通販で偽物を買わないための見分け方|プロが教える失敗しないチェックポイント

こんにちは、松下です。

さて、今日は皆さんも一度は経験があるんじゃないでしょうか。「ネット通販で買い物をして、届いたものが写真と全然違った」という失敗談についてです。

先日、僕の知り合いからも相談を受けたんです。
「有名メーカーのSDカードを正規品のページで買ったはずなのに、届いたのは偽物だった。カメラに入れたらすぐにデータが吹っ飛んだ」と。
これ、実はネット通販ではあるあるなんですよね。

正規品の画像を使っているのに、中身は別物が届く。
あるいは、ノーブランドの商品を買ったら素材が安っぽすぎて使い物にならない。

なぜこういうことが起きるのか、そしてどうすれば回避できるのか。

今日はプロの目線から「通販で失敗しないための見極め術」を徹底的に解説していきます。買う側の方だけでなく、売る側の方にとっても「信頼される店づくり」のヒントが詰まっていますので、ぜひ最後までお付き合いください。

記事の内容は動画でもご覧いただけます。

1. 最優先で確認すべきは「低評価レビュー」

通販サイトを開いて、まず皆さんが見るのはレビューですよね。
でも、星4つや5つの「高評価」ばかり見ていませんか?

実は、真実が隠されているのは「低評価レビュー」の方なんです。

良いレビューは操作されている可能性がある

残念なことに、今の時代、高評価レビューは短期間で業者に依頼して増やすことができてしまいます。
星5つが不自然に並んでいて、コメントも

「最高です!」
「早速使ってみましたが、文句なしです!」

といった極端に肯定的な言葉ばかりが並んでいる場合は、少し疑ってみる必要があります。

特に、SDカードのようなシンプルな商品に対して、やけにポエムのような感動的な長文レビューが並んでいたら違和感を感じてください。

低評価にある「具体的な不満」を探す

一方で、星1つや2つのレビューを見てみてください。そこに「偽物が届いた」「正規品とパッケージが違う」「すぐに壊れた」といった具体的なネガティブコメントが入っていれば、そのページはアウトです。

もし、多くの人が同じような不満を書いていれば、それは単なる個体不良ではなく、そのショップが組織的に粗悪品を扱っている証拠になります。
最初に出てくる「おすすめ順」のレビューだけでなく、あえて「低い順」に並べ替えてチェックする癖をつけましょう。

2. 商品説明文の「違和感」を見逃さない

次にチェックすべきは、ページ内の日本語やデザインの質です。ここには、販売者の「素性」が如実に表れます。

日本語のフォントや言い回しの違和感

最近は海外のセラー(販売者)が日本のプラットフォームで直接売るケースが増えています。
もちろん、誠実な海外セラーもたくさんいますが、偽物を扱う悪質な業者の場合、日本語がどこか不自然です。

翻訳ソフトをそのまま通したような、我々日本人が使わない言い回しや、漢字が微妙に中国語のフォント(簡体字)混じりになっていたり。
あるいは、バナー画像のフォントが「なぜか筆文字」だったり「異様に細い明朝体」だったり。

こうしたデザインの違和感は、そのショップが日本の商習慣や感性を理解していない、
つまりトラブルが起きた時の対応も期待できない可能性が高いことを示唆しています。

販売事業者の情報を「特定商取引法」で確認

もっと確実なのは、販売者の情報を見ることです。
住所が海外になっていたり、電話番号が日本の番号ではなかったり、あるいは会社名が聞いたこともないようなアルファベットの羅列だったりする場合。

正規品を求めているのであれば、日本の信頼できる代理店や、実体のある株式会社が運営しているショップから買うのが一番の防衛策になります。

3. 「相場より明らかに安い」には必ず裏がある

皆さんに覚えておいてほしい鉄則があります。
それは「相場より明らかに安いもので、本当にいいものはほとんどない」ということです。

価格設定の不自然さを疑う

例えば、本革のバッグ。牛革や馬革を贅沢に使って、職人が作っているとしたら、
どうしても超えられない「原価」の壁があります。
それなのに、相場の半額以下で売られているとしたら、それは「本革ではない」か「極端に質の悪い革」である可能性が高いです。

売る側が悪い意図を持っていなくても、知識不足で合成皮革を「本革」と表記してしまっているケースもあります。
でも、買う側からすれば失敗には変わりません。
正規品と同じ画像を使って、価格だけが異常に安い。これはもう、リスクを承知で買うようなものです。

リスクヘッジとしての価格比較

もし、正規品が1万円で売られているものを3,000円で見つけたとしたら、
まずは「なぜこんなに安いのか?」を自分に問いかけてみてください。

「型落ちだから」「訳ありだから」という明確な理由が書かれていない安売りには、必ず罠があると思って間違いありません。

4. 複数画像の見比べで「嘘」を見抜く

ネット通販は「画像がすべて」ですが、その画像をよく観察すると、矛盾が見つかることがあります。

1枚目と2枚目以降の「ズレ」をチェック

1枚目のメイン画像は、スタジオで完璧にライティングされ、加工も施された「最高の状態」のものが使われます。
しかし、2枚目以降やカラーバリエーションの画像を見ていくと、なんだか質感が違って見えることがありませんか?

「1枚目はツヤツヤの高級感ある黒なのに、カラー一覧ではグレーっぽくてザラついて見える」
「1枚目と比べて、ロゴの位置や形が微妙に違う気がする」

こうした「画像のブレ」があるページは、1枚目にだけ他所から持ってきた綺麗な写真(あるいはメーカーの宣材写真)を使い、
2枚目以降に自分たちで撮った実物写真を紛れ込ませている可能性があります。

この違和感は、たいてい当たります。届くのは、2枚目以降の「残念な方の質感」の商品です。

ユーザー投稿の「実物写真」が最強の証拠

もし、どうしてもその商品が欲しいけれど迷っているなら、レビュー欄にユーザーが投稿してくれている「スマホで撮った実物写真」を探してください。

梱包が雑ではないか、素材のテカリ具合はどうか。
プロが加工した画像よりも、一般ユーザーがリビングの蛍光灯の下で撮った写真の方が、よっぽど真実を物語っています。
もし、ユーザー投稿の写真が1枚もないようなページであれば、その時点で購入を見送るのも一つの手です。

5. 出品者に直接「質問」を投げてみる

それでもどうしても判断がつかない、でもここでしか売っていない。そんな時は、ショップに直接問い合わせをしてみましょう。

逃げ道を塞ぐ質問の仕方

「画像1枚目と2枚目で色が違って見えますが、どちらが実物に近いですか?」
「もし届いたものが偽物だったり、説明と著しく違った場合は返金対応してくれますか?」

こうした質問を投げてみてください。誠実なショップであれば、丁寧な回答が返ってきます。
逆に、返信が遅かったり、定型文のような噛み合わない回答しか来ない場合は、購入を控えるべきです。

Yahoo!ショッピングや楽天市場など、多くのモールには質問機能があります。
この一手間をかけるだけで、失敗する確率はグンと下がります。

通販で失敗する人は「見ていない」だけ

結局のところ、通販で失敗する人の多くは、表面的な「安さ」と「1枚目の綺麗な画像」しか見ていません。
逆に、通販で売る側なのに売れなくて困っている、あるいはクレームが多くて困っているという人は、この「お客さんの不安」を解消できていないんです。

売る側も買う側も「誠実さ」に向き合う

売る側であれば、実物と画像のギャップをゼロにする努力をする。
買う側であれば、隅々まで情報を確認する。お互いがここを徹底すれば、通販のトラブルはもっと減るはずです。


「画像しか見られない」という通販の制約を逆手に取って、騙そうとする人は残念ながら存在します。
でも、今回お話ししたようなポイント——低評価レビューの確認、日本語の違和感、相場との乖離、画像の複数比較——を意識するだけで、あなたの買い物は劇的に安全になります。

ネット通販は本来、とても便利で楽しいものです。ぜひ今回の話を参考に、失敗のない賢いお買い物を楽しんでください。

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記事の監修者

EC-Consulting Japan株式会社 代表取締役社長

松下 直人

松下 直人

会社員時代に個人輸入した商品をネットで売ったことがきっかけで、EC事業に目覚める。
その後輸入から販売までのフローを組織化し、EC-Consulting Japan株式会社を創業。
現在は自社で複数のネットショップを運営しながら、自信の経験と自社の成功&失敗事例を元に、副業の個人から中小零細企業まで幅広くサポートしている。

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