初心者必見!「せどりはやめたほうがいい」と言われる理由と成功のコツ

2024.03.18

せどりは一見シンプルなビジネスモデルに見えますが、成功するまでには多くの壁があります。特に初心者は利益を出すまでが想像以上に難しいです。

この記事では「せどりはやめたほうがいい」と言われる理由を解説します。記事を読めば、せどりをやるべきかどうかを判断できます

せどりはやめたほうがいいと言われる理由

「せどりはやめたほうがいい」と言われる理由は次の5つです。

  • 高額な初期投資
  • 時間と労力に見合わない収益
  • 不適切な行動による評判の悪化
  • 市場の競争激化
  • 在庫リスクと商品の流動性問題

高額な初期投資

せどりを始めるためには、初期投資として商品を仕入れるための資本が必要です。多くの人がせどりで稼ぐことを目指すものの、実際には資本が必要なので初心者にはハードルが高いです。

売れ筋商品を適正価格で購入するためには、多くの資金を用意しなければいけません。初心者にとって、適正価格の判断や売れ筋商品の見極めは難しいです。

仕入れた商品がなかなか売れずに在庫を抱えてしまった結果、追加費用がかさむリスクも考えられます。資金繰りも厳しくなりがちなため、せどりは初心者にはおすすめできません。
» せどりの仕入れ先を解説

時間と労力に見合わない収益

せどりには時間と労力が必要です。商品のリサーチや仕入れ作業など、長期間の努力が不可欠です。市場動向の理解や売れ筋商品の見極めには知識と経験が必要なため、初心者の場合は特に時間がかかります。

稼げるまでに時間や労力がかかる理由は次のとおりです。

  • 薄利多売が常態化
  • 販売までのプロセスが複雑
  • 市場変動への対応に継続的な学習と分析が必要

販売数に対する利益を考慮すると、稼げるまでの時間と労力が見合わないと感じてしまいます。

せどりは長期間の集中力と忍耐力が必要なため、すぐに結果を求める人には向いていません。労力対効果を重視する人には、他のビジネスモデルの検討をおすすめします。

不適切な行動による評判の悪化

マナーを守らない人によって、せどり業界全体の評判が落ちています。個々の行動が業界のイメージに大きな影響を与えることから、非常に問題視されています。

せどりにおけるマナー違反の例は次のとおりです。

違反行為 影響
店舗での大量買い付け 他の顧客への迷惑
高圧的な交渉や不当な返品 店舗側との関係悪化、せどり業界全体の信頼損失
他のせどらーとの不正競争やトラブル 業界内での摩擦、法的問題に発展する可能性
偽物やコピー商品の販売 法律違反による信用失墜

不適切な販売方法によるクレームが寄せられると、せどり業界全体の信頼損失につながります。特に偽物やコピー商品の販売は、せどり業界全体のイメージダウンだけでなく、法律違反にもなり得るため絶対に避けてください。

マナー違反は短期的な利益を求める行動です。長期的に見ると業界全体の評価を下げ、自らのビジネスチャンスを失う結果につながります

市場の競争激化

競争が激化すると、同じ商品を扱う店舗が増えるので価格競争が起こりやすくなります。他店より価格を下げようと利益率を薄くすれば、売上を維持するために多くの商品を販売しなければなりません。

価格が下がると利益を出しづらく、商品を安価で仕入れられない場合には利益の確保が難しいです。競争が激しい市場では薄利多売になりがちなため、深刻な影響を及ぼします。

在庫リスクと商品の流動性問題

せどりを行う上で、在庫リスクと流動性の問題は特に注意が必要なポイントです。具体的には次のようなリスクや問題があります。

  • 在庫を抱えることによる資金の拘束と損失リスク
  • 在庫が売れ残るリスクによるキャッシュフローの悪化
  • 人気商品のトレンド変動による在庫の価値低下
  • 予測の誤りによる過剰在庫
  • 保管場所確保のコストと管理の手間

在庫リスクを正しく理解して適切に管理を行わない場合、在庫を早期に流動化できず機会損失につながります

売れ残った在庫を割引販売することで、さらに利益が減少します。在庫リスクと流動性の問題はせどりの成功を大きく左右するため、常に意識をしておきましょう。

せどりを継続することのリスク

せどりを継続する際にはいくつかのリスクが伴うことを認識しておきましょう。特に注意すべきリスクは次の通りです。

リスク 影響
プラットフォームの規約変更 突然の規約変更による販売停止やアカウント凍結
違法・グレーゾーン商品の取り扱い 知的財産権の侵害や偽造品の取り扱いによる訴訟
市場価格の急激な変動 予想外の利益減少

プラットフォームの規約変更

多くのプラットフォームは規約を一方的に変更することがあります。売上やレビューシステムが大きく変わると、場合によってはこれまでのビジネスモデルが成り立ちません

他にも規約変更によるアカウント停止やペナルティ増加、規制や制限の追加により取り扱い製品を制限される可能性もあります。変更された規約に適応するための追加コストや時間も必要となるため、せどりを継続する上ではリスクを十分に考慮しましょう。

違法・グレーゾーン商品の取り扱い

違法・グレーゾーン商品の取り扱いは大きなリスクを伴います。法律違反により訴訟や罰金の対象になる可能性が高く、偽物や模造品の販売は著作権や商標権の侵害リスクにつながります

グレーゾーン商品の定義は曖昧なため、法改正や取り締まり強化によってリスクが急増することもあるので注意してください。

消費者からの信用を失うと、ビジネスの継続に影響を及ぼします。オンラインプラットフォームからアカウント停止や出品禁止の措置を受ける危険性も理解しましょう。

供給元が違法な取引に関与していると判明した場合、せどり自体が犯罪に結びつく可能性があります。高リスクな商品を扱うことは、他の合法的なビジネス活動にも悪影響を与える可能性があるため、特に注意してください。違法・グレーゾーン商品の取扱いは、多くのリスクを伴います。

市場価格の急激な変動

さまざまな要因による市場価格の変動は、せどりの利益を大きく左右するため、常に警戒しなければなりません。特に意識すべき要因は次のとおりです。

  • 需要と供給の変化
  • 新製品の発売やトレンドの移り変わり
  • 為替レートや経済情勢の変動

市場価格の不安定さはせどり成功の大きな壁となります。市場動向をしっかりと分析し、価格変動へ柔軟に対応する力が重要です。

せどり市場の分析

新規参入者の増加でせどり市場は過飽和状態に近づいており、せどり初心者はかつてないほどの高いハードルに直面しています。長期的な視点では収益の減少が見込まれ、せどりでの収入維持はより難しいです。

しかし、ニッチ市場の発掘や大量仕入れを活かして利益を出し続けている人もいます。市場の飽和や利益率の低下が明らかなときは、せどりをやめるべきか検討してみましょう。現在、多くの人が価格競争に巻き込まれ、利益を出すことが難しくなっています。

厳しい状況下でも成功を収めているのは、次のような特徴の人です。

  • 効率的な仕入れルートを持っている
  • 市場分析を徹底している
  • 高い販売スキルを持っている

せどりの継続は経験や資源、市場理解などの要因を考慮し、個々の状況に応じて判断しましょう。

せどり市場の現状と今後の見通し

せどり市場はオンラインプラットフォームの普及によって参入者が増加する一方、競争は激化しています

新型コロナウイルスの影響でオンライン消費が増え、市場が活性化した時期もありました。しかし現在ではプレミア商品の発掘や価格戦略の構築には、より高度な分析と戦略が必要です。

次のような現状は、せどり市場に新しい動きをもらたしています。

  • プラットフォームの規約強化による販売制限やアカウントの停止リスク増加
  • 技術進化とデータ解析ツールの普及による、せどりの効率化
  • リユース市場の拡大とサステナビリティへの関心の高まり

一方、店舗側の対策強化やせどり禁止の動きにより、従来の手法で成果を出すのは困難です。

将来的には人工知能(AI)の進化が自動価格設定などの手法に影響を与えます。個人販売者への規制強化や法的コンプライアンスの重要性が増しています。

変化が激しいせどり市場では、今後も多くの変動が予想されるため、市場動向を注視することが重要です。物理商品のせどり市場は、サブスクリプションの普及やデジタル商品の拡大によって縮小する可能性が指摘されています。

成功している人の特徴

成功しているせどらーにはいくつかの共通点があります。

成功している人の特徴 成功するポイント
市場トレンドを常に把握する 流行に敏感で売れ筋商品を素早く見つける
利益計算とコスト管理に長けている 適正価格で仕入れと販売を行い効率よく収益を最大化する
積極的に情報を収集する 様々なネットワークで最新情報を入手する、在庫管理を徹底して資金の流動性を保つ
複数のプラットフォームで販売する リスク分散と市場変動への対応力を高める
効率化や差別化を図る 生産性を高めて独自の販売戦略で市場を築いている
法規制やプラットフォームの規約を遵守する ビジネスを安定的に運営している

市場変動へ迅速に対応するため、継続的な学習とスキルアップも怠りません。カスタマーサポートにも力を入れ、購入者からの信頼を勝ち取りリピート率を高めています。

せどり初心者や成果を伸ばしたい人は、成功しているせどらーの特徴を参考にしましょう。

せどりをやめたほうがいい人の特徴

せどりをやめたほうがいい人の特徴は次のとおりです。

  • リスク許容度が低い
  • 即効性を求める
  • 自己管理が苦手

リスク許容度が低い

安定した収入が必要な人や金融的な損失を極力避けたい人は、せどりは市場の変動が大きいため向いていません。市場の変動や不確実な収益はストレスの原因です。心配を抱えたくない方も、せどりはやめておくことがおすすめです。

長期的な投資やビジネス展開に興味がなく、リスクを避け安全な資産運用を好む人は、他の方法を検討しましょう。せどりはリスクを恐れる人にとっては向いていないと言えます。

即効性を求める

せどりは商品を仕入れた後に市場の価格変動を待つので、一般的に利益を出すには時間がかかります。短期間での高収入を期待したり、すぐに投資したお金や時間を回収したりしたい人には不向きです。

市場調査や価格変動を日々チェックすることは、せどりにおいて欠かせない作業です。以下に該当する場合は、せどりはストレスに感じる可能性が高いので成功は望めません。

  • 地道な活動が苦手
  • 継続的な努力や作業を避けたい
  • すぐに結果が出ないとモチベーションを維持できない

ビジネスでは自身の性質や状況に合った方法を選択することが成功へのカギなので、せどりへの適正を見極めることが大切です。

自己管理が苦手

せどりでは綿密な管理が非常に重要なため、自己管理が苦手な人はせどりをやめるべきです。具体的な自己管理の例と、管理が不十分な場合の影響は次の通りです。

必要な自己管理の例 影響
商品の販売を正確に記録する 利益計算が不明確になり事業の継続に支障が出る
在庫管理に細心の注意を払う 賞味期限切れや商品の劣化を見逃し大きな損失を招く
タスクやスケジュールを管理する 出荷ミスや遅延が起こる
集中力やモチベーションを維持する 一貫した努力を継続できずにせどりでの成功が遠のく
税金や経費の適切な計算をする 財務管理が苦手な場合はビジネスにおける重要な側面を見落とす

自己管理が得意でない場合は、他のビジネスモデルの検討をおすすめします。

まとめ

せどりで稼ぐには、多くのリスクが伴うことを理解しましょう。市場動向の分析やリスク管理能力だけでなく、高額な資本も必要なため、初心者が手軽に始められるビジネスではありません

稼ぐまでには時間と労力を要し、即座に成果が出ないことも念頭に置くべきです。業界内ではマナー違反の人による悪評があり、競争激化による利益減少や在庫過多による資金回転の悪化リスクもあります。

プラットフォームのポリシー変更や市場価格の変動による予期せぬ損失も考慮しましょう。現在のせどり市場は飽和傾向にあり、将来性に対する厳しい見方もなされています。

次のような場合には、せどりをやめる選択も視野に入れてください。

  • リスクを取ることに抵抗がある
  • 即時の結果を求めすぎる
  • 自己管理が苦手

しかし、せどりが成功するかどうかは個々の状況によるので、市場分析やリスク管理が得意な人は成功の可能性もあります。自身の状況を冷静に分析し、リスクをふまえた上でせどりの継続可否を判断することが重要です。
» せどりとは?初心者が知るべき基本やコツ

さらに詳しく知りたい人は、以下の動画をご覧ください。物販のポイントについて解説しています。

記事の監修者

EC-Consulting Japan株式会社 代表取締役社長

松下 直人

松下 直人

会社員時代に個人輸入した商品をネットで売ったことがきっかけで、EC事業に目覚める。
その後輸入から販売までのフローを組織化し、EC-Consulting Japan株式会社を創業。
現在は自社で複数のネットショップを運営しながら、自信の経験と自社の成功&失敗事例を元に、副業の個人から中小零細企業まで幅広くサポートしている。

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