楽天メルマガ(R-Mail)の種類・料金・配信方法と売上増加の活用術
楽天市場のメルマガ「R-Mail」の配信を検討しているものの、種類や売上増加の活用法が分からずお困りの方も多いのではないでしょうか。
楽天市場メルマガは少ない予算で始めやすいことに加えて、様々な配信形式に対応しているため幅広いアプローチを行える点が魅力となっており、タイトルや配信頻度を工夫することで効果的に活用することができます。
そこでこの記事では、楽天市場メルマガの料金や配信方法のほか、売上アップに繋がる活用術と効果測定のポイントをご紹介していきます。
楽天市場メルマガ(R-Mail)の特徴とは?
【楽天市場メルマガの特徴】
- 低コストで始められる
- ユーザーとの接点を増やせる
- リピーターの獲得に繋げられる
基本的に料金無料で配信できる楽天市場メルマガ(R-Mail)は、低コストでメールマーケティングをスタートできる点が最大の特徴と言えます。
ショップを利用したユーザーへの定期的なメルマガ配信で接点を強化できるため、新商品などへの興味が湧いたタイミングで再びサイトにアクセスしてもらえる効果が期待できるでしょう。
さらに、お得なクーポンをメルマガで配信することにより、リピート購入や関連アイテムの購入も見込めるため、ショップ運営を軌道に乗せる上でも大きな効果を発揮します。
楽天市場メルマガ(R-Mail)で配信できるメールの種類
【楽天市場メルマガで配信できるメールの種類】
- レスポンシブメール
- HTMLメール
- モバイルHTMLメール
- PCテキストメール
- モバイルテキストメール
楽天市場メルマガ(R-Mail)は様々な形式のメール配信に対応しているため、幅広いターゲット層へアプローチすることができます。
楽天メルマガで配信できるメールの種類は主に5種類となり、それぞれ目的やメリット・デメリットが異なります。
ここからは、楽天市場メルマガで配信できるメールの種類について分かりやすく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
①レスポンシブメール
楽天市場メルマガ(R-Mail)で配信できるメール1種類目は「レスポンシブメール」です。
レスポンシブメールとは、スマートフォン・パソコン・タブレットといった、全てのデバイスで適切に表示されるメールのことを指します。
作成したメールがデバイスに合わせて適切に表示されるため、メール作成の手間を省けるのが魅力ですが、au・Softbank・docomoなどのキャリアメールアドレスには送信できません。
②HTMLメール
楽天市場メルマガ(R-Mail)で配信できるHTMLメールは、Webページの構成に使われるマークアップ言語で作成するメール形式のことで、楽天市場メルマガでは専門的な知識がなくても使いこなせる仕組みが整っています。
例えば、文章の一部を太字や色付きにしたり、画像や動画を添付するなど比較的自由にカスタマイズすることが可能なので、視覚的に印象に残りやすいメールを作成できるのが強みです。
③モバイルHTMLメール
モバイルHTMLメールは、スマートフォンなどのモバイルデバイスに適したHTMLメールで、文字の装飾や動画・画像の添付を行えるのが魅力です。
HTMLメールと違い、キャリアメールアドレスへも送信できるので、スマートフォンユーザーに対して視覚的にインパクトのあるメールを配信したい時にも活躍します。
④PCテキストメール
PCテキストメールはパソコンで表示される文字のみで構成されたメールであり、ビジネスのやり取りでも用いられるため一般的なメールの構成と言えます。
PCテキストメールはパソコンでの表示を前提としているため、スマートフォンで開封するとレイアウトが崩れる恐れがあるほか、文字限定なので見た目のインパクトを演出することは難しいでしょう。
⑤モバイルテキストメール
モバイルテキストメールは、スマートフォンなどで表示させる文字のみのメール形式で、キャリアメールアドレスにも送信できる点が特徴です。
モバイルテキストメールでは文字の装飾や画像の添付などは行えませんが、短時間で読めるシンプルな情報を届けたい時に活用すると良いでしょう。
楽天市場メルマガ(R-Mail)の配信方法
楽天市場メルマガ(R-Mail)で送信できるメールの種類に続いて、ユーザーへの配信方法をチェックしていきましょう。
メルマガの配信は大きく分けて2つのステップで完了するので、メールマーケティング初心者の方でも比較的実施しやすくなっています。
ここからは、楽天市場メルマガの配信方法をステップごとに分かりやすく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
①メルマガの種類を選ぶ
楽天市場メルマガ(R-Mail)の配信方法ステップ1は、ユーザーに配信するメルマガの種類を選定することです。
メルマガの作成画面に「PCテキストメール」「レスポンスメール」などメールの種類が一覧表示されているので、送りたいメール形式の横にある「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックするとメール作成画面が表示されるので、タイトルや本文の空欄を埋める形でユーザーに配信したい内容を作成しましょう。
②配信条件を設定して送信する
楽天市場メルマガ(R-Mail)の配信方法ステップ2は、配信するユーザーの条件を設定して作成したメールを送信することです。
楽天市場メルマガではRMS(店舗管理システム)を活用して、ショップでの購入履歴があるユーザーを条件付きでリストアップすることができます。
下記にリストアップできる条件を一覧でまとめているので「誕生日が近いユーザー向け」「初めて購入したユーザー向け」など、メールの内容や目的から配信条件を選定してみてください。
ユーザーのアクション | ・購入期間 ・購入回数 ・利用サービス ・利用対象商品ID ・メール購読開始日 ・メールに対する反応 ・ユーザー詳細アクション |
---|---|
ユーザーの属性 | ・会員ランク ・都道府県 ・性別 ・年齢 ・誕生月 ・詳細属性 |
楽天市場メルマガ(R-Mail)の配信料金
楽天市場メルマガ(R-Mail)の配信料金は「1通につき1円」ですが、月額の基本料金などは発生しません。
メールマーケティングにおける固定費を用意する必要がないため、予算が少ない場合でも少数のメールから小さく始められる点が大きな魅力と言えます。
メルマガを始めたばかりで「どれぐらいの効果を見込めるのか分からない」と不安な方でも、楽天市場メルマガであればリスクを最小限に抑えて取り組むことが可能です。
売上アップに繋がる楽天市場メルマガ(R-Mail)の活用術
ここまで楽天市場メルマガ(R-Mail)の配信方法や料金をご紹介してきましたが、具体的にどう活用すべきなのかが気になるところでしょう。
メルマガ配信を具体的な売上アップに繋げていくには、ユーザーの目を引くタイトルを考えたり、メールを確認しやすい時間帯を考えて配信するといった工夫が必要になります。
ここからは、売上アップに繋がる楽天市場メルマガの活用術を5つご紹介していくので、楽天メルマガの反応を良くするためぜひ参考にしてみてください。
①ユーザーの目を引くタイトルを考える
売上アップに繋がる楽天市場メルマガ(R-Mail)の活用方法1つ目は、ユーザーが思わず開封したくなるタイトルを考えることです。
仮にメール本文の内容が良かったとしても、開封されなければ売上には繋がりません。配信したメールを開封してもらうには、タイトルでユーザーの関心を惹き付ける必要があります。
例えば、タイトルの冒頭に「激安」「セール情報」といったお得感のあるワードを盛り込んだり「今◯◯を選ぶべき理由とは?」など疑問形で締めくくる方法も効果的です。
②ユーザーの活動時間帯に合わせた配信を行う
売上アップに繋がる楽天市場メルマガ(R-Mail)の活用方法2つ目は、ユーザーがメールを閲覧しやすい時間帯を狙って配信することです。
例えばビジネスマン向けのメールであれば、通勤中の8時~9時・ランチタイムの12時~13時・仕事終わりの18時ごろなど、メールをチェックしやすい時間帯に配信するのがおすすめです。
主婦(主夫)層であれば家族を送り出した10時~12時台、学生であれば部活や塾終わりの18時~19時台を狙うなど、ターゲット層の活動時間帯を考慮して配信のタイミングを検討してみてください。
③週1回の無料配信を利用する
売上アップに繋がる楽天市場メルマガ(R-Mail)の活用方法3つ目は、週1回の無料配信を利用することです。
楽天市場メルマガでは、下記のリストにまとめている特定のユーザーに対して、週1回の無料メルマガ配信を実施することができます。
メルマガの無料配信を活用すれば、利用料金を抑えて多くのユーザーにアプローチできるので、特にECショップ経営を始めたての方などは積極的に活用してみてください。
【週1回のメルマガ無料配信が可能なユーザー】
- 6ヶ月以内にメールへの反応があったユーザー
- メルマガ購読開始から3ヶ月以内のユーザー
④セール・イベントの時期を狙う
売上アップに繋がる楽天市場メルマガ(R-Mail)の活用方法4つ目は、楽天市場のセールやイベント期間に配信することです。
楽天市場のセールやイベント期間中は、購入意欲の高いユーザーのアクセス数が一気に増えるので、メルマガを配信する絶好のチャンスと言えます。
メルマガを配信する際はタイトルに「セール情報」などの分かりやすい文言を入れて、期間限定で自社商品がお得に購入できることを積極的にアピールしていきましょう。
⑤クリックインセンティブを設定する
売上アップに繋がる楽天市場メルマガ(R-Mail)の活用方法5つ目は、メルマガにクリックインセンティブを設定することです。
クリックインセンティブとは、メルマガ本文のURLをクリックしたユーザーに楽天ポイントが付与される仕組みであり、付与するポイントは店舗負担となります。
メール作成画面からクリックインセンティブの詳細を設定できるので、前述したセール時期など、ここぞという場面で集客率を上げたい時などにぜひ利用してみてください。
楽天市場メルマガ(R-Mail)の効果測定のポイント
楽天市場メルマガ(R-Mail)をビジネスに活用するにあたり、どの程度の効果が出ているのかを具体的に把握することは非常に重要です。
例えば「メールの開封率が低い」と分かった場合はタイトルの付け方を変えてみるなど、メルマガ配信の効果測定を行うことで具体的な施策も見えてくるでしょう。
最後に、楽天市場メルマガの効果測定を行う方法と具体的な指標をご紹介していくので、メルマガ配信を始めたばかりの方もぜひチェックしてみてください。
楽天市場メルマガの効果測定を行う方法
楽天市場メルマガの効果は、楽天のRMS(店舗運営システム)にログインして確認することができます。
RMSでは配信したメールの開封率やURLのクリック率などをチェックできるので、配信した楽天メルマガの問題点を具体的に把握することが可能です。
下記に楽天市場メルマガの効果測定ページにアクセスする手順をまとめているので、ログインして現在の状況をチェックしてみてください。
【効果測定の指標が確認できるページ】
- RMSにログインする
- RMSで「メール・SNSマーケティング」に進む
- 「メルマガ配信」を選択する
- 「2管理」の下方にある「管理画面」を選択
- 「送信履歴管理」から「クロスデバイス効果測定」を選択
楽天市場メルマガの効果測定を行う際の指標
楽天市場メルマガの数値を確認する際は、特に開封率・送客率・転換率といった3つのポイントに注目してみてください。
例えば、メールの開封率が低い場合はタイトルや送信時間を見直してみたり、送客率(クリック率)が低い場合は改行ペースやリンクの押しやすさといったレイアウトを改善する必要があります。
下記にメルマガの効果測定に関する具体的な指標と改善のポイントをまとめているので、定期的に確認しながら各項目を見直して、集客率の大幅な向上を目指していきましょう。
指標 | 指標の意味 | 改善のポイント |
---|---|---|
開封率 | 配信数に対して開封された割合 | タイトル・送信時間・送信リストを見直す |
送客率 | メルマガから商品ページに訪問した割合 | リンクの押しやすさ・適切な改行・使用する画像などレイアウトの改善 |
転換率 | メルマガから商品が購入された割合 | 商品ページの導線やメルマガの内容とマッチするかの見直し・限定企画の実施 |
楽天市場のメルマガ(R-Mail)の種類・料金・配信方法まとめ
この記事では、楽天市場メルマガの(R-Mail)の特徴と配信できるメールの種類のほか、配信方法・料金・活用術などをまとめてご紹介しました。
楽天市場メルマガは1通あたりの配信料金が1円で、基本料金は無料となっているため、ショップを始めたばかりで予算を抑えたい方にも最適なマーケティング手法です。
集客率を上げるためには、ユーザーの興味を引くタイトルを付けたり、クリックインセンティブを設定するといった方法も効果的なので、メール配信の効果測定と合わせてぜひ実践してみてください。
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