Yahoo!ショッピングで2店舗目は出店可能?メリットや注意点解説

2024.07.08

Yahoo!ショッピングで2店舗目は出店可能?メリットや注意点解説

ECサイトにはYahoo!ショッピング・楽天市場・Amazonなどがありますが、その中でもYahoo!ショッピングは店舗の出店料などの初期費用がかからないことが特徴です。

なお、すでにYahoo!ショッピングで店舗を構えていて、そこで一定の売り上げや顧客を獲得しているのであれば、2店舗目を出店することは可能なのか気になりますよね。

そこで本記事では、Yahoo!ショッピングで2店舗目の出店を考えている企業向けに、複数店舗を出店することは可能なのかどうか、また、出店する際のメリットや注意点について解説していきたいと思います。

Yahoo!ショッピングは2店舗目を出店できるの?

オンラインショップのイメージ

そもそもYahoo!ショッピングで2店舗目を出店できるのか?という点についてですが、結論から言うと可能です。

2店舗目を出店すると追加料金がかかるのではないか?と心配されるかもしれませんが、Yahoo!ショッピングで複数の店舗を出店する場合は1店舗目同様、「初期費用」「月額システム利用料」「売上ロイヤリティ」は全て無料となっています。

現在のルールでは2店舗目を出店したからといって費用が上乗せされることはありませんが、Yahoo!が不正利用を防ぐために2店舗目の出店の有料化を検討しているという発表が昨年されました。

参考:「ヤフーショッピング」、『原則1社1店舗』制限を検討 2店舗目以降は有料化も、目的は不正利用対策 | 日本ネット経済新聞|新聞×ウェブでEC&流通のデジタル化をリード

今すぐ出店に向けて動き出せるのであれば問題なくクリアできますが、今後2店舗目の出店に費用がかかってくる可能性があるということは念頭に置いておきましょう。

なお、会社情報は引き継がれますが、1店舗目と同じ店舗のアカウントや店舗の名前にすることはできないので注意してください。

2店舗目を出店するメリット

オンラインショップで靴を買う女性

Yahoo!ショッピングでは一人で何店舗も出店することが可能だということが分かりましたが、1店舗目の運営が上手くいっているタイミングでわざわざ2店舗目を出店するメリットはあるのでしょうか。

複数店舗出店するにあたって生じるメリットとしては、次の4つが挙げられます。

  • 店舗の売り上げアップに繋がる
  • 商品をジャンル別に出品できる
  • 商品を発送元別に出品できる
  • それぞれの店舗で顧客を獲得できる

では、1つずつ詳しく解説していきます。

店舗の売り上げアップに繋がる

まず1つ目のメリットは、売上アップに繋がるという点です。

Yahoo!ショッピングで新たに店舗をオープンさせることによってビジネスの間口が広がるので、今まで訪れなかった層のお客さんが閲覧・購入をしてくれることが期待できます。

また、複数の店舗で同じ商品を扱えば、商品検索で上位表示枠を獲得できる可能性もあり、更なる売上アップが狙えるでしょう。

商品をジャンル別に出品できる

現在1店舗だけでいろんなジャンルの商品を扱っているのだとすれば、2店舗目を出店することによって、自社の商品をカテゴリー分けして出店できるというところも大きなメリットです。

いくつかの店舗を出店をすることで、それぞれの店舗が専門店のようになり、ユーザーにとって商品の検索がしやすくなります。

また、専門性が高い店舗となれば、それを目当てにネットサーフィンをしているユーザーからも認識をされやすいです。

例えば、複数の商品を扱っている場合は食品・雑貨・衣類などカテゴリーを分けて販売したり、販売部門とレンタル部門を分けて出店したりと、複数店舗出店をしている企業の中にはジャンル分けをするために2店舗目以降を出店しているところが意外と多いです。

商品を発送元別に出品できる

商品をジャンル分けして出品するだけでなく、発送元ごとに分けて出品するというケースもあります。

多くの商品を扱っている企業の場合、物流倉庫を数ヶ所所有していることも多いので、その商品が発送される物流倉庫ごとに分けて店舗を出店するという方法です。

店舗間で在庫を取り寄せる必要があると、商品がお客さんの元へ発送するまでに時間がかかってしまうため、結果的にお客さんが購入を諦めてしまう可能性もあります。

複数店舗出店をして、極力店舗間での商品の取り寄せをしなくて済むようになるということは、お客さんに購入してもらうチャンスを逃さないというメリットに繋がります。

それぞれの店舗で顧客を獲得できる

最後に紹介するメリットは、出店している店舗それぞれで顧客を獲得できるという点です。

例えば、先ほど紹介したように食品・衣類・雑貨などジャンルの異なる店舗を運営していれば、それぞれの店で「今まさにそのジャンルの商品をECサイト上で探している」という顧客を獲得できるのです。

他にも、高級路線と格安路線の2店舗を構えれば、とにかく安い商品を探している層と、高級感のある商品を探している層の両方の顧客をゲットできます。

これがもし、いろんなジャンルやコンセプトの商品が混在している店だとすると、目当ての商品が見つけにくかったりサイト全体に統一感がなかったりという理由で、お店のファンやリピーターを獲得するのはなかなか難しくなる可能性があります。

2店舗目を出店する際に考えられるデメリット

カートと段ボールのミニチュア

Yahoo!ショッピングで複数店舗出店することのメリットはいくつかありますが、当然デメリットがあることも忘れてはいけません。

先ほども紹介した通り、2店舗目を出店することによる追加費用は発生しないため、大前提として現在は費用面のデメリットはないに等しいです。

ですが、今後2店舗目を出店することで考えられるデメリット
としては、

  • 複数店舗の管理が大変
  • 今後有料化される可能性がある

の2点が挙げられますので、1つずつ詳しく見ていきましょう。

複数店舗の管理が大変

デメリットの1つ目は、管理が大変になるということです。

オープンするための初期設定・コンテンツ制作・顧客への対応など、1店舗を運用していくだけでもやらなければならない作業はたくさんあります。

それが2店舗目を出店するとなると当然作業量も2倍になりますし、特に受注処理や顧客対応などは売上に比例して作業量も増えていくものなので、いくつかの店舗を同時に運営していく場合は管理が大変になることを念頭に置いてください。

今後有料化される可能性がある

デメリットの2つ目は、今後2店舗目の出店が有料化される可能性があるという点です。

冒頭でも触れましたが、Yahoo!は不正利用対策の一環として、原則1社につき1店舗の出店に制限をしたり2店舗目以降の出店を有料化することを昨年から検討しています。

昨年の時点では、複数店舗出店している事業者にアンケートでヒアリングをしている段階のようです。

これからどうなっていくかはまだ分かりませんが、今後ルールが改訂されて有料化が実現してしまえば、2店舗目を持つメリットや必要性も薄くなってくるので、そういった可能性もあるということを頭の片隅に置いておきましょう。

Yahoo!ショッピングで2店舗目を出店する際の注意点

オンラインショッピングをするイメージ

せっかく2店舗目を出店したのに、自身のちょっとした不手際で、それまでに費やした時間や手間が無駄になるのは避けたいものです。

そこで最後に、2店舗目を出店する時に気を付けてほしい注意点を解説します。

規約違反をしてしまわぬよう気を付ける

大前提として、Yahoo!ショッピングの決められたルールをきちんと守って店舗運営をするべきなのですが、知らず知らずのうちに細かいルール違反をしてしまう可能性があるかもしれませんよね。

これは複数の店舗を持つ企業だけに限った話ではないのですが

  • 規約違反をしている商品を販売していないか
  • 商品画像やテキストは規約を遵守しているか

以上の2点を中心に今一度しっかりとチェックをし、ついうっかり規約違反をしてしまったというミスがないように気を付けましょう。

リスク分散したいなら別名義を

休店・アカウント契約解除などに追い込まれてしまうリスクは減らしておきたいですよね。

「1店舗が営業停止になっても、まだ店舗を運営しているから大丈夫」と安心してしまいがちですが、運営している数店舗が同時に潰れてしまったという経験談も目にします。

つまり、複数の店舗を持っていることはリスクを分散することにはならないということが分かるので、リスク分散をしたいなら別名義で店舗を出店するのがオススメです。

例えば、今の法人アカウントAとは別の法人アカウントBを作成し、Aを運用しているスタッフとは別の人に運用を任せるということです。

「別名義で店舗の出店を申請したのに、実際には一人で複数店舗を運営している」といったケースは認められていないので、ルールを混同しないように気を付けてください。

Yahoo!ショッピングでの店舗運用ならEC-Consulting Japanにお任せ!

笑顔で腕を組む男性

2店舗目を出店したくても、元々運営している店舗の対応に追われて、開店準備や運用に時間を割けない企業も多いのではないでしょうか?

Yahoo!ショッピングでの店舗運用に悩んでいる方には、EC全般のサポートを行う弊社の「ECサイト開店サポート」や「ECサイト運営代行」といったサービスがおすすめです。

弊社の強みは、あらゆるECサイトの開店サポートや運営代行の実績があるため、売上アップに繋がるノウハウを持っているところです。

開店サポートサービスでは、初期設定・商品登録・バナー制作などショップの開店に必要な作業を丸投げしていただけます。

また、運営代行サービスではコンテンツ制作・受注処理・ストア分析レポートなど、運営から分析までワンストップで対応することができます。

人手やリソースが足りなくて開店準備や運用が難しいとお悩みの企業は、ぜひ一度相談していただければと思います!

お問い合わせはこちらkeyboard_arrow_right

Yahoo!ショッピングで2店舗目は出店可能?メリットと注意点も解説|まとめ

今回は、「Yahoo!ショッピングで2店舗目を出店することは可能なのか」についてまとめました。

結論として、Yahoo!ショッピングでは同一名義での2店舗目の出店が可能であり、売上アップや新たな顧客の獲得などメリットも多いことが分かりました。

ただしメリットばかりというわけでもなく、店舗の運営や管理が大変になってしまうというのも事実です。

また、複数店舗出店に関しては今後ルールが変更される可能性も少なくはないので、これから出店を考えている企業は、その動向をしっかりチェックする必要があります。

Yahoo!ショッピングでの店舗の開店や運営に不安がある企業は、一度プロに相談してみるのも良いでしょう。

もちろん、弊社でも店舗の開店・運営のサポートは全力でさせていただきます。

お困りの場合は是非お気軽にご連絡ください!

なんでもご相談ください!keyboard_arrow_right

記事の監修者

EC-Consulting Japan株式会社 代表取締役社長

松下 直人

松下 直人

会社員時代に個人輸入した商品をネットで売ったことがきっかけで、EC事業に目覚める。
その後輸入から販売までのフローを組織化し、EC-Consulting Japan株式会社を創業。
現在は自社で複数のネットショップを運営しながら、自信の経験と自社の成功&失敗事例を元に、副業の個人から中小零細企業まで幅広くサポートしている。

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