクセスが増えるため、効果が出やすい日です。
超PayPay祭・年末年始などの大型イベント期間 Yahoo!全体の購買ボリュームが大幅に増加する期間。事前参加や一部期間だけの集中参加で高いROIが期待できます。

全期間参加よりも、ピンポイントで高トラフィック日に絞るほうが効率的です。
実際、上位店舗は「5のつく日+ゾロ目+大型イベント期間」だけに絞って稼働しているケースが多いでしょう。

第5章|成功店舗に共通する活用パターン

集めあうパズルピース

①短期集中型(週末+5のつく日だけ)

→ コストを抑えつつ、波に乗る戦略。
全期間参加せず、アクセスの集中する日だけ活用する。

②新商品・リニューアル商品の立ち上げ時に参加

→ 新商品の露出を最大化し、レビュー獲得・販売実績づくりに活用。
販売初動でボーナスストアを組み合わせると、短期間でSEO上位に上がる傾向。

➂大型セール前後のテコ入れとして

→ 「超PayPay祭」「年末年始」「夏のボーナス時期」などの直前に数日だけ参加し、ストアスコアを上げておく。

第6章|ボーナスストアを最大限に活かす設定ポイント

KEY POINTのブロック

1.付与率をむやみに上げない
 → 売上原価率・手数料・送料を加味して、利益を確保できる範囲に留める。
 → 通常は「+5%〜10%」が最もバランスが良い。

2.広告との併用を検討する
 → PRオプション・ストアマッチと組み合わせることで露出効果が倍増。
 → 特に「新商品×ボーナスストア×PRオプション」は非常に効果的。

3.終了後のデータ分析を必ず行う
 → 「売上・注文数・転換率」の変化を比較し、次回の最適付与率と参加日を判断する。

まとめ|短期的な売上だけでなく、長期的なスコア強化へ

先に続く道

ボーナスストアは「短期間の売上アップ施策」として知られていますが、
実際にはYahoo!ショッピングのアルゴリズム上、ストアスコアやSEO評価に波及する重要な要素です。

つまり、参加は“投資”として計画的に行うべきです。
利益率を守りながら、アクセスが最大化する日に合わせて効果的に参加することで、
費用対効果の高い販促と、持続的なストア成長の両立が可能になります。

ポイントまとめ

  • プロモーションパッケージ参加が必須
  • SEO・クリック率・スコア向上の3効果
  • 「5のつく日」「ゾロ目」「大型イベント」中心に実施
  • 付与率は5〜10%が目安
  • 開催後のデータ分析が次回の成果を左右

このように、ボーナスストアは“正しく活用すれば非常に強力な武器”です。

もし現状で「参加しても効果が薄い」「どの日に出すべきかわからない」という場合は、
データを元にした最適化を行うことで、確実に費用対効果を改善してきましょう。

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記事の監修者

EC-Consulting Japan株式会社 代表取締役社長

松下 直人

松下 直人

会社員時代に個人輸入した商品をネットで売ったことがきっかけで、EC事業に目覚める。
その後輸入から販売までのフローを組織化し、EC-Consulting Japan株式会社を創業。
現在は自社で複数のネットショップを運営しながら、自信の経験と自社の成功&失敗事例を元に、副業の個人から中小零細企業まで幅広くサポートしている。

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