【初心者でもできる】Amazonで出品する方法を完全ガイド!

2024.03.09

多くの人がオンライン販売に興味を持っていますが、どう始めたらいいのかわからないという声も多いです。この記事では、Amazonでの出品方法の手順と商品を上手に売るための基礎知識を解説します。

記事を読むことで出品プランの選択方法や出品の流れを把握して、Amazonでの販売を成功させるコツがわかります。初心者でもAmazonで出品するポイントがすぐに掴めるので、オンラインビジネスを始める第一歩として最適です。

Amazonで出品する前に知っておくべきこと

Amazonでの出品は、オンラインショッピングの大手プラットフォームを利用する大きなチャンスです。世界中の顧客が集まるAmazonで商品を売ることで、多くの人の目に触れる機会が生まれます。

Amazonでの出品には、多くの方にとってメリットがあります。しかし、デメリットもあるため、注意点を理解した上で出品をスタートすることが大切です。出品方法にもさまざまな種類があるため、基本を押さえた上でAmazonでの出品を始めましょう。

Amazonで出品するメリット

Amazonで出品することの主なメリットは以下のとおりです。

  • Amazonの巨大な顧客基盤にアクセスできる
  • Amazonのブランドイメージで商品の信頼度が高まる
  • 全世界への販売機会がある
  • 物流と顧客サービスの手間が軽減される(プライム会員向けの特別配送オプションやFBA)
  • 安全で迅速なオンライン決済システムがある

AmazonのフルフィルメントサービスであるFBAを活用することで、物流や顧客対応の手間を省けます。配送のスピードやサービスの品質を維持しつつ、時間を節約することが可能です。プライム会員向けの配送オプションを利用することで顧客満足度を高められます。
» FBAとは?

出品者は販売データを解析するためのツールを使用できるため、市場の需要を理解し、販売戦略をうまく調整できる強みがあります。メリットを理解した上で、Amazonで出品するデメリットにも目を向け、出品の際には両面をしっかりと見極めることが重要です。

Amazonで出品するデメリット

Amazonで出品する主なデメリットは以下のとおりです。

  • 売上に対して比較的高い手数料がかかる
  • 出品者が多いため価格競争が激しい
  • 販売規制が多い
  • 大量の在庫を抱えるリスクがある
  • ネガティブなレビューによってブランド価値が下がる恐れがある

もっとも大きなデメリットは、売上に対して比較的高い手数料がかかることです。出品者の利益率を圧迫します。

Amazonには数多くの出品者がおり、価格競争が激しく、値下げを強いられることもあります。販売規制も多く、特定の商品の出品には制限があることも考慮が必要です。在庫管理は煩雑で、大量の在庫を抱えるリスクも伴います。

Amazonのフィードバックシステムは、ビジネスへ直接的な影響が出やすいです。ネガティブなレビューによって、自社ブランドのイメージが低下する恐れがあります。Amazonは返品が容易なシステムなので、返品率は高め。結果として売上に影響を及ぼす恐れがあります。

デメリットを考慮し、Amazonでの出品がビジネスにとって最適かどうかを検討することが大切です。

Amazonでの出品の種類

Amazonで商品を出品するにあたり、個人出品と法人出品ではさまざまな違いがあります。自分のビジネススタイルや目的に合わせた出品方法を見極めることが、成功へのカギです。

趣味や副業として少量の商品を販売したいなら、個人出品が適しています。手軽に登録でき、販売活動を開始することが可能です。しかし、収益に応じた税務処理が必要です。

法人出品は、信頼性が高く購入者からの信頼を得ることが可能です。規模の大きな売上を見込む場合、コスト削減が期待できるため、ビジネス展開に向いています。しかし、税務申告の義務や商品流通に関する法規制への遵守が必要で、管理面での労力が増すことがデメリットです。

Amazonで出品する選択肢として、小口出品プランと大口出品プランがあります。個人出品者は小口プランで十分なケースが多い一方、法人出品者は大口プランが一般的です。

出品タイプの選択は、ビジネスプランや販売戦略、管理能力によって異なります。適切な選択をすることで、Amazonでの販売がより効果的かつ管理しやすくすることが可能です。

個人出品者と法人出品者では税務処理や利益管理の方法が異なります。法人出品者の場合、より専門的な顧客対応やブランドイメージの構築が可能ですが、適切な準備と戦略が必要です。

Amazonで出品する前の準備

Amazonで出品する前には、いくつかの重要な準備が必要です。

出品に必要な条件

Amazonで商品を出品するには、いくつかの条件を満たす必要があります。条件をクリアすることで、安心して商売を行い、顧客から信頼される出品者になれます。法的に商取引を行える年齢であることが大切です。

出品者は有効なクレジットカードを持っていなければいけません。Amazonのサービス利用料や他の取引費用を管理するために必要だからです。銀行口座を保持し、Amazonからの入金を受け取れる状態にすれば、売上の管理と受け取りがスムーズになります。

税務情報の提供も不可欠です。個人であれば税番号、事業者であれば企業の税番号が必要となります。税務情報の提供により、適正な税金の申告と支払いが可能です。

返品や顧客サービスへ迅速に対応できるように、電話番号と有効なメールアドレスを持っている必要もあります。連絡手段の確保により、顧客からの問い合わせやトラブルへの迅速な対応ができ、顧客満足度を向上させることが可能です。Amazonの販売規約と出品ポリシーに同意し、遵守する必要もあります。

出品者アカウントの作成方法

オンラインでの販売活動をスタートさせるためには、出品者アカウントの作成が必要です。Amazonで販売を行うにあたり、専用の出品者アカウントを作成しましょう。出品者アカウントの作成方法は簡単で、以下のステップを踏むだけで完了します。

  1. Amazonの公式サイトにアクセスし「売る」または「出品」のリンクをクリック
  2. 出品者の情報を入力するために「今すぐ登録」を選択
  3. 必要な情報(ビジネス名、住所、連絡先情報)を入力
  4. Eメールアドレスを登録し、確認コードを受け取って認証
  5. 支払い情報(クレジットカード)と銀行口座情報を提供
  6. 税金情報を入力し、所在地に基づく税務フォームを提出
  7. Amazonの出品ポリシーと契約条件に同意
  8. アカウントの検証が完了次第、商品の出品が可能になる

Amazonの出品者として活動を始める前に、必要な書類を準備してアカウント登録をしてください

出品用アカウント登録に必要な書類

Amazonでの出品に必要な書類は以下のとおりです。

  • 個人情報の証明の書類(運転免許証やパスポートなど)
  • 住まいを証明する書類(公共料金の請求書や銀行の取引明細書など)
  • 会社の登記簿謄本(法人で出品する場合)
  • 納税者番号や適用税率の情報
  • 取引のための銀行口座情報
  • 支払い方法としてのクレジットカード情報

必要書類を事前に準備しておけば、アカウント登録がスムーズに進み、出品禁止商品と制限カテゴリに注意

出品禁止商品と制限カテゴリに注意

Amazonでは出品する商品に対してルールやガイドラインがあり、規約を破るとアカウントの停止などのペナルティが課せられます

出品検討中の方は、出品禁止の商品(違法品、危険物、成人向け商品、タバコ製品など)があることを知っておくことが大切です。特定のブランド品や著作権で保護された商品の出品には、事前の許可が必要となります。使用済みの化粧品や衛生商品は衛生的・健康上の理由から出品禁止です。

食品やサプリメントカテゴリでは、賞味期限や成分表示の厳しい規制があり、ルールを守らない出品は許されません。電子製品は安全基準を満たさないと出品制限されます。児童労働や不正な手段で製造された商品もAmazonの倫理規定で禁止されています。

出品時には制限カテゴリに該当する商品ではないかを確認し、必要に応じて特別な承認を得ることが大切です。厳格な規制はAmazonの信頼性と利用者の安全を守るためにあります。出品者はルール遵守と責任ある出品を心がけるべきです。

Amazonの出品プラン

Amazonの出品プランは以下の2つです。

  • 小口出品プラン
  • 大口出品プラン

小口出品プラン

小口出品プランは、売れた商品ごとに出品手数料を支払う低コストで始められる出品プランです。出品したいときに随時出品できます。月額固定費が不要なため、少量の商品を出品する個人セラーや小規模事業者におすすめです。

小口出品プランでは出品数量に制限がありません。売上に応じた手数料がかかり、商品の売れ行きを試す低リスクな方法として利用されています。

ただし、FBAの利用は可能ですが、追加の手数料が発生する点には注意が必要です。新規にAmazonのマーケットプレイスに参入するセラーには、最適な選択肢と言えます。ビジネスが成長した場合には、大口出品プランへの切り替えも簡単に行えるため、将来の拡大にも対応できる点が魅力です。

大口出品プラン

大量の商品を定期的に出品するセラーには、大口出品プランがおすすめです。大口出品プランは、月額固定費が発生しますが、出品手数料が小口出品プランよりも低く設定されている特徴があります。扱う商品の量が多ければ多いほど、コストパフォーマンスが高いです。

一括アップロードのような便利な機能が利用可能となり、効率的な出品作業が実現できます。Amazonの広告サービスや専用ツール、詳細なレポートを活用することで、売上向上へとつなげる戦略立案が可能です。

出品カテゴリに制限がなく、FBAを活用することで、カスタマーサービスや返品処理をAmazonに委託できます。さまざまなサービスをフル活用することで、セラーの販売活動を最大限にサポートしてくれるのが、大口出品プランの魅力です。

Amazonで出品する流れ

Amazonで出品する流れは以下のとおりです。

  1. 商品情報の登録
  2. 商品の価格を設定
  3. 商品画像をアップロード
  4. 在庫数の設定と管理

商品情報の登録

Amazonでは適切な商品情報を登録することで、購入者が商品を見つけやすくなり、売上向上につながります

商品のタイトルやブランド名、コンディションといった基本情報から始め、商品のバーコード情報や詳細説明を入力していきます。商品管理にはSKU(※)を設定してください。、配送料を正確に計算するために商品の寸法や重量も記入する必要があります。

出荷オプションを選び、商品が属するカテゴリーやサブカテゴリーを指定しましょう。商品が正しいセクションで表示されるようになります。商品情報を丁寧に入力することが、Amazonでの成功へとつながる第一歩です。

SKUとは、受発注・在庫管理を行うときの、最小の管理単位のこと

商品の価格を設定

適切な価格設定は利益を最大化し、顧客から選ばれる商品にできます。価格を決定する際の戦略は以下のとおりです。

  • 競合との比較
  • コストへの利益上乗せ
  • 顧客が感じる価値を考慮した方法
  • 消費者の心理を利用した設定
  • 需要と供給に基づく動的な価格設定

上記を踏まえた適切な価格設定が、Amazonでの出品成功につながるカギとなります

商品画像をアップロード

購入者の商品に対する印象は画像によって変わります。クリック率やコンバージョン率を高めるために、基本的な要件を満たした適切な画像を用意することが大切です。

商品画像には以下のような要件があります。

  • 形式:JPEG、PNG、GIF、TIFF
  • 最小サイズ:幅または高さ1000ピクセル以上
  • 背景:白
  • 商品占有率:画像全体の85%以上

上記の要件を守ることにより、拡大表示時も高品質な画像を保ち、商品を強調して購入者の注目を集められます。逆に、枠線や透かし、余計なテキストやロゴ、その他の装飾は追加すべきではありません。照明とフォーカスは適切に施されている必要があります。モノクロやセピア加工はせず、カラー画像であることが必須です。

メイン画像では、商品の正面がしっかり示されている必要があります。追加画像でさまざまな角度や詳細を見せることで、購入者が商品をより深く理解できるようにします。新品の商品を出品する際は新しさを明確にし、バリエーションがある場合は適切な画像を用意することが重要です。

アップロード時には高解像度の画像を選び、画像の圧縮による質の低下に注意する必要があります。ガイドラインに従って商品画像を用意することで、Amazon上での商品の魅力を最大限に引き出すことが可能です。

在庫数の設定と管理

在適切な在庫管理は顧客満足度を向上させ、リピート購入などのポジティブな効果を促進できます。商品が適切な数量で常に利用できれば、注文への迅速な対応が可能です。在庫切れや過剰在庫による損失を防げます。

リアルタイムで在庫状況を把握できる在庫管理システムの利用は、日々の在庫調整をスムーズに行う手助けとなります。ホリデーシーズンのような販売ピーク期に備えて在庫を増やすなど、季節やイベントに応じた在庫計画を立てることも大切です。

適切な在庫管理を行うことで、商品供給が安定し、結果として顧客の信頼を獲得できます。

まとめ

Amazonでの出品は、個人でも法人でも可能ですが、それぞれの特徴を理解し適切なプランを選ぶことが大切です。出品前には必要な条件をクリアし、禁止商品や制限カテゴリに該当しないかを確認する必要があります。

商品情報の登録から在庫管理までの一連の流れを把握し、効率よく出品作業を行うことが出品成功へのカギです。
» Amazon物販の成功戦略

さらに詳しく知りたい人は、以下の動画をご覧ください。物販のポイントについて解説しています。

記事の監修者

EC-Consulting Japan株式会社 代表取締役社長

松下 直人

松下 直人

会社員時代に個人輸入した商品をネットで売ったことがきっかけで、EC事業に目覚める。
その後輸入から販売までのフローを組織化し、EC-Consulting Japan株式会社を創業。
現在は自社で複数のネットショップを運営しながら、自信の経験と自社の成功&失敗事例を元に、副業の個人から中小零細企業まで幅広くサポートしている。

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