ネットショップが赤字になる原因とは?売上拡大の裏で起きた崩壊と再建の記録
こんにちは、松下です。
今回は少し趣向を変えて、私が会社を立ち上げた当初の「リアルな苦労話」についてお話しします。
現在はECコンサルティング事業を行っていますが、最初から順風満帆だったわけではありません。
むしろ、「これはもう無理かもしれない」と感じる場面を何度も経験してきました。
これから事業を大きくしていきたい方や、すでに運営していて壁にぶつかっている方にとって、少しでも参考になればと思います。
記事の内容は動画でもご覧いただけます。
1. 創業当初は資金も実績もゼロからのスタート
■ まずは自分で結果を出すことを優先
当時は現在のような株式会社ではなく、合同会社としてスタートしました。
理由としては、単純に資金がなかったこと、そして「結果も出していないのにコンサルをするのは違う」と考えていたためです。
そのため、最初の数年間はコンサルではなく、自社のネットショップ運営に集中していました。
事務所も築年数の古いマンションの一室。家賃も安く、決して良い環境とは言えない中でのスタートでした。
売上も最初は月20万〜60万円ほどと、決して順調とは言えない状況でした。
2. 売上拡大とともに直面した「人材の壁」
■ 人が集まらない、そして続かない
売上が伸び始めると、次に必要になるのが人材です。
しかし、資金も知名度もない中での採用は簡単ではありません。
大手求人媒体を使う余裕もなく、無料媒体でなんとか募集をかける状態でした。
結果的に、地域柄もあり主婦の方々に支えられ、なんとか運営を続けることができましたが、
年齢や経験の違いもあり、マネジメントには非常に苦労しました。
さらに、人が増えても定着せず、退職が続くこともあり、組織づくりの難しさを痛感しました。
3. 事務所移転で起きた想定外の崩壊
■ 良かれと思った判断が裏目に
売上の成長に伴い、事務所を移転することになりました。
しかし、この判断が大きな転機となります。
通勤距離の問題などから、移転後にスタッフの半数近くが退職してしまいました。
結果として、
・旧事務所の家賃
・新事務所の家賃
両方が発生する状況となり、固定費が大幅に増加。
さらに、移転後は売上が思うように伸びず、一気に赤字へと転落してしまいます。
4. 売上至上主義が招いた資金悪化
■ 売上はあるのにお金が残らない
当時は「売上を維持しなければならない」という思いが強く、値下げや広告で無理に売上を作り続けていました。
しかしその結果、利益がどんどん削られ、資金繰りが悪化。
気づけば、数ヶ月で1000万円以上の赤字を出す状況になっていました。
資金不足を補うために融資を重ね、最終的には数千万円規模の借入に。
それにも関わらず、手元の現金はわずか。
在庫も抱えており、「このままでは返済できない」という状態にまで追い込まれました。
5. 組織崩壊と人間関係のトラブル
■ 見て見ぬふりが状況を悪化させた
資金だけでなく、社内の問題も深刻でした。
スタッフ同士のトラブルが発生し、それを適切に対処できなかったことで、離職が連鎖的に発生。
結果として、組織の雰囲気は悪化し、完全に負のループに陥りました。
経営者としての判断の甘さを痛感した瞬間でした。
6. どん底からの立て直し
■ 経営を一から学び直す決断
資金・人材・組織すべてが崩れかけた中で、このままでは倒産すると本気で感じました。
そこで、会計や経営の知識を一から学び直し、事業の見直しを徹底的に行いました。
約2年かけて改善を続けた結果、徐々に業績は回復。
その後、コンサルティング事業にも本格参入し、現在の形へとつながっています。
まとめ
■ 事業拡大で誰もがぶつかる壁
今回の内容をまとめると、
✅ 人材採用・マネジメントの難しさ
✅ 固定費増加による資金圧迫
✅ 売上重視による利益悪化
✅ 組織トラブルの連鎖
これらは、事業を拡大していく中で多くの方が直面する課題です。
最後に
■ 正しい経営判断が事業を守る
事業は順調な時ほど、判断を誤りやすいものです。
私自身、多くの失敗を経験しましたが、その中で学んだことは非常に大きいと感じています。
これから事業を成長させていきたい方は、ぜひ同じ失敗を繰り返さないよう、参考にしていただければと思います。
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