ECモールの集客方法とは?3大ECモールの集客のポイントを解説
2024.08.21
ECモールに出店している店舗担当者の方の中には、なかなか集客ができずに売上が伸びないといった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
ECモールは手軽に出店できて、ECモール自体の集客力を活かすこともできるため、自社サイトだけでの販売に比べてメリットもたくさんあります。
しかし、ECモールには他の競合他社も多く集まってくるため、自社の店舗や商品がうまく顧客に露出できずに埋もれてしまっているケースも多いのです。
今回の記事では、出店する人が多い3大ECモールでの集客のポイントや、集客に効果的な広告について詳しく解説していきます。
ECモールでの集客力をあげて売上を伸ばしていきたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
ECモールでの集客とは
ECモールでの集客は自社ECサイトでの集客とは異なり、ECモール自体が購買意欲のあるユーザーを集めるために、TVCMやweb広告など、さまざまな施策を行なって集客を行なってくれています。
ECモールへの出店店舗は、ECモールに集まってきた顧客を自社ショップページに誘導して売上をあげていけば良いため、最初から全て自社で集客する必要がある自社ECサイトに比べると、より多くのユーザーに商品を届けることが可能です。
しかし、ECモールの店舗数は年々増加しているため、せっかく出店しても数多くある競合の中で店舗や商品が埋もれてしまうことも多いです。
差別化が難しい場合は、モール内の競合店舗との価格競争になってしまいます。
ECモール内で自社店舗への主客を増やしていくためには、モールイベントを活用したり、効果的な広告運用をしていく必要があるのです。
3大ECモールと集客に効果的なモールイベント
3大ECモールは、それぞれ違った特徴があり、ターゲット層に合わせたモールイベントを実施しています。
モールイベントを実施することで、平常時よりもアクセスの増加が期待でき、ECモール全体の取引量が増加するため、うまく活用することで自社店舗の集客を大きく伸ばすことができるのです。
それぞれのECモールの特徴とイベントについて紹介していきます。
楽天市場
楽天市場は国内最大手のテナント型ECモールです。
知名度と集客力は抜群ですが、出店には審査があったり、運営費用が他ECモールより若干高いという特徴があります。
楽天市場の代表的なモールイベントは、以下の通りです。
- 楽天スーパーセール
- 楽天お買い物マラソン
- 5と0のつく日
- ワンダフルデー
- プレミアムカードデー
- ご愛顧感謝デー
- 超ポイントバック祭
- 楽天ブラックフライデー
この他にも、季節性のキャンペーンや特定の属性向けのキャンペーンなど、多数実施されています。
特に楽天スーパーセールは年に4回開催され、毎回テレビCMやweb広告でも大々的に告知されているため、通常時よりも大幅な集客増が見込めるビックイベントです。
楽天のヘビーユーザーは、各キャンペーンの日程をネットやSNSでキャッチし、よりお得に買える日を狙って購入する傾向があるため、イベントに合わせてキャンペーンを行ったりクーポンを発行するなどの施策が効果的です。
Amazon
Amazonはマーケットプレイス型の代表的なECモールです。
運営費用が安く、審査も簡易的で配送代行のサービスもあり、初心者でもチャレンジしやすいECモールといえます。
楽天市場と肩を並べる国内利用者数があり、特に10代や20代の若年層からの指示が厚いことも特徴です。
Amazonは楽天市場やYahoo!ショッピングに比べるとイベントやキャンペーンの頻度は少ないですが、大規模イベント時の注目度は高く非常に盛り上がります。
- Amazonプライムデー
- Amazonブラックフライデー
- Amazonサイバーマンデー
- Amazon初売り
大規模イベントの他にも、月に1回程度行われるタイムセール祭りがあります。
タイムセール祭りは、Amazonプライム会員ではない通常会員でも参加できたり、ポイントアップキャンペーンが併せて開催されることもあるため、多くのユーザーが注目しているイベントです。
Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングはテナント型のECモールで、初期費用や月額費用がかからないために、他ECモールに比べると出店のハードルが低いといえます。
Yahoo!ショッピングも非常に多くのイベントを実施していることが特徴です。
主なイベントは以下の通りです。
- 超PayPay祭
- 5のつく日
- ゾロ目の日
- ヤフービッグボーナス
- 買う!買う!サンデー
- 毎月1日ファーストデイ
この他にも、季節性のイベントも多数開催されています。
中でも特徴的なのは、PayPay利用者の優待キャンペーンである「超PayPay祭」です。
TVCMでも大々的に告知されているお祭り級の一大集客キャンペーンのため、Yahoo!ショッピングでのお買い物を考えている人は、このイベントに合わせてモールに多数集まってくることが期待できます。
3大ECモール広告の特徴
3大ECモールでは、それぞれ掲載できるECモール広告があります。
広告を表示することで、競合他社の中で埋もれてしまうことなくユーザーの目に留めることができるため、効果的に活用していくことで集客アップが見込めます。
3大ECモール広告それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
楽天市場
日本最大級のECモールである楽天市場は、出稿できる広告メニューがとても豊富です。
大きく分類すると以下の3種類があります。
①運用型広告
RPP広告やクーポンアドバンス広告・CPA広告など、成果に対して広告費が発生するタイプの広告です。
広告によって一定の成果が保証されるため、効果的に購入やアクションに繋げることができます。
低額からでも始められるため、広告に費用をかけることが難しかったり、出店して間もない店舗でも挑戦しやすい広告といえるでしょう。
②ディスプレイ広告(楽天市場広告)
楽天市場内のトップページや特集ページなどに画像で掲載される広告です。
掲載保証型で、広告枠を決まった価格で購入します。
成果保証はないため、効果の出る枠を見極めて掲載することが重要です。
自社の商品を購入してくれるユーザーがどのような場所を見ているかを選定して掲載を判断する必要がありますが、人気の枠は希望しても買えない場合もありますので注意する必要があります。
③ニュース広告
楽天市場の会員に向けて、広告としてメールマガジンを配信する形式の広告です。
掲載期間に対して費用が発生する仕組みですが、自店舗のメルマガ会員だけではなく楽天市場の保有する会員を対象にメール配信することができるため、新規顧客の獲得が可能になります。
Amazon
マーケットプレイス型のAmazonでは、代表的な広告メニューが3つあります。
目的に合わせて、複数の広告を組み合わせて活用すると効果的です。それぞれの特徴をみていきましょう。
①スポンサープロダクト広告
もっとも一般的なAmazon広告で、広告らしさが薄いためページに馴染み、クリックされやすいことが特徴です。
検索結果ページ・商品詳細ページに表示され、クリエイティブを自動生成できるため、簡単に始めることができます。
初めての広告運用は、まずスポンサープロダクト広告から始めるとよいでしょう。
②スポンサーブランド広告
検索結果の上部に表示されるため、認知度向上で効果を発揮しやすいことが特徴です。
商品とブランドロゴを表示できたり動画訴求もでき、自社ブランドをまとめて押し出してアピールすることができます。
利用するにはブランド登録が必要なため、ブランド名やロゴなどを事前に設定しておきましょう。
③スポンサーディスプレイ広告
商品の詳細ページに表示されるため、詳細ページまで見ているような購買意欲の高いユーザーにアピールすることができます。
競合他社のページにも掲載可能なため、特定の商品について情報を調べているユーザーの自社商品ページへの誘導が可能です。
Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングに出稿可能な広告は、大きく分けると2種類あります。
Yahoo!広告管理画面から出稿する「Yahoo!CommerceAds(YCA)」と、Yahoo!ショッピングのストア管理画面から出稿する広告です。
Yahoo!CommerceAds(YCA)とは、Yahoo!ショッピング内での訪問や購買履歴などの行動データをもとに、ターゲティングができる配信型のディスプレイ広告です。
Yahoo!ショッピングのトップページ・商品ページや注文完了ページ、PayPayモールの商品ページなどに配信することができます。
Yahoo!ショッピングストア管理画面から出稿する広告は、以下の4種類があります。
①バナー・テキスト広告
バナー・テキスト広告は、Yahoo!ショッピング内で多くの人の目につくトップページや総合ランキング、全検索結果に設けられている広告枠などに掲載可能です。
そのため、Yahoo!ショッピングの広告の中でも圧倒的な集客が見込めます。
②アイテムマッチ(ストアマッチ)広告
アイテムマッチ広告は、モール内でユーザーが検索した結果に応じて広告が表示されるリスティング広告です。
特定商品の露出をあげたり、売上アップを狙うのに効果的です。
③ソリューションパッケージ広告
Yahoo!ショッピング以外のGoogle検索結果やYahoo!Japanトップページなどに配信できる広告です。
新規顧客獲得数の拡大に効果的です。
④PRオプション
PRオプションとは、商品が売れたときのみ料金が発生する仕組みの成果報酬型広告で、「販売価格×料率(%)」が広告費となります。
PRオプションの料率を高くすると、検索結果ページに表示される順位が上げやすくなり、商品検索結果やカテゴリリストページ、特集ページで商品をプロモーションできます。
Yahoo!ショッピングの集客アップはEC-Consulting Japanにお任せ
これまで説明してきたように、ECモールはモールイベントを活用したり、効果的な広告運用をしていくことで集客アップしていくことが可能です。
しかし、たくさんある施策の中からどれを利用したら良いのか、自社の店舗にはどの広告が効果的なのかわからないと感じている方もいるかもしれません。
EC-Consulting Japanは、Yahoo!ショッピングの自社運営や数百社を超える豊富なサポート実績からなる確かな成功ノウハウと専門分析ツールで、店舗の集客アップと売上の拡大を徹底サポートします。
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ECモールの集客方法とは?3大ECモールの集客のポイントを解説|まとめ
今回は、ECモールで売上を伸ばすための集客方法について解説してきました。
それぞれのECモールによって効果的な集客方法はさまざまなので、自分の出店しているECモールや店舗の特徴に合わせた効果的な集客方法を見つけ、取り入れてください。
Yahoo!ショッピングに出店中の店舗経営者の方には、ぜひ自社にあった広告運用のご提案をさせていただけるEC-Consulting Japanのコンサルティングサービスをおすすめします。
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